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激しい人物破壊工作は正統性の証しである
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2019年1月14日 植草一秀の『知られざる真実』
1月13日の日曜日、横浜市青葉区でVision21第16回講演会が好天の下で開催された。
3連休の中日という日程にもかかわらず、多くの市民に参集を賜り、実り多い時間を共有させていただいた。
講演のテーマは
「消費増税は誰のため?消費税10%をぶった斬る!」
で、私は講師を務めさせていただいた。
早速、U PLANの三輪祐児氏がネット上に講演動画をアップ下さったので、是非ご高覧賜りたい。
20190113 UPLAN 植草一秀
「消費増税は誰のため?消費税10%をぶった斬る!」
https://www.youtube.com/watch?v=-VqDXkqK6-A&t=12s
2時間強の講演後に質疑応答も行われた。
2019年10月に消費税増税が計画されている。
安倍首相は3度目の延期を行う可能性がある。
7月に参院選があり、選挙を有利にするために増税延期を提示する可能性がある。
安倍内閣に対峙する勢力は、先んじて消費税減税の公約を明示するべきだろう。
最終的には「消費税廃止」を目指すべきだ。
「消費税廃止へ!」を合言葉にしてゆくことが必要だ。
講演で強調したことは、消費税の10%引き上げが、どのような経緯のなかで提示され、強行決定されてきたのかである。
重要な転換点は2010年だった。
この2010年は、日本政治の転換点でもあった。
2009年9月に鳩山内閣が誕生した。
「主権者の主権者による主権者のための政権」が、日本政治史上初めて、主権者の力と選択によって誕生したのだ。
画期的な金字塔が打ち立てられた。
ところが、わずか8ヵ月あまりで鳩山内閣は破壊された。
この過程のなかで、鳩山由紀夫元首相、小沢一郎元民主党代表が、諸悪の根源のような言われ方をされてきた。
多くの国民が、知らぬ間に、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏に対して、ネガティブな印象を持つようになってきたと言えるが、これが最大の「印象操作」である。
小沢氏と鳩山氏は激しいバッシングを受け続けてきた。
そのバッシングによって、市民の心のなかに、両氏に対するネガティブな「印象」が刻み込まれてきた。
結論から言えば、激しい攻撃を受けている人ほど本物であると言える。
本物であるからこそ、激しい攻撃を受け続けているのだと考えられるのだ。
つまり、激しい攻撃を受けるとことは、「本物の証明」と言って過言でない。
攻撃する側にとって、あまりにも危険な存在であるから攻撃されるのだ。
私も激しい攻撃を受け続けてきた。
そのこと自身が、実は正統性の証明になっていると考える。
人々は、メディアの情報操作、印象操作によって形成されたイメージを、もう一度疑ってみるべきだ。
2009年に政権交代が実現した。
鳩山内閣は、この国のかたちをつくりかえる、壮大な方針を示していた。
だからこそ、日本の既得権勢力からの猛攻撃、総攻撃を受けたのである。
対米隷属からの脱却、
大資本による政治支配
そして、官僚利権の構造
を破壊しようとした。
その官僚利権打破と表裏一体をなしたのが消費税増税問題である。
また、ハゲタカ資本は法人税減税の財源としての消費税増税を求めていた。
これらを背景に2010年政変が発生した。
2010年は日本の分岐点である。
米国映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、あるときのボタンの掛け違いでその後の運命が天と地に分かれる逸話が出てくるが、まさにこれだ。
2010年政変の結果として、いまの暗黒の日本が生まれてしまったのだ。
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