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まるで大本営発表。事実誤認の安倍「サンゴ移植」発言を垂れ流したNHK、問い合わせに「ノーコメント」
https://hbol.jp/183466
2019.01.16 横田一 ハーバー・ビジネス・オンライン
事実誤認の「サンゴ移植」発言があったと指摘されている安倍首相。いまだ訂正も説明もしていない
1月6日のNHK「日曜討論」で安倍首相は、辺野古への土砂投入映像が流れたのを受けて「サンゴを移しております。絶滅危惧種は砂をさらって別の浜に移していくという、環境の負担をなるべく抑える努力をしながら(工事を)行っている」と訴えた。しかし実際は、土砂投入エリア内でのサンゴ移植実績はゼロ。環境配慮の姿勢をアピールするも「実態が伴っていない」と批判が起きている。
菅官房長官は「首相の事実誤認」を「まったく問題はありません」
放送法第三条二にある「報道は事実をまげないですること」に違反するプロパガンダ(政治的宣伝)であるのは一目瞭然だが、菅義偉官房長官は訂正も謝罪もしていない。放送2日後の1月8日、『東京新聞』の望月衣塑子記者の質問に対して菅官房長官は次のように答えた。
望月記者:辺野古海域でのサンゴの移植についてお聞きします。首相は6日のテレビ番組で土砂投入に当たって、「あそこのサンゴは移植している」と述べられましたが、土砂投入されている辺野古側の海域、埋め立て区域2の1からはサンゴは移植していないとして、一部報道は「首相は事実を誤認して発言した」と報じました。政府の現在のサンゴ移植の現状認識を改めてお聞かせ下さい。
菅官房長官:環境監視等委員会の指導や助言を受けながら適切に対応しているということでありますから、まったく問題はありません。
「どうぞ、報道に問い合わせてほしい」と丸投げ
辺野古土砂投入で危機が迫る大浦湾のサンゴ群落。赤土が混入した土砂の投入で、周辺海域の環境に大打撃を与えるリスクが増大
ここで望月氏が引き合いに出した「一部報道」とは、1月8日付の『琉球新報』。「首相が『あそこのサンゴは移植』と発言したが…実際は土砂投入海域の移植はゼロ」という見出しで、安倍首相の発言をこう紹介した。
「安倍晋三首相は6日に放送されたNHKのテレビ番組『日曜討論』で事実を誤認して発言した。安倍首相は『土砂投入に当たって、あそこのサンゴは移植している』と述べたが、現在土砂が投入されている辺野古側の海域『埋め立て区域2-1』からサンゴは移植していない」
「首相は『砂浜の絶滅危惧種は砂をさらって別の浜に移す』とも発言した。沖縄防衛局の事業で、貝類や甲殻類を手で採捕して移した事例はあるものの、『砂をさらって』別の浜に移す事業は実施していない」
土砂を投入している埋立エリアでのサンゴ移植も、絶滅危惧種の“砂ごと移植”も、実際には行われていないというのに、菅官房長官は「まったく問題はありません」と答えたのだ。当然、望月氏は再質問をした。
望月記者:報道では「埋め立て海域全体では7万4000群体の移植が必要だが、移植が終わったのは別海域の9群体のみにとどまる」としております。玉城知事は昨日、ツイッタ―上で「総理、それは誰からのレクチャーですか。現実はそうなっていません。だから私たちは問題を提起している」と反論されました。事実の誤認ないし説明不足である場合は、改めて政府として見解を出すつもりはないのでしょうか。
菅官房長官:「報道によれば」に答えることは政府としてはいたしません。どうぞ、報道に問い合わせをしてほしいと思います。
NHKに問い合わせたが「ノーコメント」
菅官房長官
もちろん、安倍首相の発言を事実か否かをチェックせずに報道したNHKの責任も大きい。そこで「報道に問い合わせをしてほしい」という菅官房長官発言に従って、筆者は1月8日にNHKに問い合わせた。
Q1)8日付『琉球新報』が事実誤認と指摘しているが、NHKの認識はどうなのでしょうか。
Q2)事実誤認と認識した場合、訂正文の発表や訂正放送をする予定はあるのか。
Q3)事実誤認の首相発言を放送したことについての経過、検証の予定について。
翌9日、NHKから回答が来た。
「番組内での政治家の発言について、NHKとしてお答えする立場にありません。また、他社の報道についてはコメントいたしません」
さらに1月11日、NHKに対して「公平性や多角的報道を定めた放送法違反の疑いがある」「日曜討論の司会者が安倍首相に(サンゴに大きな環境負荷を与える恐れのある)『赤土混入土砂投入問題』や『軟弱地盤問題』について質問しなかった理由」などについて再質問をしたが、以下のような回答しか返って来なかった。
「(放送法違反の疑いについて)1月6日放送の『日曜討論』には与野党9党の方にご出演いただいています」
「NHKは、公共放送として、憲法で保障された表現の自由のもと、正確で公平・公正な情報や豊かで良質な番組を幅広く提供し、健全な民主主義の発展と文化の向上に寄与するよう努めています。この役割を果たすため、報道機関として不偏不党の立場を守り、番組編集の自由を確保し、放送の自主・自立を貫き、自主的な編集方針に基づいて放送しています。なお、個別の編集判断や、取材・制作の過程に関することはお答えしていません」
安倍首相発言にすぐに野党議員が「事実誤認」と反論する機会がなかったにもかかわらず、NHKは放送法違反の疑いを否定。不正確な政治的宣伝を長時間行う“特権”を、安倍首相にだけ与えたのだ。
それなのに「公平」だと言い張り、辺野古海域に大きな環境負荷を与える恐れのある「赤土混入土砂投入問題」や「軟弱地盤問題」については全く聞かなかった。そして「自主的な変種方針」を盾に、取材・制作の過程については答えようとしない。
先の大戦時の日本が、戦果をデッチ上げた大本営発表を繰り返しても戦況が好転しなかったのと同じく、実態の伴わない環境保全策をいくら発信しても、辺野古周辺の貴重なサンゴが保全される保証はまったくない。
<取材・文・撮影/横田一> ジャーナリスト。小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」に関する発言をまとめた『黙って寝てはいられない』(小泉純一郎/談、吉原毅/編)に編集協力。その他『検証・小池都政』(緑風出版)など著書多数
ハーバービジネスオンラインに安倍首相サンゴ移植フェイク発言(NHK日曜討論)の記事が配信されました。「まるで大本営発表。事実誤認の安倍『サンゴ移植』発言を垂れ流したNHK、問い合わせに『ノーコメント』」。明らかな放送法違反の事実歪曲番組なのに説明責任を果さず。 https://t.co/rx1F21xTQZ
— 横田一 (@yokotahajime) 2019年1月16日
大戦時の日本が、戦果をデッチ上げた大本営発表を繰り返しても戦況が好転しなかったのと同じく、実態の伴わない環境保全策をいくら発信しても、辺野古周辺の貴重なサンゴが保全される保証はまったくない。 https://t.co/IedMqJlHD3 @hboljpさんから
— Koji (@kwave526) 2019年1月16日
https://t.co/yLzQRSOXvO
— 海賊白髪爺さん (@Vi6MceJl6KLxaGN) 2019年1月16日
政権の監視役お目付け役を放棄し、放送法違反ではとまで言われる安倍傀儡と化した公共放送局!
フェイクや印象操作を始め何の躊躇いもなく嘘が飛び出す政権!日本の政府は狂っていないか?
末恐ろしい公共放送局の政府への忖度と癒着❗
「まるで」じゃなくて実際「大本営」ーー #日本のマスコミは情け無い恥ずかしい悲しいのNHK #我が人生最大の不幸は安倍晋三と同時代人になった事 #この世から亡くそう戦争差別安倍原発煙草の煙と巨人軍
— m@itta (@fmdoskume) 2019年1月16日
まるで大本営発表。事実誤認の安倍「サンゴ移植」発言を垂れ流したNHK https://t.co/U58GziCrUE
まるで大本営発表。事実誤認の安倍「サンゴ移植」発言を垂れ流したNHK、問い合わせに「ノーコメント」 https://t.co/ReSMqQful2
— 享/KYO (@psyco1962) 2019年1月16日
菅官房長官「全く問題はありません」
放送法第3条2「報道は事実をまげないですること」に違反する報道である事は一目瞭然だが、菅義偉官房長官は訂正も謝罪もしていない。
これなら国民は受信料を払う義務は無くなるのでは?識者の意見を求めます。
— なる ひこ (@miharajiro) 2019年1月16日
まるで大本営発表。事実誤認の安倍「サンゴ移植」発言を垂れ流したNHK、問い合わせに「ノーコメント」 - 記事詳細|Infoseekニュース https://t.co/1vMSJ0boJf
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