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【アベの汚れた手で憲法をさわってほしくない】明日から「令和」が始まるが、この新元号の制定には案の定、アベがあれこれ介入し、事前に皇太子にも見せたらしい。政策も外交も成果ナシなので、祝賀祭礼ばかり夢中。末期症状だ。https://t.co/ctwlpCWnrm
— 金子勝 (@masaru_kaneko) 2019年4月29日
元号案、首相指示で追加 「令和」3月下旬に提出 6原案、皇太子さまに事前説明
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13996705.html
https://digital.asahi.com/articles/ASM4Y4DGHM4YUTFK00M.html
2019年4月30日05時00分 朝日新聞 文字起こし 新元号「令和」の発表後、会見する安倍晋三首相 新元号を発表する菅義偉官房長官 新元号「令和」は、安倍晋三首相の指示で政府が3月に複数の学者にさらなる考案を求め、国文学者の中西進氏が同月下旬に追加で提出した案だったことがわかった。首相が同29日の皇太子さまとの面会で、「令和」を含む六つの原案を示していたことも判明した。▼2面=濃い政治色 複数の政府関係者が明らかにした。首相は2月末、「国民の理想としてふさわしいようなよい意味」「書きやすい」「読みやすい」といった留意事項に基づき、事務方が絞り込んだ十数案について初めて報告を受けたが、学者に追加で考案を依頼するよう指示した。 政府は3月14日付で国文、漢文、日本史、東洋史などの専門家に正式委嘱。その前後の3月初めから下旬にかけて、国書と漢籍の複数の学者に追加の考案を打診した。その求めに応じて提出された複数案の一つが、中西氏が3月下旬に出した「令和」だった。 首相はその後、28日の首相官邸幹部らによる協議で「英弘(えいこう)」「久化(きゅうか)」「広至(こうし)」「万和(ばんな)」「万保(ばんぽう)」「令和」を原案とする方針を決定。政府関係者によると、首相は翌29日、皇太子さまとの一対一の面会で六つの原案を説明したという。 新元号「令和」は、4月1日の有識者による元号に関する懇談会、衆参両院正副議長への意見聴取、全閣僚会議を経て決まったが、首相は政府がこうした国民代表に意見を聴く前に、新天皇となる皇太子さまに元号案を説明していたことになる。皇太子さまへの事前説明は、日本会議などの保守派が求めており、自らの支持基盤に対する政治的な配慮だった。 憲法4条は天皇の国政関与を禁じている。皇太子さまは即位を目前に控えた立場だが、政府は「意見を求めず状況報告するだけなら、憲法上の問題は生じない」(内閣法制局幹部)としている。 これに対し、高見勝利・上智大名誉教授(憲法学)は「皇太子への事前説明は、元号の制定を天皇から切り離した元号法の運用を誤るものだ」と指摘。そのうえで「憲法4条は政治の側が天皇の権威を利用することも禁じている。特定の政権支持層を意識した首相の行為は、皇太子に意見を求めたかどうかに関係なく『新天皇の政治利用』にあたり、違憲の疑いがある」と批判している。
(時時刻刻)新元号、濃い政治色 首相「他も検討しよう」 万葉集、政策重ね好感 https://digital.asahi.com/articles/DA3S13996712.html 2019年4月30日05時00分 朝日新聞 文字起こし 「令和」改元をめぐる流れ 新しい元号「令和」の選定過程を検証すると、安倍晋三首相主導の強い政治色が浮かんできた。首相が指示して元号案を追加し、皇太子さまに事前説明をしていた。▼1面参照 元号を決めるまで1カ月余りに迫った2月末。元号案の絞り込みは政府の要領に基づき、菅義偉官房長官のもとで進めることになっていたが、菅氏は「最終的には首相が決めるんだから、首相も入れて議論しよう」と判断。首相をトップとする作業が政府内で極秘に本格化した。 平成が始まって間もなくから内々に提出を受けてきた元号案のうち、考案者が亡くなった案などを除くと70程度。そこから改元の実務を担う古谷一之官房副長官補らのもとで十数案まで絞り込んでいた。絞り込む前後の案すべてを初めて見た首相は「うーん」と冴(さ)えない表情を浮かべた。 「まだ時間はある。他にも検討してみよう」 事務レベルの事前準備の段階から、首相の意向を反映して国書を典拠とする案は幅広く用意されていたが、この首相指示を受けて、古谷氏らは複数の学者に改めて「新しい案を考えてもらえないか」と相談することになった。 2013年4月に副長官補に就いた古谷氏は、前任者からの引き継ぎで、首相が官房長官や第1次政権の時代から「元号の典拠は国書の方がいい」と求めていたと聞いた。就任したその年のうちに、万葉集研究の第一人者として知られる国文学者の中西進氏に新たに考案を依頼した。 すでに民主党政権下でも準備は進んでいたが、古谷氏はさらに国書の選択肢を広げようとしたのだ。18年夏、「国書の先生にもお願いしていますから」と報告を受けた首相は「それはいいね」と応じた。 2月に行われた協議の段階では、聖徳太子の十七条憲法の「和をもって貴しとなす」から採った「和貴(わき)」も候補だったが、葬儀社関連の名前に使われており見送られた。国書の中でも「日本書紀」などの六国(りっこく)史や「古事記」は、天皇の業績をたたえる文脈が多く、神話に根ざした内容が世論の批判を浴びかねないという難しさもあった。 首相の指示を受けた学者への追加依頼は3月初めから断続的に続いた。下旬には首相や菅氏、杉田和博官房副長官、古谷氏、今井尚哉首相秘書官が連日のように協議。18日の週になって追加考案を打診した中西氏から数案が届いたのは、25日ごろ。新元号の決定まで1週間だった。 首相は中西氏の数案の中にあった「令和」に目をとめた。「万葉集っていうのがいいよね」。最大の決め手は典拠だった。万葉集は天皇や皇族から、防人(さきもり)、農民まで幅広い層の歌を収めているとされてきた。首相は政権の看板政策「一億総活躍」のイメージを重ねて気に入り、28日の協議で「令和」を本命に6案を原案とする方針を決めた。 他の案が元号になる可能性も排除していなかったが、4月1日の元号に関する懇談会で9人中8人が「令和」を支持。政府高官は「これほど『令和』が良いと言われるとは思っていなかった」と安堵(あんど)した。 新元号の決定にあたって、どんなメッセージを発するべきか。首相は「令和」で一億総活躍を体現したがったが、首相官邸幹部は進言した。「首相の元号ではなく、次の時代の元号。政権の政策につなげて『安倍色』を出し過ぎれば、政治的なリスクになりますよ」 首相が4月1日に発表した談話に、一億総活躍の文言は盛り込まれなかった。しかし、記者会見で首相は「一億総活躍社会をつくり上げることができれば、日本の未来は明るい」と強調。テレビ番組をはしごし、自ら前面に立って新元号をアピールし続けた。 事前説明、違憲の指摘も 保守派に配慮、交換条件 元号の発表を3日後に控えた3月29日。首相は東宮御所で皇太子さまと一対一で向き合った。皇太子さまが静養先から戻った当日の夜にもかかわらず面会したのは、前日固まった元号の原案を伝えるためだった。 首相は通常、天皇に国政報告を行う内奏は行っても、皇太子に個別に会うことはない。このためまずは天皇陛下に、そのあと皇太子さまのもとへ向かった。 「首相は新元号が自らのおくり名となる皇太子さまだけに元号案を説明した」。政府関係者の一人は、そう明かす。背景には保守派への配慮があった。 憲政史上初の天皇退位に伴う改元となった今回、政府は新元号を事前公表する方針を早々に固めた。新元号を天皇陛下の在位中に決めれば、新元号を記した改元の政令に署名・押印して公布するのも、いまの陛下になる。これに対し日本会議などの保守派は「新天皇による公布」を求め、強く反発した。 首相は昨年12月下旬、衛藤晟一首相補佐官ら保守系議員を首相公邸に秘(ひそ)かに招き、新元号の「1カ月前公表」を受け入れるよう説得。衛藤氏らが交換条件として首相に求めたのが「皇太子さまへの元号案の事前説明」だった。 1989年の前回の改元では、新元号を閣議決定する直前の段階で、即位したばかりの天皇陛下に「平成」が伝えられた。内閣が正式決定する前の伝達は、新天皇への格別の配慮だ。憲法学者の間には「国民主権の憲法の趣旨に反する」との批判があった。 今回、首相は発表日ではなく、3日前に「事前説明」という全く別の形で新天皇への配慮をしたことになる。その上で4月1日当日は閣議決定後に天皇陛下と皇太子さまに伝えた。記者会見の最後には「閣議決定を行った後に、今上陛下および皇太子殿下にお伝えいたしました」と強調した。 しかし、発表3日前に複数案を提示した首相の行為は、閣議決定直前に「平成」を伝達した前回よりも「新天皇が元号の選定過程に関与したのではないか」という違憲の疑いを強く招く結果をもたらした。
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