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天皇のことばに、平和、憲法への強い思い。皇后とのパートナーシップを感じた歌の引用と挨拶アシスト(日本がアブナイ!)
http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/900.html
投稿者 笑坊 日時 2019 年 2 月 26 日 08:01:38: EaaOcpw/cGfrA j86WVg
 

https://mewrun7.exblog.jp/28036280/
2019-02-26 03:19

24日には、今上天皇の在位30年を記念した政府主催の式典が行なわれた。(*^^)v祝

 沖縄出身の歌手・三浦大知さんが 明仁天皇が皇太子時代に沖縄に訪問をした際に作った歌に、皇后が曲をつけた楽曲『歌声の響』を熱唱した。

 天皇は、皇太子時代から海外も含め、戦災にあった地域を回り、祈りを捧げて来たのであるが。とりわけ沖縄の戦争被害、慰霊に対する思いを強く抱いており、今回の楽曲も、そのことを考えて選ばれたのではないかと察する。(・・)

 また、毎度のように書いてしまうのだが。mewは、明仁天皇は、日本の中でも最も現憲法を尊重し、平和主義を大事にしている人だと思っている。(++)

 明仁天皇は、子供の頃に敗戦を迎え、日本の惨状も目の当たりにしているし。父である昭和天皇の様々な思いも感じていたことから、自分はいかに新憲法の下で、戦後の日本、日本国民の象徴として、国民と共に生きて行くか、本当に真剣に考えたと思うし。

 また、政治には関与しないものの、自分の代において、いかに平和維持に貢献して行くか、何よりもそのことを重視して来たのではないかと思うのだ。(**)

 その思いは、今回のおことばのアチコチに、とてもあらわれていたように思う。(・・)

『平成の三十年間、日本は国民の平和を希求する強い意志に支えられ、近現代において初めて戦争を経験せぬ時代を持ちました』

<H24年〜の安倍2次政権からは、アブナいんだけどね。(-"-)そのあとの『島国として比較的恵まれた形で独自の文化を育ててきた我が国も、今、グローバル化する世界の中で、更に外に向かって開かれ、その中で叡智を持って自らの立場を確立し、誠意を持って他国との関係を構築していくことが求められる』という部分は、安倍くんに外交のあり方を進講してあげているのかと思ったりして。^^;>

『憲法で定められた象徴としての天皇像を模索する道は果てしなく遠く・・・』

『私がこれまで果たすべき務めを果たしてこられたのは、その統合の象徴であることに、誇りと喜びを持つことのできるこの国の人々の存在と、過去から今に至る長い年月に、日本人がつくり上げてきた、この国の持つ民度のお陰でした。』

* * * * *

 最も印象的かつ象徴的だと感じたのは、やはり、この部分だ。 

『平成が始まって間もなく、皇后は感慨のこもった一首の歌を記しています。

ともどもに平らけき代を築かむと諸人のことば国うちに充つ

 (略)この頃、全国各地より寄せられた「私たちも皇室と共に平和な日本をつくっていく」という静かな中にも決意に満ちた言葉を、私どもは今も大切に心にとどめています。』

 明仁天皇夫妻は、平成の30年間、それ以前に皇太子夫妻となって60年間ずっと、いかに国民と共に平和な日本を作って行くか、何よりもそのことを重視してやって来たわけで。おそらく、国民の多くも、その思いをしっかりと感じとって、ともに平和を目指して来たのだと思う。"^_^"

<「天皇の心、子知らず」の安倍くんら超保守タカ派には伝わらなかったと思うけど。_(。。)_>

 また、mewは、今上天皇が公の式典での「おことば」で、皇后の歌を引用したこと「今上天皇らしいな〜」と思い、嬉しく受け止めた。(~~)

 戦前はもちろん、戦後しばらくの間も、天皇陛下が、女性、妻である皇后の歌を自らオモテに出すというのは考えにくいことだったかも知れないのだけど。

 今上天皇は、皇太子時代に美智子妃と結婚してから、時代に即して、(当初はアレコレうるさかった外野の圧力と戦いながら)できるだけ対等なパートナーとして生活、公務を行なうことを目指して来たのである。<子供たちとも同居して、家庭生活、教育にも携わって来たしね。(・・)>

 そう言えば、去年の天皇誕生日にも、天皇は会見で皇后に関して、こんなことを語っていた。

「皇后は常に私と歩みを共にし、私の考えを理解し、私の立場と務めを支えてきてくれました」

「私はこれまで、象徴としての私の立場を受け入れ、私を支え続けてくれた多くの国民に衷心より感謝するとともに、自らも国民の一人であった皇后が、私の人生の旅に加わり、60年という長い年月、皇室と国民の双方への献身を、真心を持って果たしてきたことを、心から労いたく思います」

* * * * * 

 まさにその二人のパートナーシップとも言えるものが見られたのが、天皇がおことばの原稿の読む順番を間違えた時だった。(・o・)

『「おことば」がはじまり、5分半ほどが過ぎたころだった。天皇陛下は「在位30年にあたり政府、並びに国の内外から…」と、冒頭部分を再び読まれた。

 ここで、隣で天皇陛下を見守られていた皇后さまが間違いに気づき、陛下に知らせた。

 天皇陛下は「え? どうして?あ、そうか」と戸惑われたが、皇后さまが「違いますよ」と陛下の手元の原稿を確認。陛下は天皇陛下「え?これだ。どうも」と応じられ、すぐに「おことば」を再開された。(BuzzFeed Japan 19年2月24日)』

 皇后は、天皇が原稿を作成する際に一緒にいて、話の流れがわかっていたので、すぐに順番がおかしいと気づいたようだったとのこと。

 さりげなく天皇に近寄りアシストする姿も、ステキだったし。2人で共同作業をしているような感じで、2人のパートナーシップのよさが際立って見えたように思えた。(@@)

 mewは、今の明仁天皇のファンなので、これが公式の場での最後の「あいさつ」になるのかと思うと、本当に寂しくて、MISS YOU なんだけど。
 
 23日に誕生日会見を行なった皇太子も、「天皇、皇后両陛下がされてきたように国民に常に寄り添い、共に喜び、共に悲しみながら、象徴の務めを果たしていきたい」と語っていたし。

 きっと今上天皇と同じように、現憲法を尊重し、国民と共に平和を希求する天皇になることを目指してくれるのではないかと期待しているmewなのである。(**)

<雅子妃も心身をしっかりとケアしつつ、頑張って欲しい。>

 最後におことばの全文を・・・

『天皇陛下在位30年記念式典でのお言葉全文

 在位三十年に当たり、政府並びに国の内外から寄せられた祝意に対し、深く感謝いたします。

 即位から三十年、こと多く過ぎた日々を振り返り、今日(こんにち)こうして国の内外の祝意に包まれ、このような日を迎えることを誠に感慨深く思います。

 平成の三十年間、日本は国民の平和を希求する強い意志に支えられ、近現代において初めて戦争を経験せぬ時代を持ちましたが、それはまた、決して平坦(へいたん)な時代ではなく、多くの予想せぬ困難に直面した時代でもありました。世界は気候変動の周期に入り、我が国も多くの自然災害に襲われ、また高齢化、少子化による人口構造の変化から、過去に経験のない多くの社会現象にも直面しました。島国として比較的恵まれた形で独自の文化を育ててきた我が国も、今、グローバル化する世界の中で、更に外に向かって開かれ、その中で叡智(えいち)を持って自らの立場を確立し、誠意を持って他国との関係を構築していくことが求められているのではないかと思います。

 天皇として即位して以来今日(こんにち)まで、日々国の安寧と人々の幸せを祈り、象徴としていかにあるべきかを考えつつ過ごしてきました。しかし憲法で定められた象徴としての天皇像を模索する道は果てしなく遠く、これから先、私を継いでいく人たちが、次の時代、更に次の時代と象徴のあるべき姿を求め、先立つこの時代の象徴像を補い続けていってくれることを願っています。

 天皇としてのこれまでの務めを、人々の助けを得て行うことができたことは幸せなことでした。これまでの私の全ての仕事は、国の組織の同意と支持のもと、初めて行い得たものであり、私がこれまで果たすべき務めを果たしてこられたのは、その統合の象徴であることに、誇りと喜びを持つことのできるこの国の人々の存在と、過去から今に至る長い年月に、日本人がつくり上げてきた、この国の持つ民度のお陰でした。災害の相次いだこの三十年を通し、不幸にも被災の地で多くの悲しみに遭遇しながらも、健気(けなげ)に耐え抜いてきた人々、そして被災地の哀(かな)しみを我が事とし、様々な形で寄り添い続けてきた全国の人々の姿は、私の在位中の忘れ難い記憶の一つです。

 今日この機会に、日本が苦しみと悲しみのさ中にあった時、少なからぬ関心を寄せられた諸外国の方々にも、お礼の気持ちを述べたく思います。数知れぬ多くの国や国際機関、また地域が、心のこもった援助を与えてくださいました。心より深く感謝いたします。

 平成が始まって間もなく、皇后は感慨のこもった一首の歌を記しています。

 ともどもに平(たひ)らけき代(よ)を築かむと諸人(もろひと)のことば国うちに充(み)つ

 平成は昭和天皇の崩御と共に、深い悲しみに沈む諒闇(りょうあん)の中に歩みを始めました。そのような時でしたから、この歌にある「言葉」は、決して声高に語られたものではありませんでした。

 しかしこの頃、全国各地より寄せられた

 「私たちも皇室と共に平和な日本をつくっていく」

という静かな中にも決意に満ちた言葉を、私どもは今も大切に心にとどめています。

 在位三十年に当たり、今日(こんにち)このような式典を催してくださった皆様に厚く感謝の意を表し、ここに改めて、我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります。(読売新聞19年2月24日)』

    THANKS


 

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