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【習近平が「反省」した裏事情】新型コロナ感染者39倍現実味 流行データ分析の北大教授は「すでに10万人以上」 西浦教授は会見で「中国はすでに感染が広がっているので、人の動きを抑制する封じ込め≠ヘ100%効果があるとは言えない」とも強調した(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/inoBK8GJqz
— KK (@Trapelus) February 5, 2020
習近平主席“反省”の裏事情…新型コロナ感染率39倍の現実味
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268642
2020/02/05 日刊ゲンダイ
新型コロナウイルスによる肺炎で治療を受ける患者(左)と習近平国家主席(C)新華社=共同
中国政府も大慌てだ。世界で猛威を振るっている新型コロナウイルスによる肺炎。中国本土の感染者は2万人を突破、死者数も2003年に流行したSARSを超えた。香港でも4日、中国国外で2例目となる死者が出た。感染が拡大する中、聞こえるのは、中国共産党の習近平国家主席の“悲鳴”だ。
◇ ◇ ◇
習主席ら党最高指導部は3日、「今回明るみに出た政府の対応の欠陥や至らなかった点を教訓とし、危機管理の体系を改善して緊急対応の能力を高めなければならない」と、新型ウイルス対策の初動に誤りがあったことを認めた。党指導部のこうした姿勢は異例だ。
鬱積する国民の不満に対する“反省”とみられるが、実はもっと深刻な事情があるのではないか。というのも、震源地となった武漢市内から感染者数に関する疑問が噴出しているからだ。
先月末、武漢からチャーター機計3便で帰国した日本人は565人。そのうち感染者(3日まで)は、症状がない人を含め8人。感染率は1・416%だ(4日に感染者が1人増加)。
この感染率を巡り、中国国民は当局発表との食い違いに疑心暗鬼になっているという。武漢市の感染率0・036%に比べ、日本の感染率はその39倍だからだ。中国のネット上では、武漢市民とみられる住民が「565人の日本人はみんな武漢市で生活していた。どうして私たち武漢市民に比べ感染率が39倍も高いの?」と投稿し、不信感を募らせているという。
北海道大学の西浦博教授(C)日刊ゲンダイ
流行データ分析の北大教授は「すでに10万人以上」
党指導部が今になって初期対応のミスを認めたのは、こうした背景があるからなのではないか。つまり、発表より多数の感染者の存在が明らかになった場合に備え、国民感情をあらかじめ懐柔して“予防線”を張ったということだ。
中国当局の数字がデタラメである可能性が否定できない根拠もある。感染症数理モデルを利用した流行データの分析を研究する北海道大学の西浦博教授は4日、外国特派員協会の会見で「実質的にパンデミックの恐れがある」と断言。感染者数について次のように指摘した。
「(チャーター機に)搭乗していた日本人のデータを調べたところ、先月29日以降、少なくとも2万人が1週間以内に感染しているとみられます。同様のペースで感染が広がっているとすると、10万人以上が感染していると考えられます」
香港大は、武漢市内の感染者だけでも7万6000人と分析している。西浦教授は会見で「中国ではすでに感染が広がっているので、人の動きを抑制する“封じ込め”は100%効果があるとは言えない」とも強調した。
初動対応が後手後手となった習主席は実はマッ青になっているのではないか。
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