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安倍首相 キャッシュレス推進パフォーマンスの怪しい狙い
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/246850
2019/02/04 日刊ゲンダイ 文字お越し
キャッシュレス体験で商店街の鮮魚店を訪れた安倍首相(C)共同通信社
キャッシュレス化を推し進める政府の真の狙いがどこにあるのか、国民はとことん警戒してかかった方がいい。
10月に予定されている消費税率10%への引き上げに伴う景気対策として、「キャッシュレス決済」時のポイント還元が導入されることになっている。
ポイント還元率を当初予定の2%から5%に引き上げるなど“お得感”をエサにして、この機会にキャッシュレス化を一気に進めようとシャカリキだ。
安倍首相も2日、世耕経産相らを引き連れて東京都品川区の戸越銀座商店街を訪れ、自らキャッシュレス決済を実演するパフォーマンスをしてみせた。コンビニで電子マネー用のカードを作るところから始まり、鮮魚店でサーモンや大トロなどの刺し身を購入。生花店では、タブレット端末のQRコードを使った決済サービスで、昭恵夫人に贈るという花束を買った。買い物を終えると、「初めてだったので緊張しましたが、簡単だなと思いました」と、利便性をアピールしていた。
「わざわざ庶民的な商店街を訪れるパフォーマンスで、庶民にはなかなか手が出ない大トロを買うところに、この政権の下劣さが表れています。普及率89%というキャッシュレス大国の韓国では、多重債務者が増加しました。ついには文在寅大統領が多重債務者の負債を棒引きにする“徳政令”に踏み切ったほど、深刻な社会問題になっている。韓国も、税制上の優遇や宝くじの特典を与えて政府がキャッシュレス化を促進した。痛税感の緩和をかたった日本政府の手口も同じで、あまりに国民をバカにしています。キャッシュレス化によって、購買情報などのビッグデータが蓄積し、それを企業や当局が活用する。つまり、国民の一挙手一投足を見張って監視することが、実に容易になる。政府がキャッシュレス化を推進する本当の目的はそこにあるのです」(ジャーナリスト・斎藤貴男氏)
■憲法が保障する通信の秘密も形骸化
そんな中、3日の新聞社会面にギョッとするような記事が載っていた。
日本の捜査当局が、米アップル社のスマートフォン「iPhone」のロック機能を、本人の了承を得ずに解除し、抽出したデータを捜査に活用していることが分かったのだ。
IT機器メーカー「サン電子」のイスラエルにある子会社「セレブライト」の協力でロック解除に成功し、当局は1個当たり70万円程度の報酬を支払ったという。
捜査のためとはいえ、スマホは個人情報の宝庫だ。事件とは関係ない情報も大量に含まれている。さらに電話やメールの内容は、憲法が定める「通信の秘密」に当たる。それを当局が勝手にのぞき見るのだが、令状を取ってやっているのか。被疑者段階でもスマホの中身をすべて見られる可能性があるということか。
「通信の秘密が憲法に定められ、主権者は国民であるにもかかわらず、捜査目的や公益性と言われると、日本人は個人情報の開示に無頓着な傾向があります。例えば米国では、16年に米FBIが銃乱射テロの容疑者が使っていたスマホのロック解除に協力するよう要請されたアップル社が、断固拒否して法廷闘争になりました。IT業界はこぞってアップルの側につき、ニューヨークの連邦地裁もアップルを支持した。市民のプライバシーにまで権力が強引に介入するのはおかしいという考えが根付いているからです。日本の当局がロック解除でデータ抽出していることがニュースになっても、黙って従っている国民性は危うい。当局によるデータ抽出は、検閲を許すことになり、思想統制にもつながりかねません」(ITジャーナリスト・井上トシユキ氏)
FBIがロック解除に成功したハッカーに支払った報酬は90万ドル(約1億円)だったとされる。一方、日本の当局が支払ったのは70万円。日本国民のプライバシーは安く見られたものだ。
勝手に情報が抜き取られる(C)日刊ゲンダイ
国家権力が個人の内心に介入してくるSF世界が現実に |
政府が進めるキャッシュレス社会は、新たな格差も生み出す。機器を導入できない小規模事業者は駆逐され、現金しか使えないデジタル弱者や、クレジットカードを持てない人は高い税率を課される上に、日々の買い物にも困るようになるかもしれない。
キャッシュレス決済は、たしかに便利だ。だが、すべて利用履歴が残る。ポイントカードや交通系カードも同様だ。
コンビニやレンタルショップなどで使うとポイントがたまる「Tカード」は、利用できる場所が多く、会員数は約6700万人に上る。この顧客データも、裁判所の令状なしに捜査当局に提供されていた。利用場所や日時から日頃の行動パターンが見えてくるし、購入した本やレンタルビデオのタイトルなどから、趣味や嗜好も分かる。当局にとって、これほど便利なデータもない。マイナンバーとひも付ければ、すべて丸裸だ。
「何しろ尾行も必要ないのです。すべてデータが教えてくれる。買った本や訪れた場所から、どんな思想の持ち主なのか、データ分析もAIがやってくれますから、反権力的な人物も自動的にあぶり出してくれるでしょう。権力者にとってはパラダイスです。『自分は悪いことをしないから大丈夫』と考えるのは甘い。何が悪いか、決めるのは当局なのです。個人情報データが、治安維持ではなく監視統制のために使われる。国民は買い物も行動もことごとく管理され、政府や企業に操られるだけの人生を強いられていく。それは奴隷と同じです」(斉藤貴男氏=前出)
■政府によるハッキングも始まる
現代では、携帯もネットも使わず、何のカードも持たずに生活していくことは難しい。しかも、IoTによって、家電など身の回りのあらゆるモノがインターネットにつながるようになってきた。プライベート空間での過ごし方まで、情報収集の対象になる可能性があるのだ。
総務省は近く、東京五輪を控えたサイバー攻撃対策の名目で、家庭や企業のインターネット家電など、「IoT機器」に無差別に侵入する調査に乗り出す。最大で全国約2億台の機器にアクセス。今月20日から実施するというが、本来は不正アクセス禁止法で禁じられている行為で、要は政府によるハッキングである。こんな調査は世界でも例がない。
特例的に24年までの5年間に限って調査を行うというが、なぜ五輪が行われる20年までじゃないのか。五輪を言い訳にすれば何をやっても許されると思っているのではないか。
政府がハッキングで得た情報をどう扱うのかも不明だ。統計も公文書も偽造して国民を謀る政府をどう信用しろというのか。嘘にまみれた国家権力が個人データを収集し、各家庭や内心にまで侵入してくるなんて、まるでSFの世界である。
安倍政権の内幕を描いたとされる「官邸ポリス」(講談社)が昨年末に出版され、話題になっている。安倍政権で、内閣官房副長官を筆頭に警察出身官僚が跋扈し、裏工作で邪魔者を潰していく。どこまでが真実かは分からないが、官邸ポリスは戦前の内務省特別高等警察さながら、首相と政権を守るために諜報活動を繰り広げる。
彼らからすれば、キャッシュレス社会は邪魔な人間を手間なく潰せる天国だ。国民を意に沿うように管理する思想統制にも都合がいい。恐るべき監視社会の到来である。
問題は、そういう危険性を国民が知らされないまま、キャッシュレス化が進められようとしていることだ。なぜ、国会で議論にならないのか。野党は徹底的にただすべきだ。
【独自】安倍首相、週末に戸越銀座を視察へ 電子マネーで買い物も
— FNN.jpプライムオンライン (@FNN_News) 2019年1月31日
10月の消費増税にともない導入されるキャッシュレス決済によるポイント還元制度をアピールするため、安倍首相が今週末、都内の商店街を視察することがわかった。https://t.co/Mdw9pUTW9y#FNN pic.twitter.com/Xhn4oL0HkE
https://t.co/o9foG7iQdZ
— Dr.サキ (@XKyuji) 2019年2月2日
都会のど真ん中で生活する安倍さんでも、その年になるまでQRコードを使っての買い物は初めてだと言った。ポイント還元の期間は2019年10月から9ヶ月間だけ。クレジットカードやスマホを持たない田舎の老人に、たった9ヶ月間のためだけにスマホやカードを作れと言うのか。
安倍首相がキャッシュレス体験=「意外と簡単」利便性を確認:時事ドットコム
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2019年2月2日
安倍首相「初めてだったので緊張したが、意外と簡単だった」
…ボクちゃん、ひとりでできるもん!😓
導入する店舗側が大変なんだよ💢 https://t.co/2pckYf5Mhj
【安倍首相がキャッシュレス体験】
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) 2019年2月2日
安倍晋三首相は東京都品川区の戸越銀座商店街を訪れ、現金を使わずに買い物する「キャッシュレス決済」を体験しました。
記事はこちら⇒https://t.co/21GvCoYeAC pic.twitter.com/pQYchzjSIb
安倍首相が戸越銀座でキャッシュレス体験(産経新聞)
— nob. (@nob111222333) 2019年2月3日
だ か ら!
まるっきり!同じじゃねえかっつーの! pic.twitter.com/zY8h7NBMoJ
#会いに行ける国難#ご迷惑な国難
— Tweet-rain<UNITE !> (@TweetRain007) 2019年2月2日
・意外と簡単⇒戸越銀座は大混乱💢💢💢
・利便性を確認⇒富ヶ谷で確認しろよ!💢💢💢
安倍首相がキャッシュレス体験=「意外と簡単」利便性を確認:時事ドットコム https://t.co/tiPn2tn0qb via @jijicom pic.twitter.com/cSFYCOziXg
安倍首相が戸越銀座でキャッシュレス体験https://t.co/SovdFOL4yF
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2019年2月2日
→首相「初めてだったので少し緊張したが意外と簡単だった」
→政府はキャッシュレス決済によるポイント還元制度を消費増税対策の柱と位置づけも、国内のキャッシュレス比率は2割程度で今回の視察を利便性アピールにつなげる狙い pic.twitter.com/ljkJOcIjSS
ポイント還元制度前にキャッシュレス決済の店視察 安倍首相 | NHKニュース https://t.co/P4HdDDXl2r
— 京都出身の高校生◢ #国会ウォッチ (@HNK9_nh) 2019年2月2日
この機会にキャッシュレス決済をいかし、外国人の観光客4000万人に向けてみな頑張ってもらいたい。
目的は、観光客ですか?
そのためなら国内の格差はどうでもいいのですか?
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2019年2月4日
【キャッシュレス社会の恐ろしさ】
『この男のパフォーマンスは全て怪しい』
「消費増税のポイント還元というエサでゴリ押しを進める決済改革の真の狙いはどこにあるのか」
「IoT電子機器への侵入、iPhoneのロック解除など、監視社会が張り巡らされている今、国民は何も知らされず…」 pic.twitter.com/VfSumguOH6
消費税増税への批判に対し「こうすればお得」という姑息な目くらましの問題と個人情報を収集する問題の二点、両方とも気に入りませんね。
— henkutsubaba (@meggabmu) 2019年2月4日
日本人は決まったことだからと諦めて従う人が多過ぎる。
我々が主権者です。
国家主義者に従うのは民主主義の自殺です。
キャッシュレスよりもアホボン3世の総理大臣の任期が9年も続くという事実の方が恐ろしいし、もうウンザリする(;´д`)
— カピターノ@ネトウヨ認定パヨク (@Takechanman1125) 2019年2月4日
キャッシュレス化の進む北欧諸国は社会の成熟度が高く人々の信頼関係が世界のトップクラス、地震や台風による停電も無い。日本ではキャッシュレス化はリスクが高すぎますね。無理でしょう。 https://t.co/QP3IJrJprH
— 産経新聞とネトウヨが大嫌いな保守 (@wanpakuamatsuka) 2019年2月4日
さもありなん。「マイナンバー」の登録状況が伸び悩んでいるために、国民の情報を統括・管理することが難しくなったためにキャッシュレス化推進で個人情報を集める目論見か。とことん下司だな、安倍政権 https://t.co/VVdOIMISIq
— 岩澤俊之 (@gannoji0124) 2019年2月4日
■斎藤貴男さん【お手本は韓国…政府推進「キャッシュレス社会」の恐ろしさ】(https://t.co/7w45sUXxyX) 【安倍首相 キャッシュレス推進パフォーマンスの怪しい狙い】(https://t.co/0YCi7Os1as)/《キャッシュレス化を推し進める政府の真の狙い…、国民はとことん警戒してかかった方がいい》
— AS (@ActSludge) 2019年2月4日
【キャッシュレス社会の恐ろしさ】この男のパフォーマンスは全て怪しい IoT電子機器への侵入、iPhoneのロック解除など、恐ろしい監視社会が張り巡らされている今、問題なのは国民は何も知らされず、国会でもほとんど議論にならないことだ 政府によるハッキングも始まる(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/utY8ywYTg0
— KK (@Trapelus) 2019年2月4日
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