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災いがますます広がり深まることを憂慮する2019年の年始 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/245081
2019/01/10 日刊ゲンダイ
自民党の「仕事始め」で乾杯する安倍首相/(C)共同通信社
明けましておめでとうございます。と、まあ、型通りに挨拶をしてはみたものの、到底おめでたいとは言えないのが2019年である。昨年の漢字は「災」だったが、今年はその災いがますます広がり深まるのではないか。その最大の根源は米国のトランプ政権で、この1月に発足丸2年を迎えるけれども、すでにまともな閣僚・スタッフは残らず去ってしまい、糸の切れた凧のようになって一体どこへ飛んで行ってしまうのか、もはや誰にも予測不能。このトランプ政権の行方こそが、世界の安全保障と経済安定にとって最大の“脅威”である。
英国のブレグジットも先行き混沌で、3月にはEUとの離脱条件に関する合意を欠いたままの離脱という破滅的なハードランディングに突き進む公算大。英国と米国という2つのアングロサクソン国家がダッチロール状態に突き進んでいるのは、19世紀と20世紀の覇権国家として世界をリードしてきた両国が、いまだに自分たちがやりたい放題にしても世界は後ろに従ってくるにちがいないという幻覚にとらわれて、世界と自国の関係について落ちついて考えることができない認知障害に陥っているためである。この2つの老大国をどうやって介護して、慢性的徘徊や突発的暴力の危険を抑えられるかどうかが、新年の世界的な中心課題である。
翻って、日本にとって何が災いかといえば、それはまさに安倍政権である。トランプとの親しさをテコにして、この国を浮揚させようというのは時代錯誤としか言いようがなく、その矛盾は今年早々から、TAG交渉開始などを通じて顕在化するだろう。
くしくも本コラムは、第2次安倍政権発足直後の13年1月に連載が始まったので、今月で丸6年になる。これだけ毎週のように安倍批判を続けてきても一向に政権が倒れないのだから、言論の力など知れたものだと思うけれども、しかし、このところ都内の街頭や地方の講演会場などで「毎週、日刊ゲンダイを読んでますよ」と激励されることがしばしばある。ほとんどは60〜70代のシルバー世代だが、まことにありがたいことである。この世代の人たちに流行の挨拶は「安倍政権が倒れないうちに死ぬわけにはいかないよね」というもので、逆に今年、仮に安倍が行き詰まって倒れたりすると、この世代の方々が“生きがい”を失ってしまわないか心配である。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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— toripy (Evil to LDP) (@t_toripy) 2019年1月9日
災いがますます広がり深まることを憂慮する2019年の年始 高野孟 日本にとって何が災いかといえば、それはまさに安倍政権である。トランプとの親しさをテコにして、この国を浮揚させようという大間違い。 - 北海道は素敵です!! - Yahoo!ブログ https://t.co/TRUgCR9hJP
— 松本 美紀子 (@yuuta24mikiko) 2019年1月10日
災いがますます広がり深まることを憂慮する年始
— KK (@Trapelus) 2019年1月9日
日本にとって何が災いかといえば、それはまさに安倍政権である。トランプとの親しさをテコにして、この国を浮揚させようというのは時代錯誤としか言いようがなく、その矛盾は今年早々から...
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