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2019-04-19 02:44
安倍内閣&自民党では、4月にはいって、統一地方選中だというのに、塚田国交副大臣(麻生元秘書)が忖度発言で、桜田五輪担当大臣が「復興より議員」発言で辞任と、大きな問題が続いているのだが・・・。
昨日はついに安倍首相の超側近・萩生田幹事長代行までもが、トンデモ発言をして、世間を騒がせている。(**)
<落選中、加計学園の大学で客員教授をして給与を得ていたいた萩生田くん。(文科省のメールに「総理のご意向」なんて言葉も残ってったっけ?^^;)安倍氏が首相になった途端、総裁特別補佐、官房副長官、幹事長代行と大出世。>
萩生田氏が右派系のネット番組「虎ノ門ニュース」で、6月の日銀短観の数字によっては、消費税増税を延期する可能性に言及。また、その場合は衆院選を行なうことまで示唆したというのだ。(゚Д゚)
『萩生田氏は18日、インターネット番組で、「この先は危ないと見えてきたら、崖に向かってみんなを連れて行くわけにはいかない。違う展開はある」と述べて、6月の日銀短観(全国企業短期経済観測調査)の数値次第では、10月の消費税率10%への引き上げを延期することもあり得るとの認識を示した。
また、萩生田氏は、その場合には「国民に信を問うことになる」と指摘し、衆議院の解散・総選挙を行う必要があるとの認識を示した。ただ、夏の参議院選挙との「衆参ダブル選挙」には、時間的な制約から、否定的な見通しを示した。
萩生田氏の発言について、菅官房長官は「リーマン・ショック級の出来事が起こらない限り、法律で定められた通り、本年10月に(消費税率を)10%に引き上げる予定であり、予定通り引き上げられるよう、経済運営に万全を期していきたい」と述べ、政府の方針に変わりはないと強調した。(FNN19年4月18日)』
菅官房長官は、すぐに萩生田氏の発言内容を否定していたのだが。この萩生田発言には野党だけでなく、与党や経済界などからも批判や疑問の声が続出している様子。
また、萩生田氏の言い方だと、安倍陣営が景気減退の可能性を認めたことにもなりかねないだけに、今後、様々な意味で、さらに波紋が広がりそうだ。(@@)
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昨日、萩生田氏がこのタイミングで、増税延期の発言をしたのは、周辺の反応を探るため、また選挙を少しでも有利な方向に導くためではないかと察する。(・・)
先に選挙について言えば、21日には統一地方選の後半と衆院補選の投開票が行なわれるのであるが。安倍陣営は、選挙戦の中で、維新や野党が、安倍自民党の消費税増税策を批判しているのをかなり気にしているかも知れず。<世論調査でも、消費税増税に反対の人が6割ぐらいいるしね〜。>
そこで、敢えて(期日前も考えてか?)投票日の何日か前に、増税延期もあり得るという発言をしてみた可能性がある。(~_~;)
安倍首相はもともと消費税アップには積極的ではないのだが。タッグを組む麻生副総理兼財務大臣が、消費税増税策を主導していることから、やむを得ず、税率アップに賛同しているところがある。^^;
しかし、結局、ここ2回は何やかんやへ理屈をつけて、税率アップの延期を決め、それをウリにして、選挙にも勝って来た。
ただ、さすがに、また延期するとは言いにくくなっているようで。今年10月には消費税を10%に上げると明言。その代わり、保育園や幼児教育などの無償化や(自公お得意の?)金券配布などの政策を打ち出して、参院選の公約に加える予定になっているのだが・・・。
でも、安倍首相には、ホンネでは、できるなら、次も税率アップを延期したいという思っているかも知れず。それで側近の萩生田氏が、敢えてこのような発言をして、閣僚や自公与党、経済界、世論などなどが、どのように反応するか見てみようとした可能性がある。^^;
<安倍首相自身が、萩生田氏にこの発言をするように要請したのか。それとも、日ごろから、増税延期をしたいという話が出ているので、側近らで考えて(調子に乗って&忖度して?)、このような発言をしてみたのかどうかはわからないけど。却って安倍氏の足を引っ張ることになるかも。_(。。)_>
『自民党幹部は「首相が選択肢を多く持ちたいということだろう」と述べた。以前から、参院選で与党の苦戦が予想されるとの見方から首相が衆参同日選に打って出るとの臆測があった。
国民民主党の玉木雄一郎代表はツイッターで「同日選の可能性が高まったと言える。政権はバラバラな野党の現状を見透かしている」と反応した。
6月の短観は7月1日に発表予定だ。市場には「景況感は横ばいか、若干悪化する」との見方がある。
通常国会の会期末は6月26日。延長がなければ参院選の投開票日は公職選挙法の規定で7月21日になる。会期を延長していないかぎり、衆院選の投開票日は、準備期間を踏まえると参院選より後になる。
政府は増税を前提に平成31年度予算で2兆円を超える景気対策費を計上し、企業も軽減税率などへの対応を進めている。萩生田氏の発言には「世論の反応を見極める観測気球だ」(閣僚経験者)との指摘や、自民党内を引き締める狙いとの見方もある。(産経新聞19年4月18日)』
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『[東京 18日 ロイター] - 茂木敏充経済再生相は18日の月例経済報告関係閣僚会議後の記者会見で、消費増税は日銀の6月短観次第で延期もあり得るとの自民党の萩生田光一幹事長代行による発言に対して、政府として「法律に定められたとおり10月に10%に引き上げる予定だ」と述べた。
輸出や生産など景気の減速を示す指標が相次いでおり、景気回復が戦後最長を更新するかどうか微妙とされているが、「内需を支えるファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)はしっかりしている」とし、「政府として現時点で景気回復が途切れたとは考えていない」と述べた。(ロイター19年4月18日)』
『自民 森山国対委員長「党として議論していない」
自民党の森山国会対策委員長は記者団に対し、「林幹事長代理を通じて二階幹事長に確認したが、党として萩生田氏が発言したような議論をしているということは全くない。党として、そういうことを決めたということではない」と述べました。
石破元幹事長「国民に対して無責任だ」
自民党の石破元幹事長は、記者団に対し「どういう場合に消費税率の引き上げを延期するのか、萩生田氏の話だけでは分からない。自民党内で、どういう状況になったら延期し、全世代型の社会保障の財源はどうするのか、議論を詰めないと国民に対して無責任だ」と述べました。
自民党の幹部は「萩生田氏は、どういう立場で発言したのか。そんな発言をする権限はない。立場を考え、発言には気をつけるべきだ」と批判しました。
また、別の幹部は「萩生田幹事長代行は、安倍総理大臣から指示を受けて 発言したわけではない」と述べました。
公明 石田政調会長「延期する状況ではない」
公明党の石田政務調査会長は、記者団に対し「どういう思いで発言したか分からないが、引き上げを延期する状況ではない。引き上げに向けて、さまざまな準備をして、予算も成立し、幼児教育の無償化も実施する予定にしている。株価も安定してきているし、ヨーロッパやアメリカの経済も若干落ち着きを取り戻している」と述べました。(NHK19年4月18日)』
『日商会頭、萩生田氏の発言「信じられぬ」 消費増税巡り
自民党の萩生田光一幹事長代行が18日のインターネット番組で、10月に予定されている消費増税を6月の景気指標次第で先送りする可能性に言及したことについて、日本商工会議所の三村明夫会頭は18日の定例会見で「信じられない。理解できない発言で、必ず引き上げるものだと思っている」と述べた。
三村会頭はこの日朝、麻生太郎財務相と懇談し、財政再建や社会保障制度の維持のため、消費税率の引き上げを要望したばかりだった。麻生氏も軽減税率などで協力を求めてきたという。三村会頭は「引き上げを前提にしていた話だった」とし、「短期でかつ若干の景気変動で議論することは間違いだ。政府や自民党と話し合ったうえでの発言なのか」といぶかった。(加藤裕則)(朝日新聞19年4月18日)』
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『立民 福山幹事長「『信を問う』は衆院選 準備を加速化」
立憲民主党の福山幹事長は記者団に対し、「いよいよ、アベノミクスの破綻が見えてきて与党も慌てだした。国民生活の現状を考えれば、消費税率は上げられるわけがなく、当然だ」と述べました。
そのうえで、「『信を問う』とは、当然、衆議院の解散・総選挙と考える。堂々と受けて立ち、ほかの野党と協力して安倍政権を倒す絶好の機会が得られる。衆議院選挙の準備も野党で協力して加速化していきたい」と述べました。
国民 舟山参議院国対委員長「信を問う前に反省を」
国民民主党の舟山参議院国会対策委員長は記者会見で「政府は、『アベノミクスがうまくいっている、経済はよくなっている、賃金も上がっている』と、ずっと言い続けてきた。誰が見ても、今は、景気が非常によくないが、まずは信を問う前に反省していただきたい」と述べました。
共産 志位委員長「増税なら政権もろとも吹き飛ばす決意」
共産党の志位委員長は記者団に対し、「重大な発言だ。政権与党の中から『増税を確信をもって言えない』という声が出てきたのは、非常に大きい。消費税増税を断念に追い込む戦いをいよいよ強め、それでも増税するのであれば、安倍政権もろとも吹き飛ばす決意だ」と述べました。
希望 松沢代表「公言取り下げなら大失政」
希望の党の松沢代表は記者会見で「希望の党は『デフレを脱却しきれていない、経済が極めて不安定な時期に消費税増税は絶対にやるべきではない』と主張してきたので、その方向に政府がかじを切るのは非難するものではない。しかし、安倍政権として、消費税増税を公言しながら、毎回、理由を付けて取り下げることになったら政権の大失政だ」と述べました。
社民 又市党首「そういう声が出てきて当然」
社民党の又市党首は記者団に対し、「われわれは、『経済動向から言って、消費税を上げられる状況にない』と反対している。そういう声が出てきて当然で、日本の今後の経済を考えた時に、あり得ると思う」と述べました。(NHK19年4月18日)』
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たぶん安倍官邸&自民党とは、「あれは萩生田氏が私見として言ったことだ」「政府、自公与党は延期は考えていない」と主張して、幕引きをはかろうとするのではないかと思うけど。
萩生田氏は幹事長代行で、二階幹事長に次ぐ高い地位にあるだけに、今回の発言は、自公与党内の議員(地方議員や参院選の候補者含む)からの動揺や反発が大きいと思うし。最近、調子に乗り過ぎの安倍官邸、安倍側近に対する不満も高まると思われ・・・。
もし衆院補選で2敗したら、「参院選は安倍で勝てるのか」な〜んて声が出て来ちゃうかもと、(期待込みで)推察しているmewなのだった。(@@)
THANKS
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