http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/578.html
Tweet |
台湾海峡中間線
米海軍の駆逐艦が10〜11日に台湾海峡を通過し、中国大陸と台湾本島の中間線を中国側に越えた海域で航行していたことが11日、分かった。台湾の国防部(国防省に相当)関係者が明らかにした。中間線は中台間の事実上の停戦ラインとして機能しており、米軍が越えるのは極めて異例。中国軍機が中間線を台湾側に越えて飛行した際、米国は「地域の安定を害する」(国務省)と批判していた。今回は米側が中国を強く牽制(けんせい)した形だ。
台湾の国防部は11日、日時を明らかにせず、「米艦1隻が台湾海峡を北から南に航行した」と発表した。関係者によると、米第7艦隊(本拠地・神奈川県横須賀市)所属のイージス駆逐艦「バリー」が10日午後から11日未明に海峡を通過した際、中間線より中国側にあり台湾が実効支配する馬祖列島の近海を航行した。
国防部は米艦の行動について「全行程を掌握していた」としているが、同部の史順文報道官は産経新聞の取材に「米艦が台湾海峡を航行したとしか言えない」と述べるにとどめた。台湾メディアは中国海軍のフリゲート艦がバリーを追跡し、監視活動を行ったことに関しては報じている。
米海軍による台湾海峡通過は、2018年後半からほぼ月1回と定例化しているが、いずれも中間線の台湾側を通過してきた。フランス海軍のフリゲート艦が昨年4月、台湾海峡を通過した際、中国国防省は「中国の領海に違法に侵入した」と強く抗議した。関係者によると、この際も今回同様、仏艦は中間線の中国側を航行していたという。
中間線をめぐっては、中国空軍の戦闘機2機が昨年3月末、台湾側に侵入。台湾の蔡英文総統が「挑発行動の排除」を指示し、米国も「台湾への威圧をやめよ」と警告した。今年2月にも中国の戦闘機が侵入し、米軍は直後に特殊作戦機や戦略爆撃機を台湾周辺で飛行させた。
(田中靖人)
4/11(土) 20:03配信
産経新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200411-00000541-san-cn
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。