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2019-04-26 06:03
7月に参院選(衆参同時選?)を控えて、野党側も本格的に合流や選挙協力の協議を行い始めている。(・・)
mewも、このGWには、今後の野党のあり方についても書いてみたいと思っているのだけど。<政党の合流や野党共闘のあり方に関しては、本当に悩んでしまうところがあるのよね〜。>
昨日、というか、今日26日の未明、ようやく国民党と自由党の合流が決まった。(**)
国民党と自由党は先月から、合流の協議を進めており、統一会派も結成していたのだが。国民党の中に、小沢アレルギーが強い議員が少なからずいたため、党内の調整が難航していた。
しかし、党としてなかなか合流を決定できないことに、小沢氏が怒り、4月末までに決まらなければ、合流話はないことにすると明言。
そこで、玉木代表は、少し追い込まれるような形で、25日の夜に議員全員を集めた両院議員総会を開催することになったのだが。なかなか意見がまとまらず、6時間以上の議論を経た後、多数決の末、ようやく合流が承認されたという。(~_~;)
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『国民民主党は26日未明の両院議員総会で、自由党との合流を了承した。
これを受け、国民の玉木雄一郎代表は同党本部で自由党の小沢一郎代表と会談。合流後も国民民主の党名や基本政策、組織などを継承することを確認し、合意文書に署名した。
会談後、両代表はそろって記者会見し、玉木氏は「自民党に代わって政権を担い得る選択肢をつくる第一歩だ」と強調。小沢氏は「立憲民主党の枝野幸男代表が決断し、各野党に声を掛けて結集を図るのがベストだ」と述べ、立憲を含む野党再編を引き続き模索する考えを示した。(共同通信19年4月26日)』(関連記事*1)
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自由党は、もう議員数もギリギリになっているし。資金や組織の拡大も難しく、他の党と合流するしか生き残る道はない。<小沢氏が引退した後の、他の議員のことも考えたのだと思う。>
他方、国民党は民主党が20年近くかけて作った全国組織と100億円以上の資金を手にしたものの、それを使いこなせるだけの人材がいない。(-"-)
<玉木代表が戦国武将を演じたTVの政党CMとか作って、流しちゃったりして。一体、いくらかかったのか。どう見ても効果がなかったと思うのに。もったいない・・・。(ノ_-。)>
しかも、国民党は支持率が全く伸びず、このままでは壊滅するおそれもあることから、背に腹は変えられず。何とか小沢氏の知恵、手腕、人脈を借りて、何とか党勢を挽回したいという考えに至ったのだと思われる。
でも、何だか合流の時から、これだけもめているのを見ると、先が思いやられてしまうところがあるし。
小沢氏らは、さらに立民党との合流や連携することを考えているようなのだが。おそらく立民党は、国民党との合流にはますます消極的になる可能性が大きい。(~_~;)
『政権交代可能な二大政党制」を目指して1993年に自民党を離党した小沢氏は、非自民8党派連立政権(93年)、民主党政権(2009年)誕生の立役者となった。その一方で、旧新進党や旧民主党の分裂も主導したことから「政界の壊し屋」とも呼ばれる。
17年秋の衆院選の直前に、希望の党(当時)への合流をめぐって民進党(同)が大分裂し、選挙で生き残った希望合流組が結成したのが国民民主党。
100億円規模の党資金や地方組織などの民進党の遺産を受け継いだが、政党支持率は1%前後に低迷したままで、「参院選惨敗なら党消滅」(国民若手)との危機感から、玉木雄一郎同党代表も「渡りに船」と小沢氏の仕掛けに乗った。
在職50年の「最後の戦い」だが
小沢、玉木両氏は、まず2019年の年明けに両党の統一会派結成を決め、3月1日には新党が国民の基本政策を踏襲することを確認した上で、国由合併を正式合意した。
しかし、国民の党内手続きは「小沢氏とは一緒にやれない」(ベテラン)などの反発で難航、当初の統一地方選前の合併を断念して4月30日までの決着を目指すが、「全くゴールが見えない」(幹部)のが実情だ。
しかも、ここにきて国民内部の混乱に付け入るような、立憲民主党側による切り崩し工作も次々表面化し、総結集どころか旧民進系同士の感情的対立もエスカレートしている。
玉木氏は「もう足の引っ張り合いは終わりにすべきだ。すぐ喧嘩(けんか)する人たちだと思われる」と嘆き、小沢氏も「もっと権力奪取に執念を燃やすべきなのに、野党内の主導権争いに終始している」と苛(いら)立ちを隠さないが、総結集への壁は高くなる一方だ。
剛腕を誇った小沢氏だが、自由党は国会議員5人という「政党要件」を、辛うじて満たしているだけの小政党。このため合併協議でも小沢氏は玉木氏の意向を尊重し、機会を増やす2人そろってのテレビ出演などでも、玉木氏を前面に立てて自らは控えめな発言に徹している。
ただ、当選4回の玉木氏と当選17回の小沢氏では、「格が違い過ぎる」(自由幹部)ことは否定しようもなく、優男の玉木氏と強面(こわもて)の小沢氏は容貌の対比も際立つため、国民内部には「ツーショットを続ければ、玉木代表が小沢氏に操られている印象が広がる」(若手)との不安も消えない。
5月に喜寿(77歳)を迎え、年末には在職50年となる小沢氏は「もう一度政権交代を見るまで死ねない」となお執念を燃やすが、現状では「悲願達成は見果てぬ夢」(首相経験者)との声が支配的だ。(時事通信19年4月14日)』
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実は、国民党の中で、今回の合流に最も抵抗していたのは、民主党時代は小沢氏の元側近だった階猛氏だった。(・・)
階氏は、小沢氏と同じく岩手選出の衆院議員。次の参院選では、岩手の選挙区から国民党県連代表の黄川田徹氏を擁立する準備を進めていた。
黄川田氏も、かつては小沢氏の側近だったのだが。自らも被災した3.11の大震災の時に、小沢氏が地元にずっとはいらず、支援や復興を行なおうとしなかったことを批判し、袂を分かっている。(-_-)
ところが、小沢氏はそれとは別に社民党、共産党などと協議して、2月に元冬季パラリンピック選手の会社員横沢高徳氏(47)を擁立することに合意をとりつけており、国民党にも黄川田氏を立てず、横沢氏を支持するように要請したため、これに階氏や周辺の議員がが強く反発。
結局、どちらもなかなか引こうとせず。最後は、どうやら玉木代表が「4党で再調整をする」という玉虫色の案を出して、コトをおさめたようなのだが<(結局は小沢氏の要求を呑むということかな?>、納得の行かない議員の中には、離党を示唆している者もいるという。(~_~;)
『自由党の小沢一郎代表と元側近の不和が国民民主党との合併構想に影を落としている。小沢氏が参院選岩手選挙区(改選数1)で主導した野党統一候補の人選に、国民民主党の階猛(しな・たけし)岩手県連代表代行が反発しているからだ。
岩手選挙区では共産、自由、社民3党の地元組織が2月、冬季パラリンピック元選手の横沢高徳氏(47)の擁立を内定した。これに対し階氏ら国民民主党県連は、元衆院議員で県連代表の黄川田徹元復興副大臣(65)を推している。(略)
階氏と黄川田氏はもともと小沢氏に近かったが、旧民主党政権時代に袂(たもと)を分かった。小沢氏が平成24年に党を飛び出した際、両氏は従わずに残留した。
その軋轢(あつれき)は今もなお尾を引く。国民民主、自由両党の1月の合同総会では、階氏が小沢氏の眼前に陣取り「党が割れた過去を踏まえれば、一緒になるにしても総括が必要だ」と迫った。
生き残りをかけて合併を目指す両党執行部と、小沢氏と元側近の確執−。複雑に絡む思惑が表出しているのが岩手選挙区の問題だ。
玉木氏から候補再調整の要請を受けた小沢氏は18日、共産党の志位和夫委員長、社民党の又市征治党首と個別に会談して人選を白紙に戻すよう打診したが、拒否された。玉木氏は19日、「われわれとしても努力する」と記者団に語り、再調整に向けた働きかけを継続する意向を強調した。
玉木、小沢両氏の「努力」には、今月30日に迫る合併交渉期限をにらみ、階氏を慮(おもんぱか)る姿勢を演出することで円満に事を進めたいとの思惑が透ける。社民党関係者は冷ややかに語った。
「小沢氏も本心では候補差し替えはイヤなはずだ。交渉しているポーズなのでしょう」(松本学) (産経新聞19年4月19日)』
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『階氏は両院懇談会で「『大きな固まり』につながるのか。納得いく回答が得られていない」と合併慎重論を唱え、「採決するなら、まだまだ議論させていただく」と語気を強めた。
足立信也参院議員は、小沢氏との会談結果を口頭で報告した玉木氏に「詰めが甘い。合意事項の紙が必要だ」と不満をぶちまけ、小沢氏に近い小宮山泰子総務副会長は「他党の解党に関する文書を作ることはできない」と反発した。
混迷する議事に、玉木氏は懇願するように訴えた。
「しっかりとまとまる姿を見せたい。過去にこだわらず未来のために…」(産経新聞19年4月26日)』
過去があってこそ、今があり、未来があるのだから。過去を全て忘れて、未来を考えることは難しい。
それに、形だけ「しっかりまとまる姿を見せた」ところで、政治理念や活動の方針が合わなければ、内部でまたすぐにひび割れや対立が起きるのは目に見えている。(・・)
とはいえ、いつまでも、野党がバラバラでいて、安倍自民党の一強多弱体制を続けては、国や国民にとって大きなマイナスになるのは間違いないし。
野党の議員、支持者みんなが、どうすることが望ましいのか、真剣に考えなければいけない時が来ていると思うmewなのだった。(@@)
THANKS
国民民主、自由との合流を了承=参院岩手で再調整へ
2019年04月26日01時34分 時事通信
国民民主党の玉木雄一郎代表は25日、党本部で自由党の小沢一郎代表と会談し、参院選岩手選挙区の対応について、国民、共産、自由、社民4党で再調整する方針で一致した。これを受け、国民は両院議員懇談会を開催。26日未明まで協議を続けた結果、自由との合流方針を了承した。
岩手選挙区をめぐっては、自由党主導で野党統一候補が決まったことに国民の岩手県連が反発。同県連所属の階猛衆院議員(岩手1区)は24日の両院議員懇談会で「この問題に決着がつかなければ先に進むべきでない」と主張していた。
国民執行部は、自由との合流を「野党連携の第一歩」と位置付け、立憲民主党を含む野党結集につなげたい考え。だが、立憲側には旧民主党を割って出た小沢氏への警戒感が今も強い。
立憲の枝野幸男代表は25日、小沢氏と国会内で会談し、衆参同日選を視野に候補者一本化を進める必要があるとの認識で一致。小沢氏は野党再編を念頭に「枝野代表に旗を振ってほしい」と促したが、枝野氏は「各党の事情があるので難しい」と難色を示した。
無所属の野田佳彦前首相は同日の記者会見で、国民、自由両党の合流について「野党第1党が理解しているなら(再編への)一里塚だが、とても理解しているとは思えない」との認識を示した。
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