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アメリカが韓国を利用…世界が驚いた米朝「歴史的会談」を読み解く 歴史上初めてのこと、その意味
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65609
2019.07.02 金 香清 ライター・翻訳家 現代ビジネス
米朝首脳会談はどう実現したか
「金正恩委員長が早く返事をしてくれないとね……」
6月30日、板門店で米朝首脳会談が行われる、わずか数時間前の午前。現場の関係者からこんなメールが届いた。ギリギリのタイミングまで金正恩委員長の登場は確約されていなかったようだ。
首脳会談の場でトランプ大統領は金正恩委員長に「もしあなたが来てくれなかったら、マスコミは僕が面目を失ったと批判したはずだ。あなたのおかげで面目が立った。ありがたい」 と発言している(BBC)。
もちろんツイートが唯一の呼びかけではなかっただろう。セキュリティ問題も含め、首脳会談を数時間で準備できるものではない。29日の夜には板門店で米朝の実務者が会ったことも報じられている。だが、トランプ大統領が一か八かに賭けたのは間違いないようだ。
「私は日本を出発して韓国に向かう。もし北朝鮮の金委員長がこれを見ているならば、私はDMZで握手し、挨拶(say Hello)できる用意がある」
大阪で開かれたG20 サミットに参加した米国のトランプ大統領が、Twitterに書き込んだのが6月29日。
ツイートの数時間後には、国営通信である朝鮮中央通信が「非常に興味深い提案」だが正式な招待はまだ受けていないと崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官のコメントを報じ、稀に見る素早さで反応。
そして 翌30日の午後、米朝首脳会談が板門店で実現した。米朝交渉のステップとしては異例の早さだろう。
両首脳の顔合わせに過ぎないが…
あまりの突然のことに世界中が驚いた。隣国・日本も例外ではない。
外務省は30日「事前にアメリカ側から連絡はなく、情報の確認に追われている。アメリカ大使館や国務省にも問い合わせているが、詳細は不明だ」とNHKの取材に答えている。
トランプ大統領がTwitterで「挨拶してくる」としたように、今回の首脳会談に合意などの前提はなく、言わば両首脳の顔合わせに過ぎない。
そのため、事前の告知もほとんどなく、情報も乏しいなかで開かれたので、ハノイやシンガポールでの首脳会談に比べると、会談時間そのものは最長だったとは言え、あっという間に終わってしまった印象は否めない。
歴史上、初めてのこと
一方で歴史的・象徴的な側面では意味の深い場面が見られた。
まず、ほんの数メートルとは言え、米国大統領が北側の土地に脚を踏み入れたのは初めてのことである。トランプ大統領は軍事境界線上で金正恩委員長を出迎えると、共に境界線を越えて数歩歩き、そして南側に戻ってきた。
南北米の首脳が一堂に会するのも歴史上、初めてのことである。韓国の文在寅大統領は会談に参加はしなかったものの、板門店を訪問し、トランプ大統領とともに金正恩委員長と言葉を交わし、別れの際には抱擁もしている。
もしかしたら、米国は韓国を仲介者として「尊重」したというよりは、「利用」したというほうが正しいのかもしれない。韓国抜きで米朝交渉ができないわけではない。
そればかりか、27日に北朝鮮の外務省担当局長が朝鮮中央通信を通じて、「朝米関係を『仲介』するかのように振る舞い、自らの値打ちを上げようとしている南朝鮮当局者らにも一言言いたい」としながら、米国とは直接、連絡ルートを使えるのだから、 「南朝鮮当局を通じる必要はない」と韓国を批判したばかりだ。
それでもトランプ大統領は、板門店という舞台で金正恩委員長に「挨拶」をしたいという提案は、平壌側へのアプローチとして有効だと読み、その実現には場所の提供も含め、韓国側の協力が不可欠だったわけだ。
金正恩委員長が登場するのかどうかわからない中で、トランプ大統領が会おうと呼びかけるだけでなく、実際、韓国に行き、そこから板門店に向かうというアクションを見せるには韓国に介入させざるを得ない。
もう一点、重要なポイントがある。米朝首脳会談は韓国側の平和の家で行われた。つまり韓国の施設で行われたのである。
両首脳の会談内容は、他のどの国にもわからないが、施設を提供した韓国はそれを知り得るという点だ。
そもそも、米朝問題に「仲介者」としての役割を果たせた韓国政権は過去にない。文在寅政権は一定の役割を果たし、米政府もそれをうまく利用したと見ていいだろう。
日本は世界中の国から、ただただ利用されるだけ… 😩
— SAM ☮ (@2525slow) 2019年7月1日
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— 歴史ガイド (@Rekishi_Guide) 2019年7月1日
北朝鮮が早く返事をしてくれないとね……」6月30日、板門店で米朝首脳会談が行われる、わずか数時間前の午前。現場の関係者から届いたメールだ。つまりギリギリの ...https://t.co/4BdNJCYJb3
もしかしたら、米国は韓国を仲介者として「尊重」したというよりは、「利用」したというほうが正しいのかもしれない。韓国抜きで米朝交渉ができないわけではない。 https://t.co/n0Y70mreP9
— よりみちしたい (@Yorimititakeshi) 2019年7月2日
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