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世界はまだ理解していない−スウェーデンのコロナ対策指揮する疫学者
Bloomberg 2020年6月29日 12:28
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-29/QCNVOHDWX2Q901
→ スウェーデンの戦略は長期的な対応で唯一現実的な方法とテグネル氏
→ ロックダウンは一時的に流行抑制するが、感染再拡大を阻止できない
スウェーデンは新型コロナウイルス感染症(COVID19)の死亡率が世界で最も高い国の1つだが、ロックダウン(都市封鎖)を講じないよう政府に助言してきた疫学者アンデシュ・テグネル氏は、同国の戦略が全般的に誤解されたままだと主張している。
テグネル氏についてはこの1週間、世界保健機関(WHO)を批判したりロックダウンを採用する国は「狂気」の沙汰だと主張したことが大きく取り上げられた。
ロックダウンは狂気の沙汰、「世界は狂った」−スウェーデン疫学者
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スウェーデンの戦略は社会活動の大半を続けながら人と人との距離を保つ指針を順守するよう人々を訓練するものだが、世界は長く先の見えない新型コロナとの闘いでまだ第1段階にあるため、長期的な対応ではこうした戦略が唯一現実的な方法だというのが同氏の持論だ。
テグネル氏はスウェーデンの公共ラジオが流したポッドキャストで、「われわれの取り組みがこれまでより真剣に評価されることを願う」とし、「これがどのような結末を迎えるのか知るすべはない」と語った。
26日には、WHOが「感染の加速が非常に深刻な感染再拡大につながっており、それが抑制されなければ、医療体制が崩壊の危機に瀕する」11カ国の1つにスウェーデンを分類したことについて、「完全な間違い」だと厳しく反論。その後、WHOは評価を修正してスウェーデンの感染率は事実上「横ばい」だとし、感染者数の多さは検査の増加によるものだとした。
テグネル氏は厳しいロックダウンは一時的には流行を抑制するが、感染の再拡大を阻止できないと懸念している。同氏はロックダウンには回避できない代償もあると指摘。「あらゆる医薬品に副作用があるのと同じように、流行への対策にもマイナスの影響がある」とした上で、家庭内暴力や孤独、大量の失業を挙げている。
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(転載者のコメント)
画像の上半分は元記事にある「スウェーデン当局の発表」のものです。
下半分は厚労省発表データを元に小生が描いたものです(2月25日〜6月23日)。
「スウェーデン当局の発表」はソース不明です。これが正しければ、元記事のテグネル氏の主張も説得力がありますが、グーグルのCOVID-19情報も下のグラフと似た傾向で、この3週ほど感染者数が急激に増加したように見え、テグネル氏の主張はオカシイことになります。
実は、最近の東京都での感染増加は、厚労省データ、グーグルのCOVID-19情報ではともに増加しているようには見えません(というか数が全く一致しない)。 いよいよ何がフェイクか、分からなくなってきました。
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