http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/807.html
Tweet |
トランプ再選へ恐れるは黒人投票率 5%増なら情勢は激変
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274270
2020/06/08 日刊ゲンダイ
最大規模のデモが全米各地で(強靭な姿勢を崩さないトランプ米大統領)/(C)ロイター
これで12日間連続だ。黒人男性暴行事件に対する抗議デモは6日、全米に拡大、同じ日にデモが行われた自治体の数も米史上最多を記録した。
抗議デモに強硬姿勢を見せるトランプ大統領への批判も大きくなっている。ついに共和党のブッシュ元大統領(子)とロムニー上院議員は、11月の大統領選でトランプ再選を支持しないと決めたという。さらに、マティス前国防長官まで「彼は米国を分断させようとしている」と発言。現職大統領を元閣僚が公然と批判するのは極めて異例のことだ。
身内の共和党からも“離反者”が出始めたトランプ大統領。はたして大統領選はどうなるのか。上智大教授の前嶋和弘氏(現代米国政治)はこう言う。
「恐らくトランプ大統領は、堅い支持層さえ固めれば再選できると計算しているはずです。その岩盤支持層は、まだ揺らいでいません。トランプ大統領の支持率は全体では41%ですが、共和党支持者の支持率は86%です。抗議デモに対するトランプ大統領の対応についても、民主党支持者の92%は『非常に緊張を高めた』と回答し、全体でも67%に達していますが、共和党支持者は29%にとどまっています」
どうやら、トランプ大統領の再選戦略に狂いは生じていないらしい。
ただ、トランプ周辺は、黒人の投票率が上昇することを恐れているという。4日、トランプ氏本人が選対責任者を集めて「黒人票対策」を協議している。実際、人口の13%を占める黒人が一斉に投票所に足を運ぶと情勢は一変する可能性が高い。
黒人の投票率は、2008年と12年の大統領選時、65%を上回り、民主党のオバマ大統領の勝利に貢献。しかし、16年は60%を割り、民主党のヒラリー元国務長官は敗れている。米シンクタンク「アメリカ進歩センター」は、今年の大統領選で12年の投票率を再現できれば、民主党が勝利すると分析している。
「大統領選の投票率はここ最近60%程度です。もし、黒人票も含めて投票率が65%や70%に上昇したら、トランプ再選は苦しくなるでしょう。注目なのは、18年の中間選挙の投票率がハネ上がったことです。通常、40%程度なのですが、10ポイントもアップし50%になった。地殻変動が起きているのかも知れません」(前嶋和弘氏)
トランプ大統領は内心、黒人の動向にヒヤヒヤしているはずだ。
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。