選挙の時節。 前川喜平氏や望月記者の反骨の精神は称賛されてしかるべきである。話の内容も濃い。しかしだ。今は選挙の季節である。いつまでも二人を追いかける時ではない。 地下爺様のおっしゃるとおりである。仰る通りである。賛成、賛成、大いに賛成する。 山本太郎氏の「れいわ新選組」の登場が今一番の話題ではないのか。 太郎氏らは最低でも3億円集めようとしている。現在は1億と200万円。きょうまた続々集まってきているに違いない。非正規で生活に余裕がない若者も寄付しているに違いない。 もし消費税が0%になれば,1万円の物は9千円になる。1万円と720円をとられるのと大違い。 3、000円の運動靴を買えば,300円が戻ってくる。車検に8万円かかれば,8万6千4百円をはらう必要はない。7万2、000円で済むのである。その方が特ダネ。 これまで消費増税分は法人税減税に充てられてきた(75%)。デフレ25年間。 この四半世紀の間にワタチたちは所得税の他に消費税を払ってきた。税金を納めるのは国民の義務だが,払い過ぎは誰がチェックするのか。財務省=旧ノーパンしゃぶしゃぶ官僚に任せるのか。 また仮想敵国など存在しないのに,イ−ジスシステムアショアに4000億円、F35sを1兆円以上を買う必要がどこにあるのか。そのために税金を払っていない。ワタチは少なくとも払っていない。 佐川を国税庁長官にするためにワタチは税金を払うつもりはない。文書改竄、隠匿など悪の限りを尽くした官僚たちに税金を払うつもりもない。 いまは政治の季節である。官僚の世界を変えねばならない。返り血を覚悟で官僚の世界を変えねばならない。 返り血を覚悟で仕事ができるのが山本太郎氏であろう。彼の「8つの緊急政策」に学ぶべし。 彼の緊急政策をよく吟味せず文句を言っている左翼知識人例えば金子勝、山田厚史氏などがいるが、金子先生には早くに復帰して頂いてれいわの緊急政策を批判してほしい。しかしその前に、やることがある。速報値GDPの1−3月期の統計改竄である。速報値には第3次まであるらしいが,速報値は政府に都合がよくてよいという話は怪しからん。金子教授ならすぐこれは統計操作と言い切るだろう。 山田厚史元朝日記者は千葉5区から出馬するのかどうか。公約の目玉は何なのだろうか。リフレ派をよく研究して太郎議員を批判すべきだろう。 ワタチは山田氏が太郎氏の「れいわ新選組」に合流することを推薦する。票が集まらなければ、いくら護憲だ、やれ安保反対だと言っても票にはならない。たくさん票が集まる可能性が高いのは太郎氏の「8つの緊急政策」である。山田氏は8つを理解できるであろう。そしていつか、得票に大いに役立つ政策であることに気が付くであろう。 山本太郎氏は経済学者ではない。単なる政治家でもない。リフレ派の理論に学んだポピュリストである。即ち、払う必要のない消費税を無くしてくれる政治家である。奨学金返済で苦しんでいる20代、30代の青年に生きる夢を与えてくれる政治家である。 太郎を嫌う者多し。しかし太郎なくしてこの25年間のデフレはさらに続く。新規国債を発行してすこしインフレにする必要がある。8つの緊急政策ではまだデフレである。インフレにならない。金子氏よ、山田氏よ。インフレにする方法=経済政策を伝授してやってくれ。但しインフレ率が3%を越えたらインフレ政策は止める。それが王道である。財政緊縮派の懸念を払しょくする。 もちろん、インフレ率2から3%の見極めは難しい。簡単ではない。官僚たちがまた統計改竄するかもしれない。それでも、日本は円を刷れる国である。アルゼンチンやギリシアとは異なる。財政破綻したアイルランドは借金を返さずに再生した。再生できたのは,自国通貨を発行できたからである。日本も同じ。米英も同じ。 米政府はオバマ時代から政府の複数の部門が財政難で閉鎖されている。しかし米国が財政破綻したという話を聞いたことがない。議会が赤字の上限を3ヶ月ごとに引き上げるが,財政破綻はしないのである。米国の政府赤字は1兆億ドルをうわまわる。それでも財政破綻しない。 ようやくギリシアは自国通貨ドラクマを発行できるが,ユーロは勝手に発行できないので財政破綻したことが知られるようになった。山本太郎氏が日本のあちこちで街宣をした甲斐があったというものだ。それまで多くの経済学者はギリシアのことを知らなかった。アルゼンチンも緊縮財政をIMF・世界銀行に強制された。ウクライナも同じ。日本は財務省が緊縮財政を日本国民に強制している。 それにやっと気が付いたのは自民党の西田昌司議員だけである。 いつもトンデモ発言の西田議員だが,彼がリフレ派の理論を語りだしたのは意義がある。他の与野党議員は彼を見習うべし。 野党の統一候補が22人決まったようだが、与党が消費税5%を公約に掲げたとき、真の野党はどうするのであろうか。非常事態法が危険だ、憲法を守れと訴えるのであろうか。 パリの五月は美しい。春になると人はまたパリに戻ってくるという。イギリスでも"Roses in May" ともいう。両国ではデモが盛んである。常に政治が動いている。 いまや前川氏や望月記者の季節ではない。票読みをする季節である。それを選挙の時節という。 しかし前川氏が「れいわ新選組」に加わるというのなら政治が面白くなる。政治献金未記載の下村元文部大臣を見返せないものか。 動かない東京地検特捜、大阪地検特捜は廃止。しかしこれでは票に繋がらない。やはり消費税廃止がいいのではないだろうか。多くの人の心をつかむ。しかし敵もさるもの、ひっかくもの。自民党が消費税0%を公約にしてきた場合、野党は迎え撃つ公約があるのであろうか。 いよいよ面白くなってきた。選挙の時節である。季節である。 太郎氏は怪傑ソロである。ラテンアメリカの正義の味方。スペインの圧政を跳ね返す民衆の味方。YouTubeで観ることができる。ポピュリストである。 得票に繋がる政策や如何。 選挙の季節である。 だいぶ長くなった。赤かぶ氏もケシに掛かるだろう。さらば。アディオス。
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