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アベノミクスで日本経済どん底へ 最底辺で感じ、考える
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2019年04月10日 世相を斬る あいば達也
今の日本を考える時、本日の見出しのような開き直るのが、ひとつの選択だと思う。 中途半端な段階、つまり、徳俵のような段階になって、必死で踏みとどまるのが、一番都合が悪い。 最悪と云う事態が、国際信用を失うデフォルトなのか、超円安によるハイパーインフレなのか判らない。 或いは、上記のような事態を隠ぺいする形で、日韓戦争、日中戦争も可能性は低いが、予測の範囲だ。 昨日の20年ぶり紙幣を刷新だが、5年後をめどに新札を発行することになるようだ。 安倍政権はしきりとキャッシュレス時代に経済活動を向かわせようとしている筈だが、ここにきて紙幣の刷新と云う行為はかなり矛盾点が多い。 その理由が、景気刺激策だとするなら、笑い話で済むが、旧札の使用停止期限を設けるとなると、話は俄然異なる。 国民や企業が隠し持つ、いわゆる“タンス預金”の総量を把握する狙いだとすると、その次にはデノミ政策も視野に入ってくるなど、気味の悪い憶測を呼ぶ行為だ。 ところで、日曜日に統一地方選の前半の、県議会議員や知事選が行われたが、多少は善戦してくれると願っていた、北海道知事選だったが、みごとに野党連合の石川候補が惨敗した。 鈴木候補に先攻されていたとしても、北海道は、常に野党の総計が自公を上回る数少ない特殊選挙地区だっただけに、本気で戦っていない立憲民主党の責任は重いものと考える。 まだまだ、政権が握れそうもないから、寝たふりで良いと言うほど、実力がついた政党でもないわけで、あまりニヒルな態度は、有権者に嫌われるリスクが見えてきた。 やはり、枝野の他党を馬鹿にしたニヒル感が、他党や有権者に伝わってしまったせいだとするなら、枝野幸男の猛省を促したい。 21日投開票の衆議院大阪12区補欠選に宮本岳志衆院議員を無所属で擁立した共産党の心意気に応える必要が、立憲の枝野にはあるだろう。選挙応援に馳せ参じよ! しかし、実際問題、現段階で安倍政権がひっくり返るほどのダメージを受ける可能性が低いのも事実だ。 そいう意味では、山本太郎君が議会で奮戦しても、世間も有権者も動かない。だから小利口な枝野は余計に動けないのだろうが、好感は持てないね。 山本太郎参議院議員はこの夏が改選で、自由党からの立候補ではインパクトが薄く、落選の危機にあったのだろう。 長州軍や大阪維新にカウンターを当てる名前の新党「令和新撰組」を立ち上げ、ひとり東京選挙区で戦う予定だ。 筆者も、このままだと、山本太郎は落選の危機だと思っていただけに、幾分可能性が出てきた点で評価したい。 本来、政治家と云うのは、彼のように、政治的主張を旗幟鮮明にして、政治的駆け引きなどに捉われずに主張をぶつけるべきものだ。 しかし、本音の政治が実現するには、政治的無関心層がいなくなるほど社会が崩壊し、有権者が塗炭の苦しみを味わう中で、民主政治は成り立つのかもしれない。 まだまだ、安倍政権の勢いは衰えておらず、悪巧みをする元気が残っている。NHKの人事に、あいかわらず手を突っ込むし、衆参W選を視野に、安倍は4選でも狙うつもりになっている。 そんな気配に慌てた自民党の一部勢力から、菅官房長官の後継話しがリークされているようだが、菅は火消しに躍起なようだ。 まぁ、増税しようがしまいが、20年後の日本において、影響は同じだ。 ただ、世界全体は当面、日本まで増税で景気に冷や水はやめてくれ、だろう。 しかし、トランプは、空気を読まずに日米貿易問題に手を突っ込んでくるだろうから、世界景気を考えても、トランプの手心が加わるわけでもない。 少なくとも、万博明けくらいまでは、自民党政治は安泰だろうから、あまり、騒がずに見守るのが良さそうだ。 それ以降の日本の状況が怖いわけだが、その怖さを受けとめて初めて、日本国民の、自分達による民主政治が始まるのだろう。 |
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