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ロシアと中国を中心とする「新秩序」ができはじめている。
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2019.06.29 櫻井ジャーナル
インドはアメリカにとってもロシアにとっても中国にとっても戦略上、重要な位置にある。インドのナレンドラ・モディ首相はイスラエルと緊密な関係にあり、昨年(2018年)5月末にアメリカの太平洋艦隊がインド・太平洋軍へ名称変更になった際、インドがインド洋の拠点になると言われた。そのインドが現在、ロシアや中国との関係を深めている。 そうしたインドの動きを象徴しているのがロシア製防空システムS-400の購入契約だろう。この正式な契約が署名されたのは2018年10月。2020年10月に引き渡されると言われている。この契約を破棄させようとアメリカ政府は必死だが、今のところそうした流れにはなっていない。圧力対策として、支払いをユーロにする可能性があるともインドで報道されている。 NATO加盟国であるトルコもロシアとS-400を購入する契約を結び、早ければ今年7月の前半に引き渡されるという。トルコにもアメリカから購入しないように圧力がかかっているが、今とのところ無視されている。 バラク・オバマ政権がウクライナでネオ・ナチを使ったクーデターでビクトル・ヤヌコビッチ大統領を排除、EUとロシアを分断しようとした。EUに対するロシアの影響力をなくし、ロシアからEUというマーケットを奪って経済破綻させようとしたのだろうが、ロシアは目を東へ向け、中国と手を組んだ。両国は現在、戦略的な同盟関係にある。しかもEUとロシアとの関係は切れていない。 アメリカは中国とロシアが手を組むとは想定していなかったようだ。1980年頃から中国は新自由主義を導入、エリート層の若い世代はアメリカへ留学、「洗脳」していたからである。コントロールしているつもりでコントロールできていなかった。そこで経済戦争を仕掛けているのだが、ドナルド・トランプ政権の思惑通りに進んでいるとは思えない。 6月14日から15日にかけてSCOの首脳会談がキルギス共和国で開催されたが、中国、ロシア、インドのほかパキスタンもメンバー国のひとつ。パキスタンは歴史的にインドと対立関係にあるが、両国ともSCOに加盟している。 そのパキスタンのイムラン・カーン首相がキルギスでロシアのウラジミル・プーチン大統領と非公式に会っている。ロシアを介してインドとパキスタンが経済的な結びつきを強める可能性もあるだろう。 パキスタンはイスラム国ということもあり、イランとは友好的な関係にある。そのイランはSCOのオブザーバー国だ。こうした連携をアメリカの支配層は嫌がっているだろう。 そうした中、アル・カイダ系武装集団やダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国とも表記)の戦闘員がパキスタンやインドへ移動しているという。シリアでロシア軍との戦闘で敗れて逃げ込んだという見方もあるが、アメリカの情報機関や軍がその戦闘員を再編成し、新たな工作に使う可能性もある。アメリカはシリア東部からイラク西部にかけての地域でもそうした戦闘員を再訓練、武器/兵器を供給している。 |
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