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小泉進次郎が首相に? 故・堺屋太一さんが予測した東京オリンピック後の日本〈AERA〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190215-00000008-sasahi-peo
AERA dot. 2/16(土) 16:00配信 AERA オンライン限定記事
2000年12月に経済企画庁長官退任後も内閣特別顧問を務めた。安倍政権でも内閣官房参与として助言してきた(撮影/横関一浩)
「団塊の世代」の名付け親で、経済企画庁(現内閣府)長官などを歴任した作家の堺屋太一(さかいや・たいち、本名:池口小太郎<いけぐち・こたろう>)さんが2月8日、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。83歳だった。
「次の作品として『新元号30年』。私の最後の予測小説を書いてみたいと思っているんですよ」
昨年8月31日、自民党の総裁選に関するAERAの取材のなかで、堺屋さんはそう次回作への意欲を見せていた。孫くらい年の離れた記者に「雑誌で連載できないか」と取材中に問いかけるほどだった。それも、堺屋さんが新元号になる2020年以降の日本に大きな不安を感じていたからにほかならない。
取材は総裁選に関するものだったが、それを論評することはなく、日本の政治そのものへの危機感を語っていた。
「一番の問題は、野党がいないことです。野党がいない政治には、そもそも論争が生まれない。総裁選など、コップのなかの嵐に過ぎません。これは日本にとって非常に不幸なことです。野党や反自民勢力を意識する必要がないから、政治家が大きなビジョンを描くことがなくなりました」
そして、こう続けた。
「例えば今、日本が直面している最大の問題は少子化です。これを真剣に議論する人がいない。地方から若者を吸い上げ、東京一極集中だから、少子化が見えない。今、私は渋谷区神宮前に住んでいるけど、男女のペアで歩いているのは外国人ばかり。恋もしなくなった。恋の芽生えない東京に人が集まるのだから、地方はよほど面白くないんだろうと思う」
堺屋さんは1997年に朝日新聞紙上で始めた連載の近未来小説『平成三十年』(朝日文庫)で少子化を既に予測していた。この作品は、人口が減少し、東京一極集中で地方は衰退、国の借金は増え続けるというストーリーだ。まさに、現実も小説のような世界が広がっている。単行本化した際のサブタイトルは「何もしなかった日本」。このサブタイトルについて堺屋さんに尋ねると、こう答えた。
「(現実は)『何もしなかった日本』と比べても、もっと何もしなかった日本です」
実は『平成三十年』には続編『団塊の後』がある。舞台は団塊の世代がリタイアした後の2026年の日本。47歳と若い首相の徳永好伸が掲げるのが「身の丈の国」だ。外国と富を競わず、日本自身の幸せを追求する。年の若い首相について堺屋さんは「だいたい、小泉進次郎さんと同年齢」と話していた。
同作品のサブタイトルは「三度目の日本」。堺屋さんは政治への期待をこう話していた。
「一言で言えば『低欲社会』を解消することです。要するに面白い社会を作る。面白い社会というのは、意外性と多様性に満ちた社会です。強い日本を目指した第1の日本は明治維新から1945年の敗戦で終わりました。戦後、第2の日本の正義は『安全と平等と効率』でした。しかし、平等と安全が過ぎると、冒険心が生まれない低欲社会になり、世の中から意外性と多様性が消えてしまいます。日本の官僚は2年程度でポストが変わる仕組みなので、長期的な視野を持って問題を考えられない。政治家がビジョンを持って『第3の日本』を語っていく必要があります」
堺屋さんは終始、柔和な表情を浮かべる一方、よどみなく出る言葉にはすべて力が込められていた。(AERA編集部・澤田晃宏)
小泉進次郎が首相に? 故・堺屋太一さんが予測した東京オリンピック後の日本 https://t.co/2ZXLHcGHx6
— AERA dot. (アエラドット) (@dot_asahi_pub) 2019年2月16日
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