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佐藤浩市も大炎上…どんどんタブーになる芸能人の政治発言
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/254114
2019/05/18 日刊ゲンダイ 佐藤浩市(C)日刊ゲンダイ 佐藤浩市(58)の発言をめぐる批判合戦が収まる気配を見せない。佐藤は今月公開の映画「空母いぶき」で首相を演じたことについて、「最初は絶対やりたくないと思いました(笑い)。体制側の立場を演じることに対する抵抗感が、まだ僕らの世代にある」と雑誌インタビューで語った。それでもオファーを受けると役作りに努め「ストレスに弱く、すぐにおなかを下す設定にしてもらった」と舞台裏を明かしたところ、作家の百田尚樹氏が「三流役者が、えらそうに!!」とかみつき、ネットも「安倍の潰瘍性大腸炎を揶揄したんだろうな」などと大炎上。 すると「佐藤浩市氏のどこが三流なのか。役者の何を知ってるのか」とタレントのラサール石井は佐藤側につき、百田氏に対して「謙虚さのかけらもない。何様?」と不快感をあらわにするなど騒動は広がるばかりである。 「昨年末にローラが辺野古埋め立てに反対の署名を呼び掛けたときも、『モデルのくせに』といった声が相次いだ。そのときのこともあって、役者は反骨精神も出せず、政治的な事案に触れるような発言はちょっとでもアウトなのかと佐藤のみならず疑心暗鬼になっているのではないか」(映画関係者) 佐藤の発言については、「現首相を揶揄するとか、そういうための役作りではなく、演じる人物をより魅力的に、そして見てくれる人に感情移入してもらえるよう、キャラクターづけした、という程度の話だったと思います。政治的だ、揶揄だと批判され、本人もスタッフも困惑しているでしょう」(前出の映画関係者)と続けるが、その結果なのだろう、映画「空母いぶき」公開の舞台挨拶のスケジュールで佐藤浩市の名前は公式サイトから消えてしまった。佐藤の不穏当な発言があったにしても、俳優がその発言により、仕事を干されたわけである。 芸能人が批判や反論、バッシングを恐れて萎縮するようでは未来は暗い。
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