この馬鹿コメント群には失笑しかない。以下一部抜粋。

>mak***** | 6時間前
>レアアース規制で新技術が開発され、結果
>自分で自分の首を絞める事になる
>日本が出来たことは米国も出来るだろう

>kiy***** | 6時間前
>アメリカは多少こたえるかもしれないが、
>もっと厳しい報復に出るでしょうから、中国経済はかなり厳しいよ。
>日本の経験はアメリカでいかされますね。

>sui | 6時間前
>安いから購入していただけのレアアース、コストを
>かければどこでも手に入る。中が取りつくすのを
>待っていたのだが、これから米大陸周辺で
>採掘がおこなわれると思う。

[コストをかければ]？？？難病も何でもそうだが
コスト回収が出来ないということで
手が付けれていない領域だが何か？

〔論　説〕レアアースショックと総合商社
田　中　　　彰（京都大学）　　　
黄　　　孝　春（弘前大学）　　　
康　上　賢　淑（鹿児島国際大学）
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sisj/2016/31/2016_27/_pdf

>（3）レアアースショック「早期解決」説
>比較的早い「事態の収束」について，官民協力による
>危機対応策が奏功したという見方が一般的である。
>たとえば次のような言説である。「政府と日本企業は
>�@中国以外での調達先確保�A省資源や代替原料の技術開発
>�B国内での再利用促進――を柱に対策を進めた。〔中略〕輸入に
>占める中国の割合も８割から５割に低下する見通しだ。日本の力を
>結集すれば短期間で成果を引き出せる証しであり，関係者の努力を
>評価したい」⑹。実際，日本政府の対応は素早く，10年10月には
>経済産業省が総額1000億円の補正予算による「レアアース総合対策」を
>取りまとめた。同対策は�@代替材料・使用量低減技術開発120億円，
>�Aリサイクル設備導入30億円，�Bレアアース等利用産業の高度化
>（コアなレアアース技術を有する企業の国内立地支援）390億円，
>�C鉱山開発・権益確保，供給確保460億円，を内容とする
>（経済産業省ウェブサイトより）。しかし，この対策とそれに
>呼応した企業の対応が12年までに顕著な成果を挙げるような
>即効性のものであったとは考えにくい（上記のうち�Bはそもそも
>供給危機打開策ではない）。第一に，代替材料・使用量低減技術開発や
>リサイクルについては危機発生以前からの継続課題を含めて貴重な
>努力が重ねられており，さまざまな成果が報告されている。しかし，
>それらは中長期的には有望であるにせよ，表１でみたような
>短期的かつ大幅な需要減のうちどの程度を説明するかというとおおいに
>疑問である。それよりも08年のリーマンショックや11年の東日本大震災に
>ともなう多くの産業での生産減少とその後に続く在庫調整の影響が
>大きいのではないだろうか。材料の代替・使用量低減については，
>新開発の技術よりも，ネオジム磁石からサマリウム・コバルト磁石や
>フェライト磁石への代替など，すでに普及している技術の範囲内での
>材料・製品選択や現場の工夫のレベルで対応した面が
>大きかったのではないだろうか（馬場 2014）。リサイクルについては，
>ネオジム磁石の製造工程内の研磨くず，固形くずのリユースについては
>100％おこなわれており，研磨剤のリユースについては危機発生後に
>おおいに進んだが，市中スクラップのマテリアルリサイクルについては
>回収コストや分解・選別コストが高すぎて回収率は低位にとどまっている。
>蛍光体，ニッケル水素電池についても同様である（JOGMEC
>『レアメタルハンドブック』2012，2014）。加えて，国内需要減少に
>直結する要因として生産拠点の海外移転，さらには近年急速に
>中国製希土類磁石の品質が高まっていることを反映して，磁石ユーザーが
>安価な中国製磁石への代替を進めたために「消えてしまった」需要も
>少なからずあると考えられる⑺。第二に，代替調達先の開拓・確保について，
>レアアース供給国の変遷（表２，３）をあらためてみてみると，
>08年以降に生産が顕著に増えているのはオーストラリアとアメリカであり，
>対日輸出が増えているのはベトナム，フランス，アメリカである。
>積極的な資源外交の結果，12年までにベトナム，インド，カザフスタンで
>レアアース開発・生産の共同プロジェクトが決定した（福田 2013）。
>このうちフランスは中国の輸出を迂回するものであり，
>調達先の分散にはつながらない。

>過去、日本に同じ措置も“脱中国”に成功[夕刊フジ]

息吐くように嘘を付くのを止めような？例えば>>2で載せた
論説では2015年時点で日本の相手国別レアアース輸入は
中国が10,747で断トツの一位。中国の比率は年々
下がっているのは事実だが54.6%にも上る。
論説によるとフランスが迂回先とのことなので
フランス分4.218を合計して14.965。
2015年時点でのレアアース総輸入は19.696。
計算すると中国から得ているレアアースは76%。

何処が「脱中国」なのか？ふざけるのもいい加減にしろ。

尤も中国は既に日米欧が訴え争われていた
WTOの場での勧告によりレアアース制限を解いているので
今度どういう制裁をするかは分からないし
可能か否かすら分からないが
とかくヤフコメ民の馬鹿さだけは
白日の下に晒しておくに限る。

発したメディアがメディアなだけに語る連中は
総じてネトウヨ(従米＝似非保守)なのだろう。

日本に拠点を置く企業も対象に制裁を科したらどうなるか。
日本企業は海外拠点でも資源を手に入れられなくなる。
他から手に入れるとしても高値になることは必至であり
取り引きするのは共に営利企業なので購入する側が
相手企業に足元を見られるのは必至。
仮にも優遇してもらうにしても相応の見返りを
相手企業に提示しなければならない。

全く何も調べもせずに似非右派メディアが
垂れ流す情報(ミスリード)に乗る輩は恥じ入るべき。

EUは一歩引いた立場で見ておりEU本部が
置かれているベルギーでもそれは同じこと。

>中国ファーウェイ機器、スパイ活動利用の証拠検出されず
>＝ベルギー当局
>首相府管轄のサイバーセキュリティー・センターの報道官は
>「スパイ行為の可能性を示す技術はこれまでのところ検出されていない」と
>述べた。その上で、この件に関する最終報告は提出しないとしながらも、
>引き続き注視する方針を示した。
https://jp.reuters.com/article/idJPL3N21X3H7

方向性は問題ない。また分散投資するのは当たり前のこと。
そうではなく「コストをかければ」という発言には
「中国の制裁など無意味だ」という考えも隠されている。
「欲しがりません勝つまでは」その信条が
大半の日本国民に行き渡っているのなら勝手にすれば
良いしヤフコメに於いては現在そのコメントへのGoodが
3000件近くあるがどうも日本人にその覚悟があるようには
思えないな。そもそも>>6でも示した通り2016年から
続く一件は日本は直接関与してなく対峙もしていない。

過去のことで思い返すのならばトルコとロシアの関係を
思い返すと良いだろう。またかの有名なアメリカによる
「ジャパンバッシング」もな。

多角的でありどちらか一方ではない。

ロシアとトルコの関係が悪化した時にロシアが
トルコ産野菜を輸入禁止にさせたが中国が品目を絞って
制限させれば日本の食卓は阿鼻叫喚になること必至。脅しでも
何でもなくある国と「戦う覚悟があるのならば」勝手にすれば
良いが考えが足りずにコメントしているのならばそれが
どういう結果を招くか十分に考えてみるのも良いだろう。

想像力の欠如。知性の劣化。戦前のように
全体主義の行動を是として突き進む覚悟があるのなら
個人的にはそれでも構わないが
覚悟なき言葉は断固として拒否させてもらう。