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統計不正は何のため? 共犯疑惑の安倍内閣では解決不可能
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/246572
2019/01/31 日刊ゲンダイ 文字起こし
不正の元凶(C)日刊ゲンダイ
この通常国会は、「統計不正国会」になりそうだ。30日から始まった代表質問でも、野党側から厚労省の統計不正問題について厳しい質問が飛んだ。
「毎月勤労統計」の不正調査が行われていた問題は、完全に泥縄になっている。
不正が発覚すると、特別監察委員会がわずか1週間で報告書を公表。早々に担当者らの処分を決めて逃げ切りを図ったものの、今度は内部調査のずさんさや隠蔽体質が露呈し、再聴取を余儀なくされた。
「特別監察委の聴取の大半が実際は外部の有識者ではなく身内の職員によって行われていたことが明らかになりましたが、こんなお手盛り調査で事実の解明なんてできるわけがない。調査をしたというアリバイづくりでしかありません。しかも、監察委の聴取に省内ナンバー2の審議官やナンバー3の官房長が同席していたなんて、下っ端ヤクザの取り調べに組の若頭が同席して睨みを利かせているようなもので、部下が余計なことを言わないよう圧力をかける目的としか思えません。そうまでして厚労省は何を守ろうとしているのか。そこに問題の本質がある。本当の第三者機関に調査を任せられないのは、後ろ暗いことがあるからです。何とか形だけの調査で終わらせて、問題を隠蔽しようとしたのでしょうが、それがかえって墓穴を掘った格好です」(政治評論家・本澤二郎氏)
25日に再調査を表明後、特別監察委は新たに3人を調査対象に加え、計40人を聴取したというが、その再ヒアリングにも人事課長らが同席しているというから、もはや呆れるしかない。この調査の目的が、不正問題の真相解明でも再発防止でもないことは明らかだ。どうすればやり過ごせるか、ダメージが少なく幕引きを図れるか。組織防衛を図ることしか頭にないように見える。
■森友問題での公文書改ざんと根は同じ
「通常国会が始まる前に、拙速な内部調査で不正問題にケリをつけようとした結果、ボロが出てきて右往左往している印象ですが、これこそ厚労省の忖度でしょう。通常国会で安倍政権が火だるまにならないよう早期の幕引きを図った。しかし、誤ったデータを基に政策が立案されてきたことが発覚した以上、予算案の審議もできないはずです。大体、厚労省が勝手に不正を働いていたのだとすれば、安倍首相は本気で怒って、厚労省解体にまで踏み込んでもおかしくないくらいの話ですよ。それなのに他人事のような顔をして、行政に責任を押し付けている。森友問題での公文書改ざんを彷彿させる光景です。内閣や官邸が『こういう方向で行く』と示せば、役所はそれに合わせて動き、政権にとって都合のいいデータを上げる、都合の悪いことは隠す。そういう忖度が常習化しているのではないかと考えざるを得ません。アベノミクスの成果を演出するために統計データを偽装した疑いを、野党が追及するのも当然です」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
実態はマイナスだった(C)日刊ゲンダイ
損なったのはセーフティーネットではなく国家の信頼 |
30日に野党が合同で開いた統計不正のヒアリングでは、厚労省の担当者が2018年の実質賃金の伸び率が実際はマイナスだったと認める一幕もあった。事実上、アベノミクス偽装が明らかになったと言える。
厚労省は04年から、東京都の従業員500人以上の事業所すべてを調べない不正な抽出調査に手を染めていたが、18年1月以降は、密かにデータ補正も始めた。その結果、毎月勤労統計の賃金上昇率が、実際より高く出るようになった。
特に、18年6月分は公表値で「3・3%増」と高い数字を叩き出し、大メディアは「21年5カ月ぶりの記録的な伸び率」ともてはやしたものだ。ちょうど、自民党総裁選を直後に控えた昨年8月のことである。
ところが、野党の試算によると、18年1〜11月の実質賃金の伸び率は、ほとんどの月でマイナスだった。合同ヒアリングで野党議員から「試算は間違っているのか?」とただされると、厚労省の担当者は口ごもりながらも、最後は「ほぼ(野党の試算と)同じような数字が出ることが予想される」と答えた。実質賃金の伸びが実際はマイナスだったと認めたのだ。これには、野党議員の間からもどよめきが起きた。国民の多くは実感を持てないまま、安倍首相が胸を張ってきたアベノミクス成功の虚構が、音を立てて崩れた瞬間だった。
「戦後最長の景気拡大と言われても、庶民にはまったく実感がない。1人親世帯の相対的貧困率は50%を超えています。確かに、一部では儲かった人もいるのでしょうが、アベノミクスは格差を拡大させただけです。それが、この国の目指す方向性なのでしょうか。厚労省の統計不正問題は、やはり長期政権の弊害と言わざるを得ません。政権に都合のいい数字だけが発表される。そうなると、毎月勤労統計だけでなく、他の統計も信憑性を疑われてしまう。政府が発表するものが、すべて信用できなくなってしまった。そういう意味で、今回の統計不正問題の影響は甚大です。しかし、安倍首相は反省どころか、開き直っている感じさえする。与野党が伯仲して緊張関係があれば、役所との間にも緊張関係が生まれ、このような不正は起きにくい。自公政権がこの先もずっと続くと思うから、役人も政権に忠誠を示せば出世できると考えてしまうのです。嘘のデータを作ってでも、政権に忠誠を示そうとする。どんなに虚偽答弁を繰り返しても、内閣支持率が5割を超えるようでは、そうなるのも当然です。しかし、役所の忖度で政策立案の基本になるデータが偽装されるような国は終わっている。その最大の被害者は国民なのですよ」(山田厚俊氏=前出)
■景気拡大の結果、実質賃金もGDPもマイナスに?
アベノミクスによる景気拡大は戦後最長の「いざなみ景気超え」と喧伝されているが、それも果たして本当なのか。
昨年11月に発表された7〜9月期のGDPは、前期比マイナス0・3%だった。戦後最長の景気拡大の結果、実質賃金もGDPもマイナスになる――そんなバカな話があるか。
安倍は28日の施政方針演説以来、統計不正に関して、一応は謝罪めいたことを口にしている。
「不適切な調査が行われてきたことは、セーフティーネットへの信頼を損なうものであり、国民の皆さまにお詫び申し上げます」と繰り返しているが、この発言はコトの重大さを認識していないか、雇用保険の過少給付に問題を矮小化する意図のどちらかだ。
損なったのはセーフティーネットへの信頼だけではない。政治への信頼、そして国家の信頼なのである。
「行政統計は、専門家が公正中立な立場で扱わなければ、正確な数字は出てきません。今の霞が関はみな、官邸の方を向き、政権に都合のいいデータを作ることに腐心している。厚労省の統計不正は統計法違反ですが、これには内閣ぐるみの疑惑さえある。日本は政府統計も公文書も信用できない国になってしまったのです。国際的な信用も失ってしまった。独裁者が国民をだます最大の手法が、事実を隠すこと。もはや、この国は民主主義国家とは呼べません。モラルも何もない。不正を知りながら何事もなかったかのように統計を発表した根本厚労相の更迭は当たり前ですが、役人の忖度にしろ、不正を行わせた安倍内閣にこの問題は解決できません」(本澤二郎氏=前出)
“共犯関係”の安倍内閣が退陣しない限り、統計不正の全容が明らかになることはない。
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2019年1月31日
【“統計不正”共犯関係の安倍内閣では解決不可能】
『最初からゴマかすことしか頭にないのだ』
「そもそも、不正はアベノミクス 偽装のためではないか。だから、マトモな第三者機関に調査を任せられないのではないか」
「内閣総ぐるみの違法行為の真相究明には“共犯政権”の総退陣…」 pic.twitter.com/mWSBUvisC7
2018年6月上昇率推定では<共通事業所1.3%>に<サンプル入替+1.5%>と<3倍修正+0.5%>で<公表値3.3%>の構図が導かれ、この時の<作為抽出>の凄まじさがわかります。この上昇率変造は厚労省の不正動機「給付金削減」とは利益相反し明らかにアベ政権の仕業、厚労省追及はスピンでしょうね。
— ペンタクロス (@pentanet5) 2019年1月31日
隠蔽体質の安倍政権に真相究明ができるわけないですね。安倍も根本も事の重大さを理解していないでしょう。安倍は第一次政権の時に消えた年金問題で窮地に立たされ退陣に追い込まれたのに教訓を活かさず全く懲りていませんね。安倍の能天気なKYっぷりにあきれますね。
— 産経新聞とネトウヨが大嫌いな保守 (@wanpakuamatsuka) 2019年1月31日
不正の元凶🤣
— FM横須賀 (@FM34311178) 2019年1月31日
これを大々的にに拡張して安倍退陣の道標にしたらいい‼️
— ff_keiji (@ff_keiji) 2019年1月31日
共謀共同正犯に違いない!
— トリコ (@nanochan6183) 2019年1月31日
統計不正は何のため? 共犯疑惑の安倍内閣では解決不可能 https://t.co/6e3H0x8WZK #日刊ゲンダイDIGITAL
— BottomUpProject #ネット市民連合 (@datsugenp) 2019年1月31日
【統計不正】共犯関係の安倍内閣では解決不可能 最初からゴマかすことしか頭にないのだ そもそも、不正はアベノミクス偽装のためではないのか。だから、マトモな第三者機関に調査を任せられないのではないのか 森友問題での公文書改ざんと根は同じ(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/k1Fyn8cRHV
— KK (@Trapelus) 2019年1月31日
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