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ウクライナの議会選挙で大統領らが創設した新党が圧勝したが、立ちはだかる米国
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2019.07.29 櫻井ジャーナル
ウクライナで7月21日に議会選挙があり、ボロディミル・ゼレンスキー大統領が創設者にひとりとして名を連ねる「国民のしもべ」が全体の約6割、254議席を獲得した。ゼレンスキーは大統領選でロシアとの関係修復を訴えていた人物で、議会選挙の直前にウクライナ東部にあるドンバス(ドネツクやルガンスク)における包括的な停戦でロシア政府と合意している。 それに対し、ヒラリー・クリントンと親しい前大統領のペトロ・ポロシェンコが率いる「ヨーロッパ連帯」は25議席、2014年のクーデター時にロシア人を殺せと叫んでいたオリガルヒのユリア・ティモシェンコの「故国」は26議席にすぎない。ウクライナ国民の意思は明確に示されたと言えるだろう。 しかし、2014年のクーデターでバラク・オバマ政権が使ったネオ・ナチの武装集団は存在、経済を握っているオリガルヒも健在であり、クーデターを仕掛けたアメリカの仕掛けも残っている。 アメリカの支配層はソ連消滅後、ウクライナの選挙結果を2度にわたり、クーデターでひっくり返している。2004年から05年にかけてビクトル・ヤヌコビッチ政権を転覆させ、手駒のビクトル・ユシチェンコを大統領に据えた「オレンジ革命」とやはりヤヌコビッチ政権を倒した2014年のクーデターだ。 アメリカがヤヌコビッチを嫌うのは、ロシアと手を組む方がウクライナにとって利益になると判断したからである。実際、その通りで、ユシチェンコが推進した新自由主義は政府高官と癒着した腐敗勢力が巨万の富を手にし、国民を貧困化させた。そこで、排除されたヤヌコビッチが再び登場してくるわけだ。 2014年のクーデターで大統領になったポロシェンコはクリントンと親しく、反ロシア。ウクライナの利益を無視してネオコンの命令に従って経済は破綻、街はネオ・ナチのメンバーが支配している。 こうした情況を変えて欲しいと国民は思い、ゼレンスキーに期待しているのだろうが、ネオコン、ネオ・ナチ、オリガルヒが存在している以上、情況を変えることは難しい。ネオコンはまたクーデターを仕掛けるか、ロシアを挑発して戦争へ突入しようとするかもしれない。7月25日にウクライナの治安機関SBUはロシアのタンカーを拿捕した。クーデター後、SBUはCIAの指揮下にある。 |
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