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ジョン・F・ケネディ大統領暗殺隠蔽は、すりきれつつある
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/09/post-830189.html
2019年9月26日 マスコミに載らない海外記事
2019年9月24日
Paul Craig Roberts
ジョン・F・ケネディ大統領暗殺に関するウォーレン委員会報告は隠蔽工作だという強力な証拠を要約した数年前の35分ドキュメンタリーがある。
https://www.youtube.com/watch?v=W-l23ec-4mc
すべての入手可能な証拠が、シークレットサービスの協力を得たCIAとアメリカ統合参謀本部がケネディ大統領殺人犯であることを示している。ケネディ大統領殺人から56年後、何が本当に起きたか証明するはずの文書発表を、アメリカ政府はいまだに拒否している。真実が隠されているのは明らかだ。
CIAの対敵防諜活動部門のトップ、ジェームズ・ジーザス・アングルトンが私に言ったように、CIAが秘密工作部隊の作戦を実行する際には、真実を隠すための作り話をメディアに提供するよう用意しておく。こうしてCIAは言説を支配するのだ。何年も過ぎて、真実を隠すための作り話が陳腐化するにつれ、機関は多少は実際の事実に基づいた情報を発表するが、焦点をずらす煙幕用のほのめかしと混ぜるのだ。大部分は非常に意義深いこのドキュメンタリー・ビデオも、この操作の兆候を示している。一つは、ダラス刑務所でオズワルドを殺したジャック・ルビーは、マフィアとつながっていて、マフィアが関与していたかもしれないというほのめかしだ。もちろん、マフィアが暗殺していたなら、秘密にしておく理由はないはずで、まして、それを隠蔽する、これほど大規模な取り組みなどするはずがない。もう一つは、自分が大統領になることができるよう、リンドン・ジョンソン副大統領が殺人を手配したというほのめかしだ。これはこじつけだが、多くの人がそれを信じている。秘密情報機関やCIAや軍は、副大統領の自由にはならない。このようなクーデターを組織しようとした副大統領は逮捕されるはずだ。もしCIAと統合参謀が大統領を殺そう望めば、彼らは副大統領を必要としないのだ。
ケネディ大統領の任期中、統合参謀本部は、水爆でソ連を攻撃し、キューバ侵略に対する支持率を作り上げるため、アメリカ定期航空便撃墜(ノースウッズ・プロジェクト)を含め、アメリカに対する偽旗攻撃をしようと望んでいる狂ったような右翼戦争屋だった。ケネディ大統領は拒否した。ケネディが冷戦を終わらせるため、フルシチョフと協力していたことでも、統合参謀は極めて不安だった。ケネディ大統領が、彼らのキューバ、ピッグズ湾侵略を支持しなかったのがCIAは腹立たしかった。ケネディは米国空軍の支援提供を拒否したので、ピッグズ湾侵略は失敗した。CIAは、キューバ人傭兵部隊を失った。
https://www.upi.com/Archives/1963/01/24/JFK-denies-US-planned-Cuba-invasion-air-cover/9414572358840/
再選後、ケネディーは、ベトナムから米軍を撤退させる予定だったことも知られていた。
アメリカの右翼軍安保複合体の考え方は、共産主義とアメリカの国家安全保障に対する脅威にケネディは弱気だということだった。もしケネディが冷戦を終わらせ、ベトナムからの撤退に成功していれば、軍安保複合体の権力と利益への大打撃となったはずだ。
ウォーレン委員会は、リンドン・ジョンソン同様に真実を知っていたが、冷戦の絶頂で、CIAと米軍に対する信頼を失わせるから、アメリカ国民に、真実を話すことはできないという考え方だった。同じぐらい重要なのは、それは世界中で、アメリカのイメージを傷つけ、共産主義宣伝を強力に後押ししてしまうことになる。言い換えれば、暗殺をもみ消す理由があったのだ。
現在、公式の隠蔽を続ける理由は、言説に対する支配を維持することだ。アメリカ国民が、自分たちが大変な欺瞞でだまされていると知ったなら、サダム・フセインの大量虐殺兵器や、アサドの化学兵器使用や、イランの核計画や、ロシアの侵略などのウソを信じる前に、アメリカ国民は熟考するはずだ。支配層の狙いは余りに違法なので、アメリカ人は決して受け入れるまい。だから、そうした狙いは、対テロ戦争やら、サウジアラビア石油生産に対するイラン攻撃やら、ロシアゲートのようなウソ話に隠れて実現しなければならないのだ。
国民が言説が管理された偽りの現実の中で暮らしているのだから、アメリカ民主主義は機能しない。アメリカ人は何が本当に起こっているか全く分からず、益々気にかけないように思われる。
Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。
記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2019/09/24/the-coverup-of-president-john-f-kennedys-assassination-is-wearing-thin/
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