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欧州の混乱 着地はどこに/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906060000168.html
2019年6月6日8時34分 日刊スポーツ
★75年前の今日6日は第2次世界大戦でナチスドイツに占領されたフランスなど欧州各地奪還のため、連合軍が行った15万人以上の兵士が参加したノルマンディー上陸作戦(D−DAY)決行の日だ。多くのドラマや映画、書籍によって当時の出来事は記されているが、今、フランスで論争になっているのが連合軍兵士は上陸作戦で2500人が戦死しているが、その戦闘で2万人のフランス市民が犠牲になっている。その多くは連合軍の空爆の犠牲者だという。 ★欧州は冷戦後、EU(欧州連合)推進が図られた。国境をなくし、通貨を共通のものにして戦争や紛争を英知で乗り越えようという欧州の長い歴史から生まれた知恵だ。しかし先月末に行われた欧州議会選挙では中道左派勢力が衰退。極右政党、リベラル系などが躍進。その勢力図は様変わりを遂げている。右派勢力拡大の原動力は各国の悩みの種になった明確な移民排斥志向だ。移民が雇用を奪い、犯罪を増やしているという構図が民族意識を高める構造になった。フランス、イタリア、ドイツなどは現有政権を凌駕(りょうが)しようという勢いだ。ドイツ・メルケル連立政権も崩壊の可能性が伝えられる。イギリスも保守党、労働党という歴史ある2大政党が衰退。新党のEU離脱党(BREXIT党)が代わって躍進した。メイ首相の退任も決まった。 ★一方、野党左派勢力が政権交代を担う様相なのはデンマーク。ここでは移民政策の強硬論が嫌われ中道右派が政権を追われた。スペイン、ポルトガル、オランダも左派、リベラルが強い。欧州は政治的な過渡期を迎えているが、米露はともにこの共同体を嫌う。軍事的なくくりはNATOが担うが主導権を米国も握れず、ロシアは欧州がまとまらない方がくみしやすいと考える。この混乱はどこに着地するのか。漂流する欧州をアジア各国はどう見てどう対峙(たいじ)するのか。今年後半は時代が動く瞬間に立ち会うことになるそうだ。(K)※敬称略 |
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