http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/190.html
Tweet |
ビジネスマン時代にトラブル 敵対の原因はトランプの私怨 トランプvsイラン 狂気の泥仕合
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267521
2020/01/15 日刊ゲンダイ
トランプ米大統領は恨み骨髄(空爆されたソレイマニ司令官が乗っていた車=右)/(C)ロイター
トランプ大統領の“イラン嫌い”は、筋金入りだ。なにしろ大統領に就任する前からイランを攻撃している。
2012年の時点で、「イランをぶっ壊し、石器時代に逆戻りさせる」と発言し、2015年には「イランをぶっ飛ばし、核開発能力を木っ端みじんにする」と言い放っている。そして今年(2020年)1月5日には「イランの52カ所の歴史的文化遺産を吹き飛ばす」と、とんでもない暴言を吐いている。日本では大きく報道されていないが、最後の発言には、さすがにユネスコも反発し、アメリカ国内でもトランプ大統領をいさめる声が高まり、各地で反トランプのデモが展開されている。
1955年にアメリカとイランは友好条約を締結しており、いまだに破棄されていない。そのため、2018年10月3日、ハーグの国際司法裁判所は「アメリカによる対イラン経済制裁は条約違反にあたる」と全会一致で裁定を下している。この点も日本のメディアは触れようとしない。
なぜ、トランプ大統領はイランを敵視するのか?
実は、ビジネスマン時代、トランプ氏はイラン革命防衛隊傘下の建設企業と提携し、アゼルバイジャンのバクーに超高級のトランプタワーを建設しようとしていた。当時からイラン革命防衛隊はアメリカ政府からテロ組織と認定されており、そうした組織とのビジネスは違法行為に他ならなかった。
娘のイバンカが責任者となり、世界中から高価な建築資材や内装品を集め、ホテルはほぼ完成していたが、オープン直前にワイロ問題が発覚し、アゼルバイジャン政府高官やイラン関係者が逮捕されたため、トランプタワー建設計画は破綻してしまった。2015年のことだ。
トランプ氏は、「イラン人のやり方がまずく、大きな損失を被った。この落とし前は必ずつけてもらう」と捨てゼリフを残し、バクーから撤退している。イラン革命防衛隊への恨みが骨髄に染みたようだ。
しかし、アメリカの法律に違反して、イランとの裏取引を進めていたことは事実であり、こうした「不都合な真実」を暴かれると11月の大統領再選にも危険信号がともるだろう。イランの英雄・ソレイマニ司令官の命を奪ったのも、同司令官がトランプ大統領の過去の悪行を知っていたからに違いない。(つづく)
(国際政治経済学者・浜田和幸)
新連載【トランプvsイラン 狂気の泥仕合】ビジネスマン時代にトラブル 敵対の原因はトランプの私怨 https://t.co/ZvswAWAjzz #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2020年1月14日
【日本メディアが報じない「トランプ」VS「イラン」】
— KK (@Trapelus) 2020年1月14日
狂気のドロ仕合@ 経済学者 浜田和幸
敵対の原因はトランプの「私怨」だった
1955年にアメリカとイランは友好条約を締結しており、いまだに破棄されていない。そのため、ハーグの国際司法裁判所は「アメリカによる対イラン..
(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/tdiYY8PBgu
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。