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見ず知らずの嫌煙家さん、憎けりゃ心の中でそっと呪えよ 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/250674
2019/03/29 日刊ゲンダイ ルールを守って喫煙しているのに…(C)日刊ゲンダイ
2月の24日、日本禁煙推進医師歯科医師連盟という団体の学術総会が開かれた。その前日にも記念シンポジウムや講演、懇談会が行われたそうだ。で、前出の言葉は、その〈千葉から創る『タバコゼロ社会』〉という会に来ていた方の発言らしい。そう3月14日号の週刊新潮に書かれてあった。 タバコゼロ社会を心から目指している団体の集会であっても、ここまでいう? 怖ぇ。彼らの言い分からしたら、アイコスと普通のタバコを兼用しているあたしなんて、どんな風にいわれてしまうの? アイコスで、「爆発して歯が吹っ飛べ」といわれるくらいなんだから、「死ねばいいのに」といわれるならまだマシで「殺してやる」となるんじゃないか? 新潮の記事には、皮肉を込めて、 「(嫌煙家の)彼らが自分たちを『正義』の立場に置き、そのことに一片の疑いも抱いていない雰囲気に満ちている」 と書かれておった。そして、〈正義は国を滅ぼす〉という山本夏彦さんの言葉も引用されていた。 喫煙は違法ではないのだし、自宅や喫煙可能な場所でタバコを吸うくらいなら、目をつぶってよ。 彼らのメンタルは単純やな。自分にとって正しくないことは憎むべき悪、ってもんか? ひょっとして、不倫した芸能人に対し、「社会的に殺されてしまえ」と考え、テレビ局やCMスポンサーにクレーム入れたりするのと一緒? タバコは体に悪い。副流煙で人に迷惑をかけるのも知っている。不倫もそうだ。 でも、個人の問題なのだし、見ず知らずの誰かさんに、そこまで呪われるようなことでもない。そんなに憎けりゃ、心の中でそっと呪えよ。集まってそれをやったら、まるでカルト宗教じゃん。 室井佑月 作家 1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。 “アイコスなんて爆発すればいい!” 嫌煙過激派の「学術総会」潜入記 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190319-00558348-shincho-soci デイリー新潮 3/19(火) 5:57配信 街や職場の片隅に追いやられている愛煙家 街や職場の片隅に追いやられている愛煙家。それでもなお周囲の目を気にし、においを極力出さないようにと紙巻きから加熱式タバコに切り替えたスモーカーも多いはずだ。だが目下、嫌煙派はその加熱式に的を絞っていて……。曰く、加熱式愛好家は騙されている!? *** 「(タバコ)ゼロ社会を頑張ろう!」 会場内にこだまするシュプレヒコール。タバコのイラストの上に「悪」と言わんばかりに斜め線が引かれ、それが水玉模様のように並んだ“禁煙ネクタイ”を首からさげている人が目につく。彼らが自分たちを「正義」の立場に置き、そのことに一片の疑いも抱いていない雰囲気に満ちている。 〈正義は国を滅ぼす〉(山本夏彦) 確かに、かつて昭和の時代には自らを「絶対正義」と信じ込んだ青年将校たちが国を滅ぼしかけた。つまり、正義は過激化するのだ。 「アイコスなんて爆発すればいい。吸っている奴らの歯が吹っ飛べばいいのさ」 その会場でも、「正義」を盾にこんな物騒な言葉が飛び交っていた――。 〈東京五輪会場 完全禁煙へ〉(朝日新聞) 〈夏季で初 敷地内、喫煙所なし〉(毎日新聞) 〈敷地内、加熱式も×〉(産経新聞) 3月1日付の新聞各紙にはこうした見出しが躍った。厚労省の旗振りのもと、目下、2020年の東京五輪をひとつの目標に「大禁煙運動」が繰り広げられている。愛煙家はますます肩身が狭くなるばかり。もはや彼らは「喫煙者≒犯罪者」扱いされるのに慣れっこになっているのかもしれないが、それにしても今回の報道には愛煙家、とりわけ「新・愛煙家」にとって看過し難い内容が含まれていた。 〈加熱式も×〉 世間の視線に耐えられず、紙巻きタバコから加熱式タバコに「避難」したスモーカーは決して少なくあるまい。事実、紙巻き市場は縮小する一方なのに比べ、今年の加熱式市場は3%程度の拡大が見込まれている。 その「売り」は、何と言っても有害性が大幅に低減されていること、そして、においが少ないことである。例えば、紙巻きに比べてアイコス(フィリップ・モリス)は約90%、プルーム・テック(JT)に至っては99%、有害物質が低減されている。 こうして紙巻きと似て非なる加熱式はスモーカーの間で広がっているわけだが、 「とにかく『タバコ』と名のつくものを規制したい人々は、何とか加熱式もその対象にできないかと、“加熱式叩き”を進めています」(タバコ業界関係者) その一例が、厚労省の専門委員会において議論されてきた、紙巻きも加熱式も喫煙室を作る際の基準は一緒にすべきだという暴論であり(週刊新潮18年9月13日号既報)、また〈加熱式も×〉であり、そして先に紹介した「アイコスなんて爆発すればいい」というカゲキな発言である。 「体臭条例」はないのに… この発言が飛び出したのは、〈千葉から創る「タバコゼロ社会」〉と銘打たれた会でのこと。先月24日、千葉市で日本禁煙推進医師歯科医師連盟なる団体の学術総会が開かれ、その前日にも記念シンポジウムや講演、懇親会が行われた。 「その名の通り、日本禁煙推進医師歯科医師連盟は禁煙を絶対正義とする団体です」(前出関係者) 当然、彼らは加熱式もターゲットにしていて、その会に“潜入”した出席者によれば、ある講演者は、 「加熱式タバコを吸っている人は(タバコ会社側に)騙されている」 とした上で、こんなことを言っていたという。 「加熱式タバコに完全に切り替えた人の中には、自分は“プレミアム喫煙者”であり、紙巻きタバコを吸っている人とはちょっと違うというプライドや優越感を持っている人もいる。そうした心をあまり傷つけないように、ちょっと持ち上げながら真実を伝えていく」 加熱式愛好家はリテラシーが低く、裸の王様――さもそう言いたげなセリフで、加熱式スモーカーを小バカにし、それこそ喫煙者に対する優越感が滲み出ている感が拭えないが、別の講演者も負けていなかった。 「(千葉県)柏市の北のほうは、ここはもうタワマンもあって、両親が喫煙しないのが当たり前。最近はLGBTに配慮した中学校のニュースもあった。かたや南柏のほうは田んぼがあって農村地域で、同じ市の中でも全然地域性が違う」 タワマンが建っている都市部の“洗練された”住人は進んでいるので禁煙やLGBTへの理解も進んでいるが、田舎の“泥臭い”人たちの意識は遅れているとでも言いたかったのだろうか。そこに田舎への差別意識が含まれていないことを願うばかりだが、加熱式に話を戻すと、何としてでも規制したいという「願望」が先走ったらしく、こんな話をする人もいたという。 「加熱式タバコに関しては、エビデンスがないと条例を制定するのは難しい。加熱式タバコの成分がどうだとか、疫学的に死亡率がどうだとか、そういうところ以前に、加熱式タバコのにおいによって苦痛を感じるというデータをしっかり出していただく必要がある」 神奈川県の受動喫煙防止条例の制定に携わった、東海大学の玉巻弘光名誉教授は次のように警鐘を鳴らす。 「受動喫煙を法律や条例で防止するのは、それが法規制を要する程度の他者の健康に対する侵害行為に当たるとの考え方に基づいています。果たして、においはこれに該当するといえるでしょうか。飲酒後のアルコール臭や香水臭、体臭を条例で取り締まることなど考えられないでしょう。しかし、ことタバコに関した話になると、こうした議論が罷(まか)り通ってしまうのはおかしいと思います」 昨年、東京都で受動喫煙防止条例が成立し、大阪府議会でもこの2月定例会に同様の条例案が上程され、現在、競うように国の規制より厳しい「タバコ条例」の制定が進められている。しかし、「口臭条例」や「体臭条例」制定の動きは聞いたことがない。にも拘(かかわ)らず、なぜ対喫煙者にだけ「におい差別」が許されるのだろうか。我こそが、我らだけが正しいと妄信する者たちの暴走――。 「正義臭」が鼻につく。 「週刊新潮」2019年3月14日号 掲載
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