歌詞を聞き取った。

目が覚めた音ひとつ
散歩でHaight
Cat walk

新聞紙のチリが
Cheese moonに
さざめくMOMA

にゃーややーやや
Come fly
I I will die for you

にゃーややーやや
愛不在
闇の会

どこでも望遠鏡で
猫は気にせず行く
ごめんにゃはは
足跡

白い腹を震わせ
笑う
塀の隙間　heaven
Seven calls will not do

目が覚めた音ひとつ
干からびるはずなく
乾く

民訳の仮面は
引き裂かれた
Crescent Moon

にゃーやーやーやーや
Cryたい
でもLove will die for now

にゃーやーやーやーや
Cryたい
病んだ愛

いつでも羅針盤で
猫は気にせず行く
ごめんにゃはは
足音

丸い髭を
震わせ笑う
Imagine there’s no heaven
Seven calls will not do

バンド時代の小室哲哉、そして山野直子。いい曲を作るので駄作が逆に目立つ。三村は駄作の割が高いのがあれだが、彼らにはできない種類の作詞がある。芸能人というより学芸家。

七十年代フォークやホワイト・アルバムのサイケデリックや、平成Ｊポップがコラージュのように断片を溶接しあった名曲。

歌詞は気にならなかったが、聞き取ろうとしてみると簡単に文字化がされると同時に情景がそれにつながった。

おかしい。何かが。ちゃんと意味があるし。

やっぱり他人の作詞だった。おそらく曲が先で、誰かが歌詞を足してくれたのだろう。

大ブームとなったベンチャーズだってデケデケデ。高度なカントリーのフィンガーピッキングをコピーすることは流行しなかった。

三村京子は一体どういう経緯でカントリーを取り入れたかは知らないが、かなりの違和感。

Hello, West Orange というズレきったタイトルもカントリーらしい素朴さを反映させた結果のようだ。らしくすること、の反面、類型から個性を守るような対立した意志も感じられる。

歌詞はリベラル。これはもう宗教みたいなもので、海外に出かけてドリアン助川か山本太郎みたいなことをいいだす青少年は後を絶たない。私も小6くらいまではそうだった。日教組の先生から点稼がないと未来はないのだから。