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竹田恒和JOC会長の潔白会見はわずか7分「逃げ恥」作戦に記者から怒りの声噴出
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190115-00000049-sasahi-soci
AERA dot. 1/15(火) 12:33配信
日本オリンピック委員会の竹田恒和会長(撮影/西岡千史)
記者会見ではJOCの調査報告書が配布されたが、2016年8月に公表されたものだった
これぞ「逃げるは恥だが、役に立つ」ということか。
2020年の東京五輪・パラリンピックの招致を巡る贈賄の容疑者となり、フランス当局から正式捜査を受けた日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長が15日、東京都内で記者会見を開いた。
ところが、30分の予定で開かれた会見はわずか7分で終了。内容も、冒頭から竹田会長が「いかなる意志決定プロセスにも関与していません」などと、疑惑が持ち上がっているシンガポールのコンサルタント会社との契約に関わっていないことが書かれた文書を読み上げたのみ。質疑応答に答えることもなく会場から“トンズラ”した。
これに納得いかないのが、100人以上集まっていた報道関係者だ。そもそも、記者会見を設定したのはJOCの側。竹田氏も会見で「自らの潔白を証明すべく、全力を尽くす」と言ったにもかかわらず、あっさりと退場してしまったことに、報道陣から非難ゴウゴウ。
「これだけ人を集めておいて失礼だ」
「おかしいんじゃないの」
「都合の悪いことはしゃべらないのか」
怒りの声が次々に飛んだ。
JOCの担当者によると、質疑応答を拒否して“トンズラ作戦”を取ることを決定したのは、今日15日午前2時ごろ。
「慎重に検討した結果、現在お伝えできることを口頭でお伝えするのみということが適切な判断と至った。よって、本日の質疑応答は差し控えさせていただいた」という。
ただ、口頭で文書を読み上げるだけなら、JOCのホームページなどで発表すればいいだけのこと。それがなぜ、竹田会長がわざわざ文書を読み上げる形式にしたのか。これについてJOCの担当者は「いま、調査中なのでそこに触れると誤解を招くといけない」と説明。事前に説明がなかったことについては、「会見をご案内させていただいた時は質疑応答について検討していたが、その後に検討した結果、質疑応答はなくしました」(同)と話した。
杓子定規の説明に、記者からは「これは記者会見じゃなくて、アピールでしょ」といった嘆きの声も。また、会場にはロイターなど海外メディアの記者も参加していた。日産自動車のカルロス・ゴーン前会長の逮捕を巡る騒動で、東京地検特捜部が逮捕容疑についてちゃんとした説明をしないことから世界中で日本の司法制度に批判の目が集まっているなか、またもや「不思議な国・ニッポン」を印象付けた形になった。
■竹田恒和会長の会見内容全文
本日は、2014年までにすでに解散してしまった東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会の元理事長として会見をさせていただきます。あらためまして、お忙しいところお集まりいただき、ありがとうございます。
本件は招致委員会とシンガポールのコンサルティング会社ブラック・タイディングズ社との間で取り交わされた2つのコンサル担当業務に関するものであります。
これら2つのコンサルタント契約は、通常の承認手続きに従い、締結されたものです。2つの契約に関する稟議書は通常の承認手続きを経て、最後に回覧され、私が押印しました。私の前にはすでに数名が押印しておりました。これらの契約内容は、ロビー活動および、関連する情報を収集するコンサルタント業務の委託になります。
これらの契約につき、私は国会の衆参両院の予算委員会をはじめとする各委員会に呼ばれ、私は招致委員会元理事長の立場で参考人として説明をいたしました。質疑に対応するため、私は実務の詳細につき、国、および都から派遣された招致委員会当時の職員などに実態を確認し、報告をさせていただきました。
招致委員会事務局は、主として、国と都から多くの人材を派遣いただいてオールジャパン体制で業務を行っておりました。国会においては、その後、本件に対してさらなる追及はありません。
さらにJOCは、第三者により外部の弁護士、公認会計士による調査チームを設置し、のべ37名の関係者を対象に私が署名に至った経緯につき、綿密なヒアリング調査を行いました。調査報告書は、ブラック・タイディングズ社とのコンサルタント契約は適正な承認手続きを経て締結されたものと確認されております。
承認手続きにおいて、担当者が取り引きの概要説明を記載した書面の稟議書を起案し、その上司が順次承認したうえで、理事長だった私に承認を求めるものであります。
私自身は、ブラック・タイディングズ社との契約に関し、いかなる意志決定プロセスにも関与していません。私には、本件に関与していた人々や本件の承認手続きを疑うべき理由はありませんでした。調査報告書は、招致委員会からブラック・タイディングズ社への支払いは、コンサルタント業務に対する適切な対価であったと結論づけています。
また、付け加えますと、調査報告書では、私がブラック・タイディングズ社と国際陸上競技連盟会長、およびその息子がいかなる関係があったことも知らなかったことを確認いたしました。
また、調査報告書は、ブラック・タイディングズ社との契約締結に日本の法において違法性はないと結論づけました。
この調査報告書は、2016年9月に発表され、それ以降さらなる調査は行われておりません。2017年初旬には、フランスの要請を受けた東京地検にも協力し、すべての質問に対し回答をいたしました。東京地検では、なんらの手続きも行われていません。
その後、フランス当局の要請により、12月10日、パリでヒアリングを受けてまいりました。そこですべての質疑に応答し、自らの潔白を説明しました。
現時点、私の心境といたしましては、この騒動により2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、着実で順調な準備に尽力されているみなさま、組織委員会、オリンピックに対し影響を与えかねない状況となってしまったことにつき、大変申し訳なく思っております。
また、信頼するスタッフ達が一丸となって熱い想いを持って取り組んでいたのはまぎれもない事実であり、その支えがあったからこそ、この東京招致が実現できたものと確信しております。この場をお借りして、あらためて当時のスタッフを誇りに思うとともに、みなさまに感謝を申し上げたいと思います。
今後、私は、現在調査中の本件についてフランス当局と全面的に協力することを通じて、自ら潔白を証明すべく全力を尽くしてまいります。以上です。
(AERA dot.編集部・西岡千史)
【JOC竹田会長 会見】
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年1月15日
東京オリンピック・パラリンピックの招致をめぐってフランスの司法当局がJOC=日本オリンピック委員会の竹田恒和会長を贈賄に関与した疑いで調べている問題で竹田会長の記者会見が都内で開かれましたhttps://t.co/3shTwBI4kf#nhk_news #nhk_video pic.twitter.com/ylqGfGzbWC
完全に黒だな。アウトだ!
— ジョンレモン (@horiris) 2019年1月15日
竹田恒和JOC会長の潔白会見はわずか7分「逃げ恥」作戦に記者から怒りの声噴出 https://t.co/QbiZU3bLgA @dot_asahi_pubより
自らの身を潔白を主張する絶好の機会を自ら放棄する理由はなにか?
— たぁにぃ (@tantantantany) 2019年1月15日
そりゃ、潔白ではないからだろうな、って思うのが普通の感覚でしょ。
「問題が無ければ戸籍公開できるだろ?」の論理ね。
竹田恒和JOC会長の潔白会見はわずか7分「逃げ恥」作戦に記者から怒りの声噴出 https://t.co/5EmjmFjn7s
竹田氏の説明は安倍一派と同じで形式的に適正なので問題ないと言うもの、官房機密費はいくら支出されたのか?この買収費は2億円でく、20億円?或いはゴーン氏も一味なのか?裏金がある?・・・竹田恒和JOC会長の潔白会見はわずか7分「逃げ恥」作戦に記者から怒りの声噴出 https://t.co/TJcGtp4x0n
— 安倍政権は要りません。地方選挙から共闘を! (@iwatedaitou) 2019年1月15日
【スキャンダラスだが気をつけて欲しい、この記事ですら「電通」の名前が書かれていない。電通は竹田氏に醜態を演じさせそれに乗じて消えてしまおうと目論んでいる。】竹田恒和JOC会長の潔白会見はわずか7分・・・https://t.co/dJFzn7tWPB
— 丼釜しゃあ (@donkomasya) 2019年1月15日
JOCの疑惑は黒ですね。竹田氏はコンサルタント契約が適正処理されたとだけ言うのみで問題はそのコンサルタント先がどのようなことやったのかということ、また官房機密費はどうなっている?・・竹田恒和JOC会長の潔白会見はわずか7分「逃げ恥」作戦に記者から怒りの声噴出 https://t.co/TJcGtp4x0n
— 安倍政権は要りません。地方選挙から共闘を! (@iwatedaitou) 2019年1月15日
竹田さんの会見での発言全文↓
— 田川豊 日本共産党 (@tagawa_yutaka) 2019年1月15日
これ普通に読むと、自分はコンサルティング会社との契約は知らず、責任はない、と、まさに逃げようとしてます。超恥ずかしい。
竹田恒和JOC会長の潔白会見はわずか7分「逃げ恥」作戦に記者から怒りの声噴出 https://t.co/rrHQL94Qlu
竹田恒和JOC会長の潔白会見はわずか7分「逃げ恥」作戦に記者から怒りの声噴出 ・どちらにしても味噌が付いたな・黒い・スポーツの祭典って何なのだ・https://t.co/0A5rjJMbH6
— fura翁 (@sayoko4126) 2019年1月15日
質疑応答のない「会見」など前代未聞ですし、こんなものは会見ではなく一方的な発表に過ぎません。しかし、その場で「質問を受けて下さい」と言った女性の記者は素晴らしいと思いました。
— 異邦人 (@Beriozka1917) 2019年1月15日
竹田会長に厳しい声 「質問なし、会見と呼べるのか」:朝日新聞デジタル https://t.co/tZFWmZDDlv
竹田恒和JOC会長を待っている。
— 日仏共同テレビ局France10及川健二 (@esperanto2600) 2019年1月15日
質疑応答なしだとか。
要は会見と言っても、竹田会長が一方的に話すだけ。清廉潔白ならば説明責任をはたすべきだろう。息子・竹田恒泰と同様に姑息な男だ。 pic.twitter.com/Xhz6FQqAdr
JOC竹田会長「記者会見」、組織側からの公表内容では理解納得されない点について質疑に応えることで「説明責任」を果たすためのもの。質疑応答をしないのであれば「記者会見」ではない。フランス当局が調査中だから質問に答えないのであれば、自分の「言い分」だけを一方的に述べるべきではない。
— 郷原信郎 (@nobuogohara) 2019年1月15日
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