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米国の破綻した中東戦略を立て直すため、イラクで抗議活動を扇動している可能性
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2019.11.05 櫻井ジャーナル
アメリカ、イスラエル、サウジアラビア、イギリス、フランス、カタール、トルコといった国々は2011年3月からシリアに対する侵略戦争を始めた。バシャール・アル・アサド政権を倒すことが目的だったが、その計画は失敗。すでにカタールとトルコは侵略グループから離脱、サウジアラビアは揺れている。 そこで、アメリカはシリア東部、ユーフラテス川沿いの油田地帯に兵力を集中させ、その東側のイラク領でも軍事力を増強させている。ダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国とも表記)が最初に支配した地域だ。そのイラクで政府に対する抗議活動が過激化、イランの領事館が襲撃されている。 抗議活動のベースには横行する不正行為や失業率の高さなどに対する不満があると言われているが、その不満に外部勢力が入り込み、そのエネルギーをコントロールして自分たちが望む方向へ導こうとしているとも見られている。 アメリカが作り替えてもイラクの政権はイランやロシアとの関係を深めてきた。そうしたイラクに対する危機感を外部勢力は持っているだろう。 イラクの準軍事組織アサイブ・アヘレル・ハキ(AAH)の司令官はイラクで暴動を扇動している主体はイスラエルとアラブ首長国連邦で、アメリカやサウジアラビアより重要な役割を果たしているとしている。 イラクには1960年代後半からイスラエルの手先が活動してきた。その手先とはムスタファ・バルザニに率いられたクルドの勢力。その後、息子のマスード・バルザニがその役割を引き継いだ。ムスタファはイスラエルの情報機関モサドのオフィサーだったと言われているが、息子も同じだと見られている。 このクルド勢力を使い、アメリカはイラク北部にクルドの国を建設しようと目論んだこともあるが、クルド内部の反バルザニ派がこの計画に反対して挫折した。 アメリカは「クルド」というタグのついた勢力を合体させるつもりだったのだろうが、シリアのクルドとイラクのクルドは話し言葉も文字も違い、全く別の文化を持つ。それをアメリカは自分たちの都合で、ふたつのクルドを一緒にしようとしたわけだ。 現在、シリアのクルドはシリア政府と協力関係に入り、イラクのクルドも多数派はイラク政府と手を組んでいると見られるが、バルザニ派が消えたわけではない。 |
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