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米トルコ首脳会談 クルド人勢力めぐり立場違い浮き彫りも…/nhk
2019年11月14日 13時04分トランプ大統領
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191114/k10012177211000.html?utm_int=news_contents_news-main_001
アメリカのトランプ大統領とトルコのエルドアン大統領が会談し、焦点となっているシリア北部のクルド人勢力をめぐっては立場の違いが浮き彫りになったものの、会談を通じて良好な関係を前面に打ち出しました。
アメリカのトランプ大統領とトルコのエルドアン大統領は13日午後、ホワイトハウスで会談し、終了後、共同で記者会見しました。
トルコは先月9日、敵対するクルド人勢力を排除するとしてシリア北部に侵攻し、軍事作戦に乗り出しましたが、先月17日にアメリカとの間で、クルド人勢力の撤退を条件に作戦を停止することで合意しました。
会談後、両首脳はトルコが引き続き軍事作戦を行わない方針を確認したことを明らかにしました。
一方で、焦点のクルド人勢力をめぐっては、トランプ大統領が「われわれは今、クルド人とともにあり、うまくやっている」と述べて支援を続ける姿勢を示したのに対し、エルドアン大統領は「クルド人と、テロリストのクルド人武装勢力とは区別すべきだ」と批判し、立場の違いが改めて浮き彫りとなりました。
両国関係をめぐっては、クルド人勢力に対する軍事作戦をめぐり、アメリカ国内でトルコに対する反発が強まり、ぎくしゃくした状態が続いてきましたが、両首脳は会談を開催して良好な関係を前面に打ち出しました。
トランプ大統領としてはシリア北部からの軍撤退の正当性を維持するねらいが、また、エルドアン大統領としてはアメリカとの良好な関係を維持することで、経済制裁を科されることを回避したいという思惑があるとみられます。
クルド人部隊 司令官「トルコ軍が停戦合意守っていない」
アメリカとトルコの首脳会談で、トランプ大統領が「停戦は維持されている」と発言したことについて、クルド人勢力主体の部隊「シリア民主軍」のマズルム司令官は、13日自身のツイッターに「トルコ軍は会談の最中でもキリスト教徒の町を激しく攻撃し、多くの住民たちが避難せざるを得なくなっている」とコメントし、トルコ軍が停戦合意を守っていないと強く批判しました。
専門家「溝深まる方向に発展しかねない」
トルコの元国会議員で、現在は、ワシントンのシンクタンクで研究員を務めるアイカン・エルデミル氏がNHKのインタビューに応じ、今回の首脳会談について「トルコのシリア北東部への攻撃をめぐってトランプ大統領からほとんど言及がないどころか、トルコに対して謝意すら示していた。これはNATO諸国の立場とは相いれず、この会談によってアメリカとEU、そしてトルコとEUの溝がより深まる方向に発展しかねない」と分析しました。
一方で、エルデミル氏は、アメリカの議会上院でトルコへの制裁決議が検討されていることを踏まえ「エルドアン大統領の権力の支えは国内経済であり、アメリカの制裁が発動されてトルコの銀行や軍、それに省庁が対象になれば、非常に難しい立場に置かれることになる。エルドアン大統領にとって今回の会談の真のねらいは、議会で制裁決議が可決されないように働きかけることだった」と指摘し、エルドアン大統領としては、一定の成果を果たせたという見方を示しました。
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