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丸山議員の戦争発言で注目 安倍官邸と維新の怪しい関係
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/253888
2019/05/15 日刊ゲンダイ 文字起こし 不気味な関係(C)日刊ゲンダイ 耳を疑うとは、このことだ。 「戦争でこの島を取り返すことは賛成ですか」――。日本維新の会の丸山穂高衆院議員(35)が北方領土の「ビザなし交流」に参加した際、元島民に対して、領土奪還の手段として「戦争」を持ち出したというのである。 丸山のトンデモ発言があったのは11日夜。北方領土・国後島の宿舎で夕食後、訪問団の大塚小弥太団長との間で、こんなやりとりがあった。 丸山「団長は戦争でこの島を取り返すことは賛成ですか、反対ですか」 団長「戦争で?」 丸山「ロシアが混乱しているときに取り返すのはオッケーですか」 団長「戦争なんて言葉は使いたくないです。使いたくない」 丸山「でも取り返せないですよね?」 団長「いや、戦争はすべきではない」 丸山「戦争しないとどうしようもなくないですか?」 団長「いや、戦争は必要ないです」 この時、丸山は酒を飲んでいたというが、たとえ酔っていても「戦争で領土奪還」なんて発想は、普通は出てこない。あり得ない発言だ。 丸山は13日に発言を撤回、14日離党届を提出したが、維新は受理せず、党紀委員会を開いて除名処分にすることを決めた。松井代表が「国会議員としてあるまじき行為、発言。辞職すべきだ」と、珍しくマトモなことを言っていたのが印象的だ。維新内部で丸山を擁護する声は皆無だったという。 「怒りの声しかありませんね。丸山はもともと酒癖が悪く、飲むとドンドン目が据わってくる。絡み酒の上に、人の話はまったく聞かへん。(戦争発言の)報道が出た時も驚きはなく、想像の範囲内やった。4年前に飲酒トラブルを起こしてから禁酒宣言をして飲み会には来なかったけど、最近はひとりで飲みに行っていると党内でウワサになってました」(維新の会関係者) 国際社会も警戒する危うさ 現在3期目の丸山は東大経済学部から経産省。約3年で退官し、松下政経塾を経て2012年の衆院選で初当選というピカピカの経歴を誇るが、お騒がせ議員としても有名で、さんざんトラブルを起こしてきた。 4年前には、居酒屋を出たところで一般人と口論になり、相手の右手に噛みついてパトカーが出動する騒ぎを起こした。銀座のホステスを口説いて“ヤリ逃げ”したと週刊誌に報じられたこともある。 維新の元代表・橋下徹氏との“バトル”でも知られる。 安保法が審議された15年、橋下の発言を<言うだけならただの評論家><ご引退の準備だとしたら少し寂しい>と揶揄。2年前にも代表選をめぐってツイッター上で橋下氏と口論になり、「ボケ!」と罵倒されて離党届を提出する事態になった。その時は撤回して許されたが、さすがに今回は除名処分になった。今後は無所属で活動を続けるという。 「橋下氏と折り合いが悪いことも、あっさり切られた原因のひとつでしょうが、国会議員が『戦争しないとどうしようもない』などと発言するようでは世も末です。議員辞職モノですよ。しかも、東大から経産省という立派なキャリアの持ち主ですから、国際社会も日本は危ういと警戒するでしょう。注意しなければならないのは、これは決して丸山議員の“個人の資質”だけの問題ではないということ。好戦的な姿勢は、安倍官邸と蜜月の松井代表や橋下氏にも共通します。国民が維新に対して感じている得体の知れない恐ろしさの正体が、今回の戦争発言で露呈したということです」(政治評論家・本澤二郎氏) 経歴はピカピカだが…(C)日刊ゲンダイ
知事と市長を入れ替える大阪ダブル選挙で圧勝した維新はイケイケで、橋下氏は産経新聞(4日付)のインタビューで「安倍さんに負けないくらいの改憲論者である松井さんはダブル選の勢いに乗じ、公明を潰しにいくことを考えている」と指摘。「安倍さんが実現したいと強く願っている憲法改正に協力するための行動を起こすべき」とも言っていた。そんな中で飛び出したチンピラ議員の戦争発言。ここに底知れぬ不気味さを感じるのである。 「この6年間の軍拡予算を見れば明らかなように、米国と組んで戦争をしたいというのが安倍首相の本音です。そのために憲法9条の改稿をやりたがっている。維新と組んでの憲法改正です。そういう背景があって、丸山暴言が出てきた。安倍首相の本音を忖度して発言したのですよ。安倍政権で改憲派を名乗る人々は、みな丸山議員と同じ危険なにおいがします。憲法を読んだこともない人間がバッジをつけ、首相にまでなり、改憲と戦争をあおっている。それが安倍官邸と維新の本質なのです。丸山議員個人の責任に矮小化して済ませていい問題ではない。日本が恐ろしいところに来ていることに国民は気づかなければなりません」(本澤二郎氏=前出) 改憲のために維新と手を組む官邸の意向に寄り添うかのように、ダブル選で激しく対立した大阪自民も、維新の最重要政策である大阪都構想の住民投票を容認する姿勢に転じた。11日に府連会長に就任した渡嘉敷奈緒美衆院議員が、これまで対立してきた維新との連携を目指す考えを唐突に表明したのだ。 融和の旗振る安倍チルドレン 「05年の郵政選挙で初当選した渡嘉敷氏は小泉チルドレンと言われますが、その実態は安倍首相が産み落とした安倍チルドレンです。安倍昭恵夫人と中学・高校の同級生で、自宅で飲み会をする仲だった。05年7月の東京都議選に立候補した時は法定得票数も取れずに落選したのに、直後の9月に自民党公認候補として大阪7区から出馬して当選したのだから、安倍夫妻は恩人でしょう。指示か忖度か分かりませんが、安倍官邸の先兵役として維新との融和路線を進める役割を担っているのです」(ジャーナリストの横田一氏) 渡嘉敷は住民投票の実施だけでなく、都構想の賛成に舵を切ることも示唆しているが、こんなフザけた話があるか。 4月の統一地方選で、自民党は都構想反対を掲げて戦ったのだ。都構想の中身は選挙前と後で少しも変わっていないのに突然、容認に転じるからには、それなりの理由が必要だ。何の総括も議論もないまま、トップダウンで維新との連携に走るのは、都構想反対の自民党候補に一票を投じた有権者に対する冒涜ではないのか。これほど破廉恥な変節、国民愚弄をなぜ大マスコミは糾弾しないのか。これまた官邸への忖度か。 「官邸の野望のために国民を愚弄する自民党も、それを批判しないメディアも腐敗しきっています。大阪府連は府議・市議らとの事前協議も、全体会議での議論もないまま、官邸の意向を受けてコンセンサスなき融和路線が決められた。投票してくれた市民に説明がつかないと大阪市議団は猛反発しています。当然の反応ですが、官邸と維新が裏で手を組み、渡嘉敷氏を矢面にして大阪市議団を切り捨て、有権者の声を無視することに決めた。このところ、橋下元大阪市長が大阪市議団に対し、ツイッターで『維新と組んで憲法改正に取り組もう』といった書き込みをするなど、国政でも自民と維新が連携する流れが急速につくられています。そもそも、お腹が痛くなって辞めた憲政史上最弱の首相が返り咲いたのも、当時は人気絶頂だった橋下維新とのパイプを利用したおかげでした。維新と安倍首相はタカ派の教育政策や歴史認識、憲法改正などで共鳴し合っている。そういう中から、戦争で領土を取り戻すという発想も出てくるのです」(横田一氏=前出) 丸山発言の根は深い。安倍官邸と維新がタッグを組んで、国民をどこに連れて行こうとしているのか。薄気味悪いシナリオが進行している。
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