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元気な昭和を作った田中角栄の伝記なら最高傑作になるかも 井筒和幸の「怒怒哀楽」劇場
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/248558
2019/03/02 日刊ゲンダイ ※タイトルは紙面による 沖縄の人たちはほんとに哀れだ。県民投票で「辺野古埋め立て反対」票が大多数だったのに、アベ政府は「真摯に受け止めます」と言ったきり、工事は中止されず続いている。あの日本一危ない普天間飛行場の返還、運用を停止させるために本当にあの青い海際に、代わりの基地を造らないと米軍はやっていけないのか? 不思議でならない。誰か知恵のある人間が出てこないのか。今からでも遅くないし、別の代替計画案ぐらい出ないのかと思う。アベ君よ、真摯に受け止めたなら聞き流さないで真摯に考え直したらどうだ。思うにこの将来、北朝鮮軍はもうソウルに攻め入らないだろうし、尖閣諸島に中国軍だって上陸してくるかな? 南海のどこか離島に基地ぐらい造れないのか。今こそ、政治屋の知恵者が沖縄県民のために登場する時が来たんじゃないのか。 楽しい映画の話を。米軍基地の行く末より、先日、発表されたアカデミー賞の行方の予想はすぐ出来た。最高の栄誉である「作品賞」は絶対にこれだと予想したとおり、「グリーンブック」という深刻だが心地良い感動作が選ばれた。1960年代アメリカ南部の激しい黒人差別を前に、冴えたエスプリに満ちたロードムービーだ。白人・黒人・メキシコ移民、人種が混在するトランプ時代にこそうってつけの秀作。「最近は作品賞は小粒になって、授賞式も派手さがなく興ざめ」などと言うバカ評論家がいるが、映画に小粒も大粒もないぞ。20年前の作品賞「タイタニック」なんて大粒の大ざっぱもいいとこ。北大西洋の大海が舞台なのに波も静かで、スジも幼稚な古くさい恋愛話でカスっていた。あんなのが衆愚の心をほんとに掴んでいたのか、疑わしかった。 作品賞にノミネートされた中で、「ブラック・クランズマン」という、スパイク・リー監督の白人至上主義集団「KKK」に入団する黒人刑事の話も現代アメリカにはもっと刺激的だろうし、「バイス」という題名からして皮肉な、ブッシュ大統領の下で「副」として裏で政府を操っていた悪名高きチェイニー副大統領が主人公の映画まであり、バットマン役のクリスチャン・ベールが20キロも太って演じたというから、笑わせてくれる。 ならば、日本の政治家映画もありかと空想してみた。まっ先に浮かんだのは「数は力、力は金だ」や「私は小学校卒業だ。しかし仕事のコツは分かってる」と豪語した田中角栄だ。40年前のロッキード事件も知らない若者の時代だが、田中首相こそ元気な昭和をつくった代表者だ。この政治屋の伝記は最高傑作になるかもしれない。よっし、明日から画策しよう。彼がアメリカに潰されたのなら、アカデミー外国賞で乗りこんでやるかと夢想した。 井筒和幸 映画監督 1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。
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