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http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2019-05/20/content_74802348.htm
欧州と日本、中国による米国への抵抗戦から受益
タグ:貿易 戦争 脅迫 ファーウェイ 技術 ハイテク
発信時間:2019-05-20 10:25:06 | チャイナネット |
米国は金曜日、EU製及び日本製の自動車に対する追加関税導入の判断を6カ月延期すると宣言した。米国は同日さらに、メキシコ製及びカナダ製の鉄鋼・アルミへの関税を撤廃した。米国が中国を圧倒できないため、その他の戦線を休戦とし、中国に集中せざるを得なくなった。環球時報が伝えた。
これはトランプ政権の貿易政策全体の大きな挫折だ。米政府がEU・日本及び北米自由貿易協定(NAFTA)に対する矛を収めたのも、米国側の力が限定的であることを証明した。貿易の棍棒により主要経済体を脅迫し、各個撃破することが米政府の都合のいい計算だ。そのうち1人だけでも強い抵抗者がいれば、受動的な局面に陥る。
身の程知らずの米政府は、最大の貿易相手国、世界2位の経済体である中国にメスを入れようとした。中国を一挙に崩壊させられると判断したが、情勢を低く見積もり過ぎたため、中国から断固反対された。米国は大半の貿易戦争の資源を中国との対抗に費やした。中国と合意に至らなければ、米政府はEUや日本などに圧力をかけ続けることがほぼ不可能だ。米国の現政権が世界貿易構造を再構築することがますます困難になる。
これは「米国ファースト」という傲慢な戦略が泥沼にはまる始まりに過ぎない。米政府が主張する「米国ファースト」とは、自国の国益に対する正当な配慮ではなく、米国の特権を倦むことなく追い求める、世界を征服しようとする欲だ。中国は米国との平等な関係を維持し続ける。経済のいじめにせよ別の分野のいじめにせよ、中国は米国が越えることのできない山だ。
中国には米国と対抗するつもりはないが、米国が中国という出る杭を打とうとし、中国を征服することで世界を驚かそうとするならば、この自分で選択した一歩目でつまずくことになる。
欧州や日本などの国は、米国の金曜日の決定にほっと一息ついていることだろう。彼らは米国の決定が、中国の恐れ知らずの抵抗と関係していることを理解するはずだ。彼らは国際貿易衝突の構造を新たに理解する必要がある。
米国の国内では最近、EUと日本への圧力を弱め、中国包囲に協力させるべきという多くの主張が出ている。EUと日本は米国の政治・軍事面の同盟関係であるが、各国が発展を重要かつ核心的な利益とするなか、中国はすでにEUや日本などの各国の経済的利益が米国の一国主義の脅迫を免れるための壁になっている。政治・軍事同盟と経済的利益は、もはやイコールで結ばれる関係ではない。
多国間主義は世界が平等な経済関係を維持するための生命線だ。米国の現政権は極端な圧力をかけることによる効果を盲信している。米国の国力は彼らによって次から次へと棍棒に変えられている。世界の紛争解決手段がコントロールを失いつつある。多国間主義を守り、覇権主義に反対することは、現在の全人類にとって焦眉の急となっている。そのため、米国の貿易戦争に対する中国の反撃には世界的な意義が備わっている。
米国は、中国の現代化は知的財産権を「盗む」ことによって実現されたと言いふらしているが、これは人種主義的な論断だ。知的財産権の原則は正常な学習を排斥しない。中国の技術導入プロセスは企業間の自発的な取引であり、知財権を「国家化」「西洋化」させるのは大きな間違いだ。
ファーウェイは中国で最も優秀なハイテク企業の一つであり、すでに世界5Gネットワーク技術のリーダーになっている。ファーウェイは「窃盗」により誕生したのだろうか。欧州と日本の人々には、米国人の言うことを聞きファーウェイに先入観を持たないよう呼びかける。
中国の発展に伴い、西側諸国はより多くの中国市場を手にしようとしており、中国の行いが西側諸国のルールに近づくことを願っているが、これはいずれも理解できる。中国もそのことに積極的な態度を持つが、脅迫による中国「改造」の試みには反対する。
中国の政治制度と価値観は欧州や日本と大きく異なるが、中国の欧州及び日本に対する尊重は米国を大きく上回る。多極化と多国間主義こそがこの世界で最も重要な原則だ。自国の利益を他国の利益の上に置き、一国主義により世界の未来を決めることを、どの国に対しても認めてはならない。この問題について、中国・欧州・日本・各国の利益は一致するはずだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月20日
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