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「イギリスが香港のために立ち上がらないことこそ危機だ」パッテン元総督(ニューズウィーク)
http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/734.html
投稿者 赤かぶ 日時 2020 年 5 月 26 日 00:51:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

「イギリスが香港のために立ち上がらないことこそ危機だ」パッテン元総督
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/05/post-93498.php
2020年5月25日(月)17時35分 ジェイソン・レモン ニューズウィーク


中国の国家安全法制定の動きに抗議した香港市民に、警官隊は再び催涙ガスを浴びせた(5月24日)  Tyrone Siu-REUTERS


<香港への統制を強化する「国家安全法」をパッテン元総督が強く懸念>

中国政府が香港の統制を強化する「国家安全法」の制定に向けて動き出した。これを受けてイギリス統治時代の香港で最後の総督を務めたクリス・パッテンは中国を強く批判するとともに、香港の自治を守るためにさらなる行動を起こすようイギリス政府に求めた。

「中国は(香港や国際社会を)欺いている。物事を自分たちの都合に無理やり合わせようとし、それを指摘されると、『戦狼』外交官たちがいじめと恫喝を用いて相手を黙らせようとする」とパッテンは英タイムズ紙とのインタビューで述べた。戦狼外交官とは、中国版ランボーとも言われる戦争アクション映画『戦狼』になぞらえ、高圧的で攻撃的な発言をする外交官を指す。

「やめさせなければ、世界の安全度は大きく損なわれ、世界中の自由民主主義が危うくなるだろう」とパッテンは言った。

国家安全法案については、多くの香港住民そして外国の専門家たちが、香港の自治を恒久的に損なう可能性があると懸念している。

香港では24日、数千人規模のデモが行われ、市内各所でデモ隊と機動隊の衝突が起きた。

パッテンはイギリス政府に対し、「私たちが目にしている事態は、共同声明を完全に破壊するものだ」と考えるべきだと主張。共同声明とは1997年の香港返還の際にイギリスと中国の間で交わされた合意文書だ。これによれば香港は「一国二制度」の下で少なくとも2047年までは自治を維持できることになっている。

イギリスは中国に、そんなことは許されないと言うべきだ、と語るパッテン


■「中国に香港の人々は裏切られた」

「われわれが目のあたりにしているのは新たな中国の独裁だ」とパッテンはタイムズに述べた。「私の思うに、香港の人々は中国に裏切られてきた。つまり中国は信頼に足る相手でないことを(自ら)証明したわけだ」

パッテンはまた、「イギリスには香港のために立ち上がるべき道義的、経済的、そして法的義務がある」と述べ、「真の危機は、イギリスの対応がまったくもたついていることだ」と指摘した。

「合意文書に調印した以上、われわれには(対応すべき)義務がある」とパッテンは述べた。

<参考記事>香港の自由にとどめを刺す中国、国際社会はどう反応するのか

今回の中国の動きを受け、イギリスとオーストラリアとカナダの外相は連名で「われわれは香港の国家安全に関する法律導入の提案を深く憂慮する」との声明を出した。

声明で外相らは「香港の住民や立法府、司法部の直接の関与なくそうした法律が作られれば、香港に高度な自治を保証する一国二制度の原則は明らかになしくずしにされてしまう」と指摘した。

昨年、中国の習近平(シー・チンピン)政権が逃亡犯条例の改正によって香港の自由と自治への制限を強めようとしたときは、香港では激しい抗議運動が起きた。数千人のデモ隊が警察との衝突を繰り返し、11月に行われた区議会(地方議会)議員選挙では民主派が香港史上例のない地滑り的勝利を収めた。

<参考記事>全人代「香港国家安全法案」は米中激突を加速させる

にもかかわらず、習政権は香港の抗議運動に対する弾圧を続けた。多くの活動家や人権団体が、習政権下での一国二制度の原則の行方に深い懸念を表明している。

ヒューマン・ライツ・ウォッチの上級研究者、マイヤ・ワングは本誌の取材に対し「香港を失えば、中国の道義性を問う力強い声が失われてしまう」と述べた。中国が「影響力を拡大し、ますます力を増す中で」、その声はかつてなく重要になっていたのに、とワングは言う。

「中国による人権侵害はもはや、中国本土だけに留まらない時代が来るだろう」とワングは警告している。

(翻訳:村井裕美)


Hong Kong Protesters Clash With Police After China Tightens Grip




 

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コメント
1. 赤かぶ[78512] kNSCqYLU 2020年5月26日 00:53:04 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[8354] 報告

2. 赤かぶ[78513] kNSCqYLU 2020年5月26日 00:53:37 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[8355] 報告

3. 赤かぶ[78514] kNSCqYLU 2020年5月26日 00:54:14 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[8356] 報告

4. 赤かぶ[78515] kNSCqYLU 2020年5月26日 00:54:51 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[8357] 報告

5. 赤かぶ[78516] kNSCqYLU 2020年5月26日 00:55:35 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[8358] 報告

6. 赤かぶ[78517] kNSCqYLU 2020年5月26日 00:56:25 : Etqgkm55TU : RGtULnlHMS9YdlE=[8359] 報告

7. 2020年5月26日 10:39:32 : 1D9aMGDo7A : cFFRZHZVZjEuRkk=[1] 報告

世界史のお勉強タイムです。

よーすけ@yoshimichi0409
1967年に発生した香港暴動は、西側では中共文革派による煽動の所為にしているが、長年続いた大英帝国の過酷な植民地支配に対する民衆の怒りの表れであり、現在の香港民主派によるテロ行為と違い遥かに正当性がある。

川流桃桜@AgainstEmpire@kawamomotwitt
常識レヴェルの話だと思うが、香港の人々が自治権を獲得したのは1997年の中国返還以降のこと。植民地支配時代には殆どが二級市民として扱われ、選挙どころか抗議の声を上げることすら許されていなかった。相も変わらぬ大英帝国の傲慢と欺瞞は途方も無いものだ。
https://newsweekjapan.jp/stories/world/2020/05/post-93498.php

「イギリスが香港のために立ち上がらないことこそ危機」パッテン元総督
<香港への統制を強化する「国家安全法」をパッテン元総督が強く懸念> 中国政府が香...
newsweekjapan.jp

川流桃桜@AgainstEmpire@kawamomotwitt
こうした帝国主義の正当化が香港ではもっと大規模にやられている。米英の内政干渉工作に唆されてテロを行っている若者達は、1997年までの植民地支配の実態を全く知らず、180度歪められ情報を与えられている。だから民主化を唱えつつ大英帝国の旗を振るなんて全く矛盾した異常な行動が平気で出来る。

8月のシャロワ@konyodo
ああ、この感覚…。私は高校教師だが、最近最も驚いたのは、1910年の韓国併合を「正当」だと捉える感覚。仮に植民地であったとしても当地に近代化の恩恵をもたらしているならば善だ、という発想は以前からあったが、最近では植民地化自体を当時の国際法に照らして「正当」だと本気で言ってる。 twitter.com/atsukotamada/s…

川流桃桜@AgainstEmpire@kawamomotwitt
日本の反中プロパガンダも酷いが、歴史を全く知らない香港の無知な若者達は、米英帝国主義勢力の旗を掲げ、自国を攻撃してくれ、自治権を奪ってくれとまで言っている。卑劣な植民地支配は非支配者の頭の中まで支配することに成功した訳だ。>
脅かされる香港の自由 数千人抗議、コロナ制限下の怒り:朝日新聞デジタル
 香港での反体制的な言動を抑え込む「国家安全法制」の整備に中国が着手したことを受け、香港で24日、数千人の市民が集まり反対の声をあげた。デモは今後、活発化する見通しで、香港情勢は一段と緊迫しそうだ。 …
asahi.com

川流桃桜@AgainstEmpire@kawamomotwitt
香港で起こっていることは自発的な民主化運動などではなく、外国政府が支援する分離主義的テロリズム。テロや最悪内戦の危機を回避することは、国家の基本的な安全保障問題。「二制度」ではなく「一国」の管轄。米英は即刻内政干渉を中止すべき。>
香港の治安法制、中国「必ずやる」 米中「新冷戦」言及:朝日新聞デジタル
 中国の王毅(ワンイー)国務委員兼外相は24日、全国人民代表大会(全人代)にあわせて記者会見した。香港での反体制的な動きを封じる国家安全法制について、「必ずやらなければならない」と中国側の決意を強調。…
asahi.com

川流桃桜@AgainstEmpire@kawamomotwitt
「#香港加油」とか騒いでいる人達は、国内報道でさえまともに出来ない大本営メディアが、国内報道より難しい国際報道については何故か的確な情報を伝えてくれるとか思っているのか。根拠は何だ? 実際には日本メディアの駄目さ加減は国際報道の方が遙かに酷い。

米山 隆一@RyuichiYoneyama
本当に最近はもうNHKのニュースは、半分は政権の広報であると思ってみなければならなくなっています。NHKの人達は「国営放送」ではなく「公共放送」である事の矜持、それ以前に、報道に携わる者の矜持は全くなくなってしまったのかと思います。極めて残念です。 twitter.com/pontapiranao/s…

8. 2020年5月26日 19:14:19 : Ok1dsCNucQ : TWVYVFROaWc4QnM=[451] 報告
イギリスも 蒸し返される 黒歴史
9. ぢっとみる[1303] gsCCwYLGgt2C6Q 2020年5月26日 21:06:50 : LLC16YRhF6 : ZGEwWi9qMFkwMms=[717] 報告
> 「イギリスが香港のために立ち上がらないことこそ危機だ」

そもそもイギリスは、
どこかの国/人々のために立ち上がるような国か?
そんなことをしたことがあるのか?

そう言えば、
“欧米列強に植民地とされた”アジアの国々のために立ち上がったンだと、
(白々しくも)言い張るクニがあるワさ。

10. HIMAZIN[1018] SElNQVpJTg 2020年5月27日 09:47:59 : tfL5STIxFs : SktxRUovLlVxR1E=[261] 報告
https://twitter.com/kawamomotwitt/status/1265422965459415040

川流桃桜@AgainstEmpire
@kawamomotwitt
香港の無知な暴徒達が大英帝国の旗を振っているのは、南アの黒人達が「アパルトヘイト時代に戻せ!」と言っている様なもので、凡そまともではない。西側資本主義体制は人種等による差別を制度として固定化して来たが、平等主義を掲げる共産主義の脅威が消滅すると、差別的本性が剝き出しになって来た。
午前8:22 · 2020年5月27日·Twitter Web App

11. 2020年5月28日 08:16:21 : BZzw1kuoJg : d1Vuc0dUbXVwTXM=[2] 報告
なお、パッテンの一つ前、第27代香港総督だったデビッド・ウィルソン氏は去年10月24日の段階で、このようにおっしゃっています。英国議会貴族院にて。
https://www.youtube.com/watch?v=P54qO_otUz8
なお、この映像は短く編集されていますが、投稿主が中国国営メディアであることをわざわざ強調して信頼性を貶めようと悪あがきをしている馬鹿がいるようです。
ここに、英国議会貴族院が自ら投稿してくれたノーカット版があります。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=iOH8r3GN55Y&feature=emb_logo
ウィルソン氏の出番は1:55:50あたりから。論旨が変わるような悪質な改変などされていないことを、ご自分の目でお確かめください。
ついでに、コメント欄も見るといいですね。ウィルソン氏への賞賛や、「そんな偉そうなこと抜かすなら、香港人をイギリス人と認めて本国に引き取れ(BNO英国海外国民、というカテゴリーを発明して、英国民だが英本国の居住権も参政権もない、というインチキくさい資格をでっち上げた)!という非難が山盛りですね。
12. 2020年5月28日 08:35:54 : BZzw1kuoJg : d1Vuc0dUbXVwTXM=[3] 報告
しかしまさか、英植民地時代に普通選挙なんか一切存在せず、総督の支配に拒否権も何も存在しなかった(オーストラリアの州議会とか、選挙権をイギリス系の大金持ちに限定できた地域では、19世紀とか早い段階に議会があった)ことさえ一切知らない馬鹿がこれほどうじゃうじゃいるとは思わなかった。英植民地時代に民主主義? 何を馬鹿言ってんだ? 行政長官が直接選挙じゃなけりゃ人権侵害だと抜かすなら、大英帝国は香港総督を香港住民の直接選挙で選出させなかったのは何なんだよ? 植民地支配は1から100まで全て極悪非道だったと認めるのか? じゃあ、ユニオンジャックどころか英属領香港旗(左上にユニオンジャック、他は青地、右下に、獅子に宝珠を差し出す龍)まで得意げに振り回してしかも誰もそれを咎めない自称民主派とやらは一体何だ?

香港暴乱は、「少なくとも、信用してはいけない輩」の存在を広く、我々に教えてくれたね。
「地下鉄サリン事件はCIAの犯行で、全部デッチ上げ」と言い張る奴がどんな奴か(明らかに矛盾しているが、オウム真理教の責任を否定できるならどうでもいいわけだ)、あなたにも想像できるよね。

13. 2020年5月28日 11:04:01 : 58xAOgfnAk : NmtISmVXUkhmdlk=[265] 報告
★これ、決定版ですよ。

よーすけ‏ @yoshimichi0409
https://twitter.com/yoshimichi0409/status/1265741179762561025
香港の最高裁の判事の3分の2が英国人を中心とする外国人で占められている事実は、日本では殆ど知られていない。これでは、米英のカラー革命工作員がリスクを犯さず若者を洗脳し暴徒に仕立てるのも無理はない。中国政府が外国人を司法から排除するのは当然であろう。

★イギリスの植民地支配が、ひょっとしたら1945年に終わっていたかも知れない件について。

日本占領時期の香港
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8D%A0%E9%A0%98%E6%99%82%E6%9C%9F%E3%81%AE%E9%A6%99%E6%B8%AF

●一部、転載します。

終結

1945年8月15日、日本はイギリスと中華民国を含む連合国に対し降伏し戦争は終結した。これにより日本の統治が終わった香港の帰属問題が生じた。中国人がその殆どを占める当時の香港の世論は、「阿片戦争」という過去の不当な戦争により清国から強引に主権を奪ったイギリスへ主権を戻さず、清国を継いで中国を統治している蒋介石率いる中華民国に返還すべきであるというものであった。

しかしイギリスは返還を拒否する強硬な態度に出た。これは戦勝国間の大戦後の、中華民国とソ連との利害関係の対立が生じつつあったためである。

中国系住民の声を無視する形で、イギリスは日本が降伏した8月15日に香港統治の回復を宣言した。これに対し中華民国は抗議したが、同じ連合国であるアメリカ合衆国政府の調停により、中華民国側も最終的に了承した。8月30日にイギリス海軍のハーコート少将は香港に到着し、正式にイギリスによる香港の主権回復となった。

★中華民国がイギリスとグルだったアメリカの圧力に負けたという訳ですな。つまり、同じ連合国でも中華民国は米英にバカにされていたのです。

余談ですが、これに対し、同じく日本が占領していたインドネシアは、住民が蜂起し独立戦争になりました。オランダは負けてインドネシア独立達成です。

インドネシア独立戦争
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E6%88%A6%E4%BA%89

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