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必見第280回UIチャンネル鳩山・玉城・呉屋・屋良討論
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/280-9db9.html
2019年1月24日 植草一秀の『知られざる真実』
鳩山友紀夫元首相が理事長を務める東アジア共同体研究所が毎週動画を配信されている。
1月21日放送された第280回UIチャンネルはすべての主権者必見のものである。
玉城デニー県知事・金秀グループの呉屋守将会長・屋良朝博さんが鳩山友紀夫と議論
https://www.youtube.com/watch?v=WkoHpNb2CnU
ちなみに、第254回UIチャンネルでは私が出演させていただき、鳩山元首相と対談をさせていただいた。
第254回UIチャンネル 鳩山友紀夫氏×植草一秀氏
https://www.youtube.com/watch?v=pRMOTkBhU8w
市民政権樹立に向けての方策についてお話しさせていただいた。
こちらも、併せてご高覧賜れればありがたく思う。
第280回UIチャンネルには、
玉城デニー沖縄県知事
呉屋守将金秀グループ会長
屋良朝博元沖縄タイムス論説委員
が出演され、鳩山元首相とディスカッションをされた。
沖縄では現在、辺野古の美しい海が破壊されて米軍基地建設が強行されている。
昨年9月30日に実施された沖縄県知事選では、その是非が最大の争点とされ、辺野古基地建設阻止を訴えた玉城デニー氏が9万票の大差をつけて安倍内閣支援候補の佐喜眞淳氏に圧勝した。
2014年の知事選においても、最大の争点は辺野古米軍基地建設の是非だった。
この選挙でも沖縄県民は、「辺野古に基地を造らせない」意思を明示した。
沖縄のことは沖縄が決める。
これが地方自治の本旨である。
沖縄県民が総意で、辺野古に基地を造らせないとの意思を明示しているにもかかわらず、安倍内閣は辺野古基地建設を強行している。
その理由は、安倍内閣が米国に服従する内閣であるからだ。
日本の主権者の意向ではなく、米国の命令に服従する。
これが安倍内閣の基本スタンスである。
番組に出演された屋良朝博氏が指摘したように、安倍内閣である限りは、辺野古米軍基地建設を強行するというスタンスに変化は生じないだろう。
意味もない、単なる税金の無駄遣いである辺野古米軍基地建設を強行する愚行を中止させるには、政治を変えるしかない。
2019年は政治決戦の年である。
安倍政治を刷新するべきだと考える主権者が連帯して行動し、政治の現状を変えることこそ、2019年の最大の課題になる。
沖縄の問題を考える上で、第280回UIチャンネルは、非常に参考になるので、ぜひとも日本中の主権者に同番組を閲覧いただきたいと思う。
これは沖縄だけの問題ではない。
政治は主権者の意思にどう向き合うべきかという意味を持つ問題なのだ。
沖縄駐留の海兵隊は現在6000人規模である。
しかし、米軍再編によって、その数は800人にまで縮小する。
必要な施設は8分の1に減少するのである。
したがって、辺野古に新たな巨大な米軍基地を建設する必要性が存在しないのだ。
安倍内閣は辺野古米軍基地建設を強行推進するために、東アジア情勢の危機を煽ってきた。
中国の脅威を喧伝し、その論拠が希薄になると、北朝鮮の脅威を煽り、米朝会談が進展すると、今度は韓国との関係悪化を意図的に演出している。
東アジアの平和を構築することが大事なのに、逆に、東アジアの不安定化を懸命に創作しようとしている。
愚行としか言いようがない。
沖縄県議会は県民投票の条例を制定し、2月24日に県民投票の実施を決めた。
しかし、沖縄、うるま、宜野湾、石垣、宮古島の五つの市が県民投票事務をボイコットするとの意向を示している。
安倍内閣がこれを容認することは、今後憲法改正が発議されて、国民投票が実施されるときに、その事務をボイコットする自治体に強制力を働かせることができなくなることを意味する。
五つの市の住民は県民投票に参加したいとの意思を有しており、この意向を踏みにじることは民主主義制度そのものを否定する行為である。
沖縄県民の意思を確認する重要な機会となる県民投票を全県で実施するべきことは言うまでもない。
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