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クレジットカードを持てぬ人はポイント還元から排除される 溝口敦の「斬り込み時評」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/246857
2019/02/05 日刊ゲンダイ
写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ
今年10月に消費税率は8%から10%に上がる。これによる国民の負担増は5.2兆円に上るそうだが、安倍政権は、8%にアップ時の消費減退の再来を恐れ、10%アップ時に景気対策として5.5兆円もばらまく。
ばらまく余裕があるなら、最初から税金を上げるなよと言いたいが、キャッシュレス決済でのポイント還元策は小売店で買えば5%、コンビニなどのチェーン店なら2%分のポイントが付く。
使い分けでややこしいが、その前に、世間にはクレジットカードを持っていない人が意外に多い。飲食店に勤めるホステスなどは、たぶん勤め先が信用ゼロということだろう、ほとんどカードを持っていない。
彼女たちがカードの交付を申し込んでも、金融機関はお断りする。よって彼女たちがどれほど気前のよい消費者であっても、ポイント還元からは排除される。
ホステスの多くは消費者金融さえほとんど利用できず、民間のマンションでも自分の名前で借りるのは難しい。風俗店勤めの男女も事情は同じだ。飲食店勤めの黒服もカードを持てない。
広く知られた話だが、ヤクザや元ヤクザもカードから排除されている。日本にはカードを使えるか使えないかで身分差別の線が引かれている。
もちろん、一度自己破産した人もカードからは切断される。こういう人たちがどうしてもカードを使いたければ、詐欺で逮捕されることを恐れながら、家族や第三者名義のカードを手に入れて使うしかない。
逆にカードを使われる側も、零細店では客に使われることがうれしくない。カード会社に売り上げから手数料を差っ引かれるからだ。まして消費税アップに伴うポイント還元策では8%に据え置かれる飲食料を店で消費するか、店の外に持ち出すかでレジを使い分けなければならない。零細店ではそれ用のレジを新規購入するなど、真っ平だろう。
なぜ政府がキャッシュレス化を進めなければならないのか。カード払いにしたところで消費者とすれば、カネの出どころは一緒だから、消費を増やすわけにはいかない。逆に、カード会社と、商品やサービスの売り手に自分の消費動向を知られ、痛くもない腹を探られかねない。自分の居所を知られないためには、キャッシュ払いが一番なのだ。
厚労省の毎月勤労統計の不正が明らかになった。今年度の実質賃金がマイナスになる可能性さえ出てきて、国民に10%への増税を受け入れる余裕はない。
バカがヘタな策を弄すると命取りになる。安倍はいいかげん気づくべきだ。
溝口敦 ノンフィクション作家、ジャーナリスト
1942年7月5日生まれ。早大政経卒 徳間書店、博報堂勤務を経て、フリージャーリストに。暴力団や闇の世界に深く食い込んだド迫力ルポには定評がある。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞受賞、日本ジャーナリスト会議賞受賞。『暴力団』(2011年)がベストセラーに。
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— a.kimitoki@K-Possibility! (@kimitoki) 2019年2月5日
バカがヘタな策を弄すると命取りになる。<<ゴキブリ以下の学習能力では無理です。
安倍は国会で消費税は全て国民に還元すると。それじゃ初めから増税しなきゃいいのだ!キャッシュのパフォーマンスまでして国民を騙すアベ。クレジットカードを持てぬ人はポイント還元から排除される - 北海道は素敵です!! - Yahoo!ブログ https://t.co/vURMe3L1fs
— 松本 美紀子 (@yuuta24mikiko) 2019年2月4日
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— 吉川 幸男 (@FP_Yoshikawa) 2019年2月5日
『…厚労省の毎月勤労統計の不正が明らかになった。今年度の実質賃金がマイナスになる可能性さえ出てきて、国民に10%への増税を受け入れる余裕はない…』
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