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2019年01月17日 「ジャーナリスト同盟」通信
<無党派の大山を動かせる指導者不在>
小沢一郎のライバルだった志賀節から「いまヒトラー研究をしている」という話を聞いたのは、かれこれ10年前だった。小泉純一郎が、戦争神社を繰り返して参拝していたころだろう。「小泉は私の隣の議席。本会議場では、席に座ると、すぐいびきをかいて寝ていた」という。独身の彼が、赤坂界隈でよく姿を見せていたころだ。自ら政権につくと、突然、靖国参拝して敵を創り出すことに成功した。相手を怒らせて、国民をナショナリズムの衣を着せて、ワシントンのポチとなって、自らの政府は安全保障強化と軍拡に突進した。
ナチス・ファシズム研究の第一人者・ローレンス・ブリットの分析だと、日本ファシズムへの助走は、安倍晋三の大馬鹿者を首相の座に押し上げた人物だった小泉内閣から、具体的に始まっていたが、当時、日本国内はいうまでもなくアジアで、日本のファシズムを指摘する専門家は一人もいなかった。
復活した財閥+復活した国家神道の、いわゆる死の商人連合について、進歩的な学者も正しく分析できなかった。そもそも今の日本でも、教科書から財閥の文字が消されてしまっている。
過去の実像を、これほど完璧に蓋をかけた侵略勢力の、見事な成果に驚愕するばかりである。隣国の学者も、見過ごしてきたものである。
ただし、アメリカの日本研究の第一人者のハロルド・スヌー博士は、その衣の正体を見事に暴いていた。日本でも彼の「日本軍国主義」(三一書房)が翻訳されていたが、多くの専門家・野党議員は黙殺してしまっていた。
現在、ローレンス・ブリットのファシズム研究に驚く一部の専門家が現れたものの、野党指導者は依然として軽視している。
今年は4月上旬に統一地方選挙、7月には参院選挙が決まっている。衆参同日選挙もありうる。野党にとって、結束すれば勝てる選挙だが、現状では壊滅的敗北を喫するするだろう。これは事実である。無党派の大山を動かせるリーダーは、一人もいない。
<勝てる選挙に毎回敗北する無能リーダー>
敵を知ることが、戦いに勝つ基本であるが、今の野党も学者・文化人・ジャーナリストも、安倍晋三の実像を掴んでいない。漢字もまともに読めない、本も読まない安倍は、人形・ロボットに過ぎない。それでいて6年も政権を担当している?
背後を、復活した財閥と復活した国家神道(日本会議)、集票マシーンとしての統一教会や公明党創価学会が固めている。有権者の2割から3割固めて、それだけで野党を圧倒する議席を確保できる。選挙制度のお蔭でもあるが。
世論を操作する言論界は、ほぼ完ぺきに財閥・電通・官邸が抑え込んで、真っ当な言論を展開できないようにされている。
<沖縄知事選を生かせなかった無責任野党>
強力な死の商人体制は、労働界に容易に手を突っ込むことが可能だ。それだけで、野党の結束を潰してきたが、今回も同様である。連合のいい加減さは、発足以来、変わらない。
多くの若者たちは、厳しい労働環境に追い込まれて、あたかも子羊のように強いられている。それはやくざに強姦、性奴隷のように売春を強要されている悲劇の女性のようでもある。
野党分断に対抗して勝利したわずかな事例は、昨年の沖縄知事選だった。年末の臨時国会は、この沖縄化がさく裂する場面だったが、野党はバラバラで、政府にいいように操られて、年を開けた。
野党指導者は国民を裏切って平然としている。
<モリカケTBS強姦魔事件から逃げた野党>
安倍晋三の心臓を止める良薬は、モリカケTBS山口強姦魔事件隠しを、とことん追及することだった。加計孝太郎や昭惠の証人喚問のはずだった。TBS強姦魔事件を徹底的に暴くことだった。
臨時国会で、全くそれをしなかった。死の商人の操り人形を演じて、舞台から降りてしまった。
オマケは、最大野党のトップ・枝野という大馬鹿が、安倍に追随して伊勢神宮を参拝して、政教分離違反を内外に誇示したことだった。
<死の商人内閣のなすがままの政局展開>
死の商人内閣は、既に憲法擁護義務違反を繰り返してきている。次いで政教分離違反もしている。憲法蹂躙内閣に対して、野党も司法も太刀打ちできない。不思議千万なのだ。国民も、である。
残るは非戦・戦争を禁じた9条である。この平和憲法の高い壁を崩壊させる2019年なのだ。そのための統一地方選と参院選の圧勝戦略が、用意周到に仕組まれている2019年なのだ。
野党に、死の商人内閣が仕掛けた壁を打ち崩せるか。とても無理だ。既に枝野は白旗を上げてしまった。枝野は、買収されてしまった、との分析も可能だろう。
土井たか子のような強いリーダーがいない野党である。野党は参院選で、壊滅的な敗北を喫するだろう。
<166億円改元キャンペーンと改憲に狂わされる日本人の精神>
米朝の非核化の遅れは、安倍が空母「出雲」改修、イージス・アショア導入・F35の大量購入の見返り要求に、トランプが合意しているためであろう。
トランプは、中間選挙の勝敗よりも、米産軍複合体を喜ばせることを優先したからであろう。米国の政治構造ゆえである。
日本の大馬鹿者は、150年前の田布施のリーダーの心境だという。明治維新の伊藤博文か吉田松陰と自分を重ね合わせている、との声もある。
明治のような改元を断行する、そのためには平成を終わらせる必要があったのだろう。平成天皇の憲法擁護姿勢と安倍の反憲法姿勢は対極にある。皇位継承は、内閣の政治利用からきている、という分析が正当であろう。
皇位継承における宗教儀式は、これまた政教分離違反であるが、死の商人内閣にとって馬耳東風である。
一切の内外政の問題を、166億円の血税を駆使した、皇位継承と改元キャンペーンという「黄金」の蓋をかけて、野党や民衆の声を抹殺、参院選へと突入する。
ばらばら野党に国民は、ただ呆れて為すことを知らない。大敗北の責任を取って、いまの政治指導者は退陣することになろう。秋の臨時国会で、公明党創価学会が発案した9条改憲・改悪案が、衆参で発議され、国民投票へと突入する。
かくしてワイマール体制を崩壊させたヒトラーの「我が闘争」は、東京でも完結、日本ファシズムの到来に東アジアは、茹でガエルよろしく気が付くが、余りにも対応が遅かった。新たな火薬庫の時代になすすべがない。
確実に、悪夢が現実になろうとしている、悲劇の日本とアジアである。
2019年1月17日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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