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ノーベル平和賞、エチオピアのアビー首相に 隣国と和平実現 コンゴで増える「副業」ハンター、野生の肉が収入源 『なにかが首のまわりに』アフリカ女性が味わう苦さや孤独感は、日本に生きる私たちと地続き
http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/530.html
投稿者 鰤 日時 2019 年 10 月 14 日 23:20:06: CYdJ4nBd/ys76 6dw
 


ノーベル平和賞、エチオピアのアビー首相に 隣国と和平実現
2019年10月11日
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Image copyrightREUTERS
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ノーベル平和賞に輝いたエチオピアのアビー・アハメド氏は、昨年4月に首相に就任。国内外の紛争解決に力を尽くした
ノルウェーのノーベル賞委員会は11日、東アフリカ・エチオピアのアビー・アハメド首相(43)にノーベル平和賞を授与すると発表した。授賞理由として、「隣国エリトリアとの国境紛争を解決する断固たる指導力」を挙げた。

エチオピアは昨年、エリトリアとの間で和平合意を実現。1998〜2000年の国境紛争から20年間続いた軍事的対立を終わらせた。

「和平への断固たる指導力」
ノーベル賞委員会は、アビー氏への授与について、「平和賞には、エチオピアと東および北東アフリカ地域の平和と和解に関わっているすべての人々を評価する意味も込められている」と説明。

「平和は片方の当事者だけでは生まれない。アビー首相が手を差し伸べたとき、(エリトリアのイサイアス・)アフウェルキ大統領はその手を握り、両国の和平交渉を正式に進める流れをつくった。ノルウェーのノーベル賞委員会は、和平合意がエチオピアとエリトリアの全国民に好ましい変化をもたらすことを望んでいる」と述べた。

反体制派を釈放
アビー氏は2018年4月に首相に就任。極度に厳しい統制国家から、自由な国を目指し、大規模な改革に取り組んだ。

何千人もの反体制活動家を刑務所から釈放。国外追放となっていた反体制派の人々の帰国を認めた。

大胆な改革は一方で、民族間の緊張を再び高めた。暴力的な衝突が発生し、250万人が避難を余儀なくされた。

トゥーンベリさん選ばれず
今年のノーベル平和賞は、223人、78団体が候補となっていた。中でも、スウェーデンの環境保護活動家グレタ・トゥーンベリさん(16)が有力とみられていた。

ノーベル財団の規定により、最終候補は50年後まで明らかにされない。

授賞式は12月ノルウェーのオスロで開かれる。賞金は900万スウェーデンクローナ(約1億円)。

過去のノーベル平和賞の受賞者には、バラク・オバマ前米大統領(2009年)、ジミー・カーター元大統領(2002年)、受賞時17歳の教育活動家マララ・ユスフザイさん(2014年)、欧州連合(EU、2012年)、国連とコフィ・アナン事務総長(2001年)、マザー・テレサ(1979年)などがいる。

(英語記事 Ethiopia's Abiy Ahmed wins Nobel Peace Prize)

 
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この話題についてさらに読む
Abiy Ahmed's reforms in Ethiopia lift the lid on ethnic tensions
2019年06月29日
Abiy Ahmed: Ethiopia's prime minister
2019年10月11日
Nobel Peace Prize: Why is it so important?
2019年10月11日
Ethiopia's Abiy Ahmed: The leader promising to heal a nation
2019年01月3日

https://www.bbc.com/japanese/50010746

 


#その一方でアフリカの現実は・・


トップニュース2019年10月10日 / 17:55 / 4日前 ブログ:

コンゴで増える「副業」ハンター、野生の肉が収入源

Thomas Nicolson
5 分で読む

[ムバンダカ(コンゴ民主共和国) 9日 ロイター] - コンゴ西部の街、ムバンダカで暮らすモハメド・エシンボ・マトングさんは、月に1度、自宅を離れて野生動物のハンティングに出かける。

マトングさんは政府機関の職員だが、家族を養うために殺した獲物を売る副業を手がけていると語る。

研究者たちによれば、マトングさんのようなハンターのせいで、中央アフリカの森林から野生動物が急速に減少しているという。

61歳のマトングさんは、「10代の頃は、せいぜい10キロも川を遡れば獲物を見つけられた。今では、それなりの猟場にたどり着くには、40キロ以上も行かなければならない」と話す。

ハンティングに向かうマトングさんは、丸木舟と櫂を数本借り、手製のライフルと10数発の弾丸、数日分の食糧としてキャッサバで作った伝統製法のパン「クワンガ」をたっぷり持参する。

滞在するのはコンゴ川支流に面した小屋。昼夜を問わず、何か獲物が見つからないかと森を探し回る。サルやボンゴ(レイヨウ)、ワニ、ニシキヘビ、カワイノシシなどが標的だ。

1990年代まで、マトングさんのようなハンターが動物を殺すのは自分たちで食べるためだったが、都市部でブッシュミート(野生動物の肉)への需要が高まる中、ハンティングの規模が拡大している。

現地住民や研究者によれば、野生動物の生息数への影響は明白だ。

コンゴ盆地では、アマゾン川流域に次ぐ世界第2位の規模の森林が6カ国にまたがって広がっている。そこでは年間約600万トンのブッシュミートが供給されている。

ムバンダカの地元集落が管理する森を研究する世界自然保護基金(WWF)のミシェル・バカンザ氏は、「村落の周辺ではさまざまな種の生物が姿を消しつつある」と語る。

<生計を支える副業>

ボノボ(ピグミーチンパンジー)やセンザンコウなど多くの動物は国際法で保護されているが、政府による監督が不十分なせいで、こうした絶滅危惧種も日常的に殺されている。

マトングさんは、約75ドルの月給では妻、4人の子、それに同居する兄弟2人と甥が暮らすには足りないと話す。

「これだけの人数をどうやって養って行けというのか。月末に給料が未払いになることさえある」と、彼は言う。「これがコンゴという国だ。生活を支えるためには何だってやってみる」

他のハンターはどうか。ムバンダカで自然保護を学ぶセレスティンさん(フルネームでの掲載は拒否している)にとっては、野生動物の心配よりも、世界の最貧国の1つであるコンゴで生活を維持していくことの方が重要だ。

「ハンティングが禁じられている種があるのは知っている。しかし、そのおかげで大学の学費を払えるし、家計の支えにもなっている」と、彼は言う。

マトングさんは森でのハンティングを数日間続け、ほとんどの獲物を売って5000─10万コンゴフラン(約7〜60ドル)稼ぐ。家族が自分たちで食べる分として取っておく肉は数日分だけだ。

獲物の行く先はムバンダカの市場で、毎週金曜日になると、艀(はしけ)で運ばれてくるブッシュミートを購入する客が何千人も集まる。

屋台にはワニやオオトカゲ、殺されたばかりのサル、ボンゴなどの肉が山積みされている。


(翻訳:エァクレーレン)
https://jp.reuters.com/article/congo-bushmeat-idJPKBN1WP12W


 

 

『なにかが首のまわりに』レビュー】“アフリカの女性”が味わう苦さや孤独感は、日本に生きる私たちと地続きなもの
2019/10/14 17:00
文=保田夏子

――本屋にあまた並ぶ新刊の中から、サイゾーウーマン読者の本棚に入れたい書籍・コミックを紹介します。

『なにかが首のまわりに』レビュー:アフリカの女性が味わう苦さや孤独感は、日本に生きる私たちと地続きなものの画像1

■『なにかが首のまわりに』(チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ)

【概要】

 2013年発表の長編『アメリカーナ』で、アフリカ・ナイジェリア出身作家として初の全米批評家協会賞を受賞している女性作家チママンダ・ンゴズィ・アディーチェによる短編集『なにかが首のまわりに』。彼女のスピーチ音源が歌手ビヨンセの「Flawless」に組み込まれたり、クリスチャン・ディオールのTシャツにそのメッセージがデザインされたりと、作家としてだけでなく、アフリカと世界をつなぐオピニオン・リーダーの1人として注目され、幅広いジャンルに影響を与えている。

************

 『なにかが首のまわりに』は、ナイジェリア出身女性による、アフリカに生きる女性やアフリカから米国に居を移した女性の人生のひとときを切り取った短編集――と紹介すると、日本に生きる自分には遠い世界の話と感じる人が多いかもしれない。しかし、どの短編にも、特に女性ならばふと感じたことがあるような違和感や苦楽が織り込まれ、まるで親戚の話を聞いているような身近さで彼女らの日常が迫ってくる、きわめて普遍的な物語だ。

 本作に収められている短編は12で、ほとんどがアフリカ女性をメインに据えている。「アジアの女性」でくくられる範囲が非常に広いように、「アフリカの女性」といっても、肌の色や出身民族、家庭環境、経済状況、宗教など、どれをとってもバラバラだ。千差万別な女たちがいるのに、「黒い肌、縮れた髪」という外見で、中身まで印象で判断されてしまう戸惑いを繊細に表現した表題作や「先週の月曜日に」「結婚の世話人」など、米国で生きるアフリカ出身女性の物語が、特に強い印象を残す。

 表題作「なにかが首のまわりに」の女性主人公が生まれ育ったナイジェリアの公用語は英語だ。経済都市ラゴスは貧富の差も激しいが、ビルが立ち並び、車で移動する人も珍しくない。しかし、移民として米国で暮らし始めると「どこで英語おぼえたの?」「アフリカにはちゃんとした家があるの?」「車を見たことはあったの?」など、米国人から悪気のない質問攻めに遭う。アフリカについて無邪気に質問する人々――私たちも無縁ではない――がいかに滑稽に映っているか、恥ずかしくなるくらい正確に捉えている。しかし本作は、そういった先進国の傲慢をカリカチュアすることが主題ではない。本作の冒頭は「アメリカではみんな車や銃を持ってる、ときみは思っていた。おじさんやおばさん、いとこたちもそう思っていた」という、「ナイジェリアに暮らす人々から見た米国」のイメージから始まっているからだ。

 よく知らない国について、または未知の属性を持つ人について、自分の知っている大まかなイメージだけで語りがちなのは誰でも同じことだ。大抵の場合、そこに悪気すらない。しかし、「●●について無知で当然」という態度を、マジョリティーという傘に守られたままで個人に向ければ、相手の自尊心を削る傲慢な行為になる。そして、多数派であればあるほど、そのことに鈍感でいられる。本作では、米国でもアフリカでも、「女性、有色人種、後進国」と、さまざまな局面で弱い立場に属する人々が残酷に自尊心を削られていく瞬間が緻密に描かれている。そこに横たわるやるせなさ、ユーモアといたわり合いで回復しようと試みる人々への共感は、アフリカ出身者だけが感じる特有のものではなく、弱い立場に属したことのある人なら誰もが共有し、慰めを感じられるものだろう。

 本作にはアフリカの政治的・宗教的な抑圧、暴動による苦境を描いた「ひそかな経験」「アメリカ大使館」や、米国での快適な暮らしと故郷の環境の齟齬から生まれるジレンマを描いた「イミテーション」、西洋文化がアフリカにもたらしたものを家系3代を通して描いたサーガ「がんこな歴史家」など、アディーチェだからこそ説得力をもって伝わるトピックもちりばめられている。私たちが報道などで想像しがちな「アフリカ」の一面も描かれてはいるが、その苦難がことさら強調されるわけではない。ネガティブな経験と同じくらい、彼女たちの生きる普通の日常が語られているからこそ、「住む世界の違う人々」ではないことを感じさせてくれるのだ。

 年齢も、育った環境もバラバラな女性の人生を垣間見たような本作の読後には、まるで親密な女友達が遠い土地に増えたような感覚が残る。一度も行ったことのない場所にも、似たようなことで笑ったり、傷ついたりする女たちが多分いて、今日も一日を生きている。そう信じられることは、不思議と私たちを力づけてくれる。文字の羅列が、読者の想像力を思いもよらない場所まで引っぱってくれる――そんな読書の醍醐味を深く感じられる一冊だ。
(保田夏子)

最終更新:2019/10/14 17:00
https://www.cyzowoman.com/2019/10/post_253328_1.html
 

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コメント
1. 2019年10月15日 19:01:12 : bLbVVSfKBo : Q0txSzNoeHg1TG8=[3] 報告
「ヒロイン」は かえって招く 疑いを

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