http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/708.html
Tweet |
50年前から変わらない“昭和の選挙”が投票率の低迷を招く ここが変だよ日本の選挙
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/253750
2019/05/14 日刊ゲンダイ 50年前と変わらない「昭和の選挙」/(提供写真) 統一地方選が終わり、永田町は夏の参院選に向けて動きだしている。国政選挙で連勝してきた安倍政権がまたも大勝するのか、それとも弱小野党に対抗策はあるのか。 自民は4月に大阪と沖縄の衆院補欠選挙で敗れたものの、傷は浅い。道府県議選では前回比微増、政令市議選と地方選後半の一般市議選では1割近くも議席を増やした。 野党第1党の立憲民主は東京の区議選などで健闘したが、全国の地方議員の総数では自民に遠く及ばない。 地方議員の厚みの違いは、国政選挙における地力の差に直結する。与党にしてみたら、もし衆参ダブル選挙になっても地方議員による手厚い活動が見込めるので、「あとは無党派層が怒るような国政の大失敗さえしなければOK」というのが本音だろう。 参院選もしくは衆参ダブルで波乱が起きるかどうかのカギは無党派層が握っている。しかし、今回の統一地方選では無投票や過去最低の投票率が続出。ワクワク感がないからか、選挙から距離を置く有権者は増える一方だ。 国政選挙の投票率も近年、低迷が続いている。衆院選の投票率は52年前の1967年に73・99%を記録、それ以降93年までは70%前後をキープしていた。その後、05年の「小泉郵政選挙」と09年の民主党への「政権交代選挙」以外は低水準で、直近2回の総選挙では50%台前半にまで落ち込んだ(図)。 選挙は民主主義の土台である。有権者の2人に1人程度しか投票しないのでは土台としてお粗末だ。選挙というシステムが壊れている。それは小選挙区制が良いのか悪いのかとか、1票の格差がどうだとかいうレベルの問題ではない。選挙の制度や活動方法がおかしいのだ。 一年中、政治家のポスターは街中に貼られ、選挙が近くなれば駅前でビラが配られ、大声で演説が行われる。選挙運動の時期ともなれば、候補者はタスキを掛け、車が候補者の名前を叫びながら走る。私が子供の頃に見た50年前の光景と変わらない。私はこれを「昭和の選挙」と呼んでいる。 平成の世が終わり、令和の時代が始まった。しかし選挙のやり方は昭和のまま。無党派層は冷めきっている。もう昭和の選挙を終わらせるべき時ではないか。 (つづく) 近藤学 早大理工総研招聘研究員 1961年生まれ。さくら総研主任研究員、衆議院議員政策秘書、民進党選挙対策部長などを歴任。
|
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK260掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK260掲示板 次へ 前へ
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。