http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/799.html
Tweet |
反転攻勢か壊滅か 枝野幸男、野田佳彦、馬淵澄夫、小沢一郎 野党結集の「キーマン」こう動く!=ジャーナリスト・鈴木哲夫 https://t.co/U6gcvghX35
— 毎日新聞 (@mainichi) 2019年5月14日
反転攻勢か壊滅か 枝野幸男、野田佳彦、馬淵澄夫、小沢一郎 野党結集の「キーマン」こう動く!=ジャーナリスト・鈴木哲夫
https://mainichi.jp/sunday/articles/20190512/org/00m/010/001000d
2019年5月15日 05時00分(最終更新 5月15日 10時53分) サンデー毎日 文字起こし ▼解散総選挙を大義名分に「したたか戦術」 ▼立憲・枝野代表が共産党に送った「サイン」 立憲民主党の枝野幸男代表=川田雅浩撮影 ここでもう一度、整理しておきたいことがある。これまで永田町関係者の多くが「野党結集は難しい」との見立てを述べてきた。だが、リアリストでもある立憲民主党の枝野幸男代表は、参院選で安倍政権にブレーキをかけるために野党間の大胆な選挙協力に必ず動く、10連休明けが参院選を見据えた一つのタイミングだろう―と、私は本誌でも書いてきた。それは、枝野氏をよく知り、ごく近い限られた議員や永田町関係者が、そう断言していたからだ。 案の定、連休前から枝野氏は動き出した。「支持率の低迷で路線転換せざるを得なくなった」というマスコミの論調もあるが、枝野氏は“確信犯”。動き出すタイミングを熟慮していたのだ。それが、4月に入って首相周辺や自民党幹部が囁(ささや)き始めた衆参ダブル選挙だ。これを大義名分にして、野党各党との選挙協力に乗り出した。枝野氏が連休前から「ダブル選はある」と公言してきた理由はそこにある。 「ポスト安倍を巡って自民党内がざわついている。首相の求心力をもう一度強めようという、党内向けのブラフ(脅し)」(自民党ベテラン議員)。枝野氏はこれを利用したというわけだ。 枝野氏をよく知る野党系の無所属ベテラン議員は「たとえ(解散が)なくても、わざと『ある』と言っている、と見るべきだ」と前置きしたうえで、こう話す。 「枝野氏にしてみれば、2017年の衆院選で希望の党の離合集散と一線を画してきた以上、運動員も支援者も簡単には野党合流に納得しない。そこへ降ってきたのが解散問題。全選挙区での独自候補擁立などできないから、選挙協力は不可欠。解散を大義名分にして選挙協力に動き出したわけだ」 枝野氏はまた、野党結集へと動く「サイン」を送っている。4月21日投開票の衆院大阪12区補選。共産党が無所属候補者を立て、野党各党へ選挙協力を呼びかけた際に、枝野氏は候補者激励のため現地の選挙事務所を訪れた。これが「サイン」だというのだ。 話は16年夏の参院選にさかのぼる。実はこの時、32の1人区で野党統一候補を大型連休明けにまとめ上げたのが、当時は民進党幹事長だった枝野氏と共産党の小池晃書記局長の二人だった。小池氏も枝野氏に劣らぬ「リアリスト」(本人談)である。「事務所を訪れた枝野氏を見て、小池氏は『枝野氏はそろそろ本格的に選挙協力に動き出す。16年の参院選と同じだ』というサインだと確信した」(共産党幹部) ただ、立憲の地方組織では今も感情的なしこりが消えていない。そこで枝野氏以外にも不協和音を整理するキーマンが不可欠だ。 まずは民主党政権で最後の首相を務めた野田佳彦氏。現在、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」(8人)で無所属議員などを糾合、会派の旗印が野党結集だ。野田氏に近い議員は、独自会派を作った理由を「接着剤になること」と明かす。 「野田氏は消費増税を決断し、保守色が強い。その野田氏が『野党結集は(自身より左派色の強い)立憲を軸に』と主張しているのがポイントです」(同) 野田氏は連休明けの記者会見で、国民民主党の玉木雄一郎代表が呼び掛ける野党結集に関し、否定的な見解を述べた。「選挙の連携は枝野幸男代表が呼び掛けている。その実務を進めることに尽きる」というのだ。 「野田氏が国民民主側に寄れば、立憲との溝はさらに深まる。あえて立憲側に入り込み、『野田氏がそう言うのだから』と、国民民主が立憲に接近しやすいようにしている。結集の仲介を果たしているのです。小沢一郎氏とも会っているようで、まさに接着剤」(同) 小沢氏が懐中に温める「秘策」 もう一人、今年2月に繰り上げ当選で1年3カ月ぶりに政界復帰した馬淵澄夫元国交相。野党転落後、5年間務めた選対委員長ポストなどで手腕を発揮した。実は馬淵氏、復帰が決まった際に国民民党主入りする方向で動いていたが、直前に「当面無所属でいきたい」と事務方に言ってきた。 「馬淵氏は民進党時代、枝野幹事長の下で選挙対策を担い、信頼が厚い。復帰の際も、立憲入りを請われたようだ。そこで『国民民主と話せる。枝野氏も信頼してくれる。仲介役は自分しかいない』と考えたのです」(国民民主党幹部) 馬淵氏は自身に近い野党議員らにこう話している。 「枝野、玉木、野田、小沢……自分なら皆とフラットに話せる。面倒な調整は得意だ。参院の1人区、あるいは次期衆院選の小選挙区の調整など、大義名分は何でもいい。歩み寄るチャンスにすべきだ」 最後に、小沢一郎氏。自由党の国民民主党への合流にたどり着いたが、疑心暗鬼も生まれた。「玉木氏は合流話が出た昨年末ごろから『選挙は小沢さんに』との意向だった。小沢氏も承知していた」(玉木氏側近) 私の取材では、小沢氏は合流後に幹事長や選対委員長などの役職は受けないと決めていた。だが、小沢氏に警戒心を抱く党内の一部議員などが「玉木氏が小沢氏に手玉に取られる」と喧伝(けんでん)した。「野党結集の起爆剤は選挙。そこで小沢氏の力を借りたいというのが玉木氏の本音。一兵卒というわけにはいかないから、役職を協議しているだけだが、一部議員が『小沢氏がごねている』とリークしたのです」(前出・側近) 小沢氏も野党結集への秘策を温めているという。たとえば、民主党政権末期の分裂騒動(12年)の責任を公の場で総括すること。「これをやれば、遺恨のある議員が収まる。大きな節目になる」(同)。 枝野氏は、参院複数区でも選挙協力を進める可能性がある。馬淵氏はこう話しているという。 「一瞬にして自らの候補を降ろすぐらいの大胆な調整をして、自民党を倒す。枝野さんは分かっている」 今夏の衆参同日選の可能性を視野に、立憲民主党と国民民主党が衆院小選挙区の野党候補の一本化に向けた協議を始める方向で動き出した。安倍晋三政権を追い詰める野党勢力の構築に向け、それでは誰が動くのか。4人のキーマンを軸に、野党連携の動向を探っていく。 (ジャーナリスト・鈴木哲夫) すずき・てつお 1958年生まれ。ジャーナリスト。テレビ西日本、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経てフリー。豊富な政治家人脈で永田町の舞台裏を描く。テレビ・ラジオのコメンテーターとしても活躍。近著『戦争を知っている最後の政治家 中曽根康弘の言葉』『石破茂の「頭の中」』
|
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK260掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK260掲示板 次へ 前へ
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。