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イスラエルがなくなったら、中東は生き残れるのだろうか?
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2019年10月 6日 マスコミに載らない海外記事
2019年9月29日
ゴードン・ダフ
New Eastern Outlook
イスラエルは虫の息だ。ミサイルの雨がイスラエルを破壊するわけではないので、ハマスやヒズボラは全く関係がない。イスラエルは、1990年代、リクード党の出現とともに始まった自壊サイクルにあるのだ。イスラエル住民が増加し、若い理想主義者ではなく、経済難民のユダヤ人が増えるにつれ過激化して、賽は投げられたのだ。Veterans Todayの編集者の一人、イアン・グリーンハルジはこう語る。
「90代半ばから、リクード党は、ロシア・マフィアのフロント組織以上の何ものでもありませんでした。ゴルバチョフが強制収容所を開放した1985年から、大量の最悪の、最も邪悪な、くず犯罪人連中が、どっと溢れ出たのですが、医者や教授等き教育水準の非常に高い人々や、複数の高級な学位を持った男性や、高位の職歴を持った男性が、生き残ろうと苦闘する崩壊するソ連邦になっているのに連中は気づいたのです。こうした失業学者連中は、すぐさまマフィアにリクルートされ(一例が、数学と経済学で非常に高い資格を持っていたボリス・ベレゾフスキーだ)、それまで見たこともない最も危険な暴力団を組織したのです。 これら犯罪者の多くは十分ユダヤ血統なので、イスラエル移住資格を持っており、イスラエルへと向かいました。彼らが、そこでリクード党を乗っ取り、和平策定プロセスを終わらせるためイザク・ラビンを殺害して、権力を掌握するのに、わずか数年しかかかりませんでした。連中はネタニヤフを表看板として選び、1995年、彼は首相に据えられました。ネタニヤフとリクード党は、今日に至るまで政権に留まっており、それがイスラエルが、このような交渉不可能な、血に飢えた制御できないならず者国家になっている理由です。トランプをホワイトハウス(この取り組みで、アデルソンは彼らの最大財政支援者だ)に送り込んだのは、まさに、このイスラエル-ロシア・マフィアで、連中は他の多くの国々の首脳にも支配力を及ぼしています。」 |
イスラエルが一度も法的権利がない、多くの国連決議に違反して占拠している土地、パレスチナの祖国の多くである、西岸を「ユダヤ人だけ」の国家に取り込むというネタニヤフの公約を見ると、イスラエルに対するグリーンハルジの悲観的な見方は、現実に展開しているのだ。
我々は、犯罪組織に支配されるリクードのイスラエルと、グリーンハルジが支持するような、過激主義がない政治過程から生まれ出たかも知れない国を明確に区別しなければならない。
現在明確なのは、今「ネタニヤフ」という名前を巡って作られた、この「個人崇拝」犯罪組織が終止符を打ちつつあることだ。
イスラエルには巨大な空軍があり、何百という核兵器と巨大な陸軍があるとされるとことを人は指摘するかもしれない。2006年以来、イスラエル国防軍が、二世代前の占領成功にあぐらをかいており、それさえアメリカが密かに1973年の戦争に参戦していたことを人々は指摘するかもしれない。
もし本当の歴史を研究すれば、歴史は長い間検閲され、抹消されており、アメリカ合州国がアラブの石油通商停止で味わった経済崩壊は、現実には、アラブ世界に対する、ニクソンとキッシンジャーによる宣戦布告なしの戦争に対する反撃だったのだ。
現在、このアラブ世界は、これまでと同様、宗教によって、ばらばらになり、分裂し、政府が「衝撃と畏怖」や、エセ「カラー革命」に打倒されて、いまだに欧米の影響の支配下にある。
10年前は、イスラエルに対する恐れ、あるいは憎悪が地域を支配していた。現在、トルコ、イラン、サウジアラビアが、軍事大国として成長しており、シリア、リビア、アフガニスタンとイラクなどの他の国は、イスラエルの存続や、欧米の理想を推進するためではなく、商売のために、戦争のための戦争を擁護するイスラエルの影響によって促進されている欧米政策に耐えている。
その商売、大規模石油盗難、人身売買、アフガニスタン麻薬帝国やペルシャ湾岸の軍国化は、もはや、イスラエルは関与していない。
時折イスラエル国民は、たまのロケットから防空壕に隠れるよう要求されるが、実はイスラエルはもはや重要ではない。歴史がイスラエルを置き去りにしたのだ。その歴史の一部、重要な部分には、グリーンハルジが言及したアデルソン家の人々がからんでいる。
我々が話題にするのは、「ジェフ・ベゾス」ほど、あるいは「ビル・ゲイツ」ほど裕福ではないが、彼らに近く裕福なイスラエル系アメリカ人夫婦だ。これは、マカオとラスベガスのカジノを所有し、シチズンズ・ユナイテッド対FEC裁判で、アメリカ最高裁判所が裕福で強力な人々に有利な裁定をして以来、最も影響力を持っているアメリカ人、シェルドン・アデルソンとミリアム・アデルソンだ。
アデルソン夫妻は、州と全国レベルの両方で、共和党を支配している。候補者は彼らの金銭的援助なしで勝てない。もし誰かが彼らの願望に逆行すれば、マカオ・カジノ事業からの無限の現金で、アデルソン夫妻は、対抗者を溺死させる。
アデルソン夫妻は「保守派」のままだが、裕福な腐敗した二人は益々全体主義化するアメリカへの支配力を増した。アデルソン夫妻は、アメリカの方針がイスラエルに有利にはたらくこと、不正な最高裁判所がアメリカを二人に引き渡すことだけを気にかけた。
政治インサイダーは、これは民主政治の宿命と見たが、ある程度、彼らは正しかったのだろうか?
結構。夫妻、お望みなら「ギャンブルのボス」と呼ぶことができるイスラエル人億万長者が、アメリカを乗っ取ったのだ。アメリカの武器と現金をイスラエルに注ぎこむという二人の約束に基づいて、夫妻は大統領官邸にばか者を送り込み、全くの不適格者と詐欺師を権力の座に押しこんだのだ。
何年も後に、それが起きた。ある日、シェリーとミリアムは気がついたのだ。驚くなかれ、イスラエルは、二人が選んだ指導者、家族ぐるみの友人、ベニーとサラ・ネタニヤフ夫妻に運営されているのだ。
だがネタニヤフ夫妻とは一体何者だろう? サラは児童心理学者だが、最近、彼女の健全さは繰り返し疑問視されている。ベニーは? カナダ人作家バリー・チャミッシュによれば、イスラエルを運営すべく、ギャングによって選び出される前、ネタニヤフは、テルアビブのリム家具会社で、年間15,000ドル、家具を販売していた。
イスラエルは自らを破壊している悪い兆しがある。外国の敵ではなかったのだ、アラブの軍がユダヤ人を海の中に行進させているわけではないのだ。ベニーとサラ・ネタニヤフがイスラエルを殺したのだ。旗はまだ下りていないが、その時は非常に近づいており、最近他の変化と同様、世界は用意ができていない。最も金持ちのイスラエル女性で、アメリカでも最も力がある女性ミリアム・アデルソンが、ハーレツでこう語っている。
「ミリアム・アデルソン医師は、サラが首相と働く人々を選んでいると警察に言った。「彼女は労働者、彼の周囲の人々、スタッフ、秘書を選ぶ。そして、彼女はそれ以降のことを全て知っている」と彼女が言った。サラ・ネタニヤフが閣僚任命に影響を与えるかどうか尋ねられると、アデルソンは言った。「それも、そうだと思います。」 証言で、ミリアム・アデルソンは「我々の家での晩餐で、彼女が余りにやかましく金切り声を上げ、ビビが彼女に帰ろうと言うほどでした。」と大統領夫人の怒りの爆発について語った。 何についてサラ・ネタニヤフが金切り声を上げたか尋ねられると、アデルソン医師は答えた。「私が彼女の血を吸っているというのです。恐ろしかったです。彼女は正気を失っていました。私は彼女を抱きしめて言いました。「サラレ、大丈夫よ。」」 アデルソン医師は、首相夫人は「健康ではなかった」と補足した。「私は医者として健康でない人々に同情を感じます。私は中毒者を治療しています。彼女は健康ではありません。」 |
皆様がお読みになっているものの背後には色々あるのだ。アメリカのユダヤ人住民は一般に、良い教育を受けていて、政治的に抜け目がない。悲しいことに、年月とともに、ネタニヤフ夫妻の過激政策は、「ベニーとサラ」が二人でイスラエルを運営しているように思われるが、アデルソンの果てしない現金に支援されて、アメリカで勝利を収めたのだ。
アデルソン夫妻は、アメリカ政治に、二位の最大政治寄贈者ジョージ・ソロスの金額の十倍寄付している。夫妻が自分たちは、イスラエルのための安全を買っていると思っているが、そうではなく、別のもの、イスラエルを守るものではなく、むしろネタニヤフの本当の支持者である兵器業者や石油業者や金融業の利益を生みだす、イスラエルを不断の戦争に縛りつけるコーシャ・ノストラ・シンジケートと強力なつながり確立しているご機嫌取りの腐敗した議会指導部を生み出しているのだ。ハーレツにはこうある。
「彼女は完全に頭がおかしい」と日刊紙イスラエル・ハヨム発行人シェルドン・アデルソンが言った。「彼女自身の写真や、自分がどう見えるかについて彼女はゆずりません。彼女は「私は大統領夫人だ、私は心理学者だ、私は心理学を子供たちに教える。」と言うのです。彼女は私の妻に、もしイランが攻撃したら、それは妻のせいだ、我々が彼女の良い写真を出版しなかったからだと言うのですと「イスラエルにも、ユダヤの大義にも、共和党にも、主要な寄贈者であるアデルソンが」語ったとある。
結論
現実は単純なのかも知れない。1400万人のユダヤ人がアメリカに住んでいる。大半が何らかの形でイスラエルを支持しているが、過半数はアデルソン夫妻が選ぶ連中以外の候補者を好んでいる。アメリカのユダヤ人は、ある程度イスラエルに関する問題を評価して投票するが、アメリカの国内問題が重要で、アデルソン夫妻が目覚めた現実、堕落した不安定な夫婦に支配されるイスラエルがアメリカ国内にも反映されることが多いのだ。
イスラエル・ファーストにすべく、賭け事の利益で買収されたアメリカは、地球温暖化否定論者や「きれいな石炭」や、数年ごとにアメリカ経済を破壊する不正なウォール街ギャングから、巨大石油企業から、軍需産業からも金を得ているのだ。
そこで我々の疑問は、二人の近視眼的な長年の政策が起こした破壊に目覚めたように見えるアメリカの本当の皇帝、アデルソン夫妻と、我々はここからどこに向かうのかだ。
トルコとイランとサウジアラビアは、イスラエルの想像力を越える軍事大国だ。「ベニーとサラ」は、まさにイスラエルを破壊する理由を提供する以外はほとんど何もしないので、もしそうする理由があれば、このどれか、あるいは全てが、容易にイスラエルを消滅させられるだろう。
本当の疑問、パレスチナ人のための公正と、ユダヤ人の安全保障は、20年間、論じられていたいのだ。唯一提案されている「計画」は、ドナルド・トランプの超軽量級の女婿ジャレッド・クシュナーによるものだ。
そして、おそらく前代未聞の、何をするか分からない人物ドナルド・トランプという困難がある。アメリカのユダヤ人に憎まれながらも、アデルソン夫妻は、トランプは、イランから「ユダヤ人を救う」ため、地球につかわされた転生した聖書の人物だという無謀な、おそらく正気でない考えを支持して、依然トランプを支持している。
だがイスラエルは「ユダヤ人」だろうか?
明確なのは、何年ものアメリカの軍事的プレゼンスで、次から次の国にイスラエル政策を押しつけた後、中東におけるアメリカ軍への信頼は存在していないことだ。イラン、ベネズエラ、朝鮮民主主義人民共和国、おそらくアンドラさえも、アメリカに異議を唱える国がますます増えるだろう。
シリアで、トルコとサウジアラビアが、イスラエルとアメリカに協力して、ジハード集団を密かに支援し、イスラエルのプロパガンダをオウム返した日々は過ぎた。
イラクはイラン側につくよう思われる。トルコとロシアもそうするだろう。5年間「忘れていた」後、サウジアラビアは、パレスチナ人の苦難を覚えている。
シリアは内戦で勝利し、ほとんど匹敵できる国がない歴戦の軍を持った国家内国家としてヒズボラは存在している。
危機に瀕しているのは、リクード党が乗っ取った日に、国際社会のあらゆる党税の役割も放り出した、リーダー不在の、生来不公平なイスラエル国家だ。
ゴードン・ダフは、ベトナム戦争の海兵隊退役軍人で、何十年も退役軍人と戦争捕虜問題に取り組み、安全保障問題で政府に助言もしているベテランズ・トゥデイ編集長、取締役会長。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。
記事原文のurl:https://journal-neo.org/2019/09/29/can-the-middle-east-survive-with-israel-gone/
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