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ことし最大リスクは米の国内政治 大統領選で混乱か 米調査会社/nhk
2020年1月7日 7時13分米大統領選
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200107/k10012237201000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_006
国際情勢を分析しているアメリカの調査会社「ユーラシア・グループ」は、ことし最大のリスクとしてアメリカの国内政治を挙げました。11月のアメリカ大統領選挙ではその結果をめぐって訴訟が起き、混乱が長引くおそれがある、と警告しました。
ユーラシア・グループは6日、「ことしの10大リスク」を発表し、まず「米中の対立、先進国での社会の分断、深刻化する気候変動などが重なることで、地球規模の危機が生じるおそれがあり、2020年はその転換点になる」と分析しました。
そして最大のリスクとしてアメリカの国内政治を挙げ、11月に行われる大統領選挙では、トランプ大統領、民主党の候補のどちらが勝利したとしても、不正があったなどとして訴訟が起きる可能性を指摘しました。
そしてその結果、政治的な混乱が長引いて外交面にも影響を及ぼすだろうと警告しました。
2番目のリスクとして、米中が双方のつながりを切り離すいわゆる「デカップリング」を挙げ、次世代通信技術の5Gなど戦略的なハイテク技術をめぐるデカップリングが、ほかの産業にも及ぶ可能性を指摘しました。
これに伴って米中の緊張は安全保障面でも衝突につながるおそれがあり、香港や台湾などをめぐって対立が高まるリスクがあるとしています。
またイランをめぐっては、アメリカ軍によるソレイマニ司令官の殺害で軍事的な緊張は高まっているものの、両国ともに全面的な戦争を望んでいないなどとして「リスクとしては8番目で、それより上位ではない」と位置づけています。
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