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抗議デモ続くアメリカ 過去にさかのぼり人種差別反対の動きも/nhk
2020年6月14日 7時25分米黒人男性死亡
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200614/k10012469871000.html?utm_int=news_contents_news-main_001
アメリカで黒人男性が警察官に首を押さえつけられて死亡した事件に抗議するデモは3度目の週末に入った13日も各地で行われ、警察改革や人種差別の撲滅など社会の変革を求める動きが続いています。
この事件は黒人男性が警察官に首を8分間以上押さえつけられて死亡したもので、警察の対応や人種差別に抗議するデモはアメリカから世界各地に広がっています。
事件の発生から3度目の週末となる13日も、アメリカではニューヨークや首都ワシントン、それにシアトルなどの主要都市で相次いで抗議デモが行われました。
ニューヨーク中心部では10か所以上でデモが呼びかけられ、セントラルパークでは若者を中心におよそ500人が集まり、市内の大通りを歩きながら「黒人の命も大切だ」とか「正義の実現なしに平和はない」などと声を上げていました。
抗議デモをめぐっては、アメリカ各地で南北戦争当時に奴隷制を支持した南軍指導者などの像や記念碑が引き倒されたり当局が撤去したりしていて、13日は南部ケンタッキー州で州議会に設置されていた当時の南部連合の大統領像が撤去されるなど、過去にさかのぼって人種差別に反対する動きも広がっています。
事件から20日近くがたち、抗議デモが行われる都市や参加者の数は減っているものの今もデモは各地で行われていて、警察改革や人種差別の撲滅など社会の変革を求める動きが続いています。
デモ参加者「警察の市民への接し方 変える法律を」
抗議デモに参加した白人女性は「黒人の人たちが社会で疎外され、軽視されるべきでない。肌の色や年齢にかかわらず大勢の人々が彼らのために声をあげるのは喜ばしいことです。警察の市民への接し方、とりわけ黒人への接し方を変えるような法律が必要です」と変革の必要性を訴えていました。
黒人の若い女性はデモに参加した理由について「あまりに多くの罪のない黒人が殺され続けてきたことにうんざりして参加しました。将来の子どもたちが安全に過ごせるように、いま抗議の声をあげているのです」と話していました。
警察予算削減で 在り方見直す動きも
この日の抗議デモでは「警察予算を打ち切れ」という意味のプラカードを掲げた参加者が目立ちました。
黒人男性が死亡した事件の起きた中西部ミネソタ州ミネアポリスの市議会議員たちが警察をいったん解体して新たな治安組織を構築すべきだとしている主張に通じるものです。
しかし国民の間では警察解体は非現実的だという見方が大勢を占めていて、地元メディアの多くは警察の在り方を見直す中で予算の一部を削減し、教育や医療などに配分すべきという主張だと伝えています。
実際、全米で最大規模のニューヨーク市警について、デブラシオ市長が警察予算の一部を若者や医療、それに福祉分野にまわす方針を表明したのに続き、12日、市議会指導部も60億ドル(日本円にしておよそ6500億円)の警察予算のうち6分の1にあたる10億ドルを削減する案を発表しました。
また、ニューヨーク州のクオモ知事は州内のすべての警察に対し地域社会との関係を改善するための計画を来年4月までに提出するよう求めるとともに、13日の記者会見で「期限内に計画を示さなければ州の予算をつけない」と述べて警察改革を進める姿勢を強調しています。
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