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・欧州議会選前に反EU勢力集結 「国家主権 取り戻せ」〜参加者「市民が貧しく」「各国の文化 だめにした」/nhk
2019年5月19日 5時32分海外の選挙
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190519/k10011921291000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_001
ヨーロッパ議会の選挙を前に、EU=ヨーロッパ連合に懐疑的な立場をとる加盟各国の政党の党首たちがイタリアに集まり、国家の主権を取り戻して移民や難民の受け入れを止めるなどと訴えました。
EUの政策決定に関わるヨーロッパ議会は5年に1度の選挙が今月23日から26日にかけて加盟国ごとに行われ、EUに懐疑的な勢力がどこまで躍進するかが焦点となっています。
選挙を目前に控え、イタリア北部のミラノで18日、12の加盟国からEUに懐疑的な立場をとる政党の党首たちが一堂に会し、大規模な集会を開きました。
集会を呼びかけたイタリアの右派政党の党首のサルビーニ内相は演説で「ヨーロッパ全体にわれわれの国境管理の政策を適用させる。そうすれば誰も許可なく入国できない」と述べ、EUから国家の主権を取り戻し移民や難民の受け入れを止めるなどと訴えました。
フランスの極右政党「国民連合」のルペン党首やオランダの極右政党「自由党」のウィルダース党首もそろってEUの移民政策を批判しました。
ヨーロッパでは移民や難民の受け入れの負担が大きいなどとしてEUの政策に不満が高まっていて、EUに懐疑的な勢力は、こうした不満を取り込む形で支持を広げています。
参加者「市民が貧しく」「各国の文化 だめにした」
EU懐疑派の集会に参加した人たちからはEUの在り方に対する不満の声が相次ぎました。
イタリアの30代の男性は「EUという強制的な連合は経済を低迷させ、イタリアを含め多くの国々の文化をだめにしている」と述べてEUの共通のルールが各国の特色を失わせていると不満をあらわにしました。
60代の女性も「ヨーロッパの団結は権力を持つ少数の人間によって破壊されている」と述べて、EUの政策が各国の対立を招いていると批判しました。
フランスの男性は「今のヨーロッパには納得していない。市民はどんどん貧しくなっている。各国が主権を取り戻すべきだ」と話していました。
・EU議会選挙 懐疑的な勢力 どこまで議席増やすか/nhk
2019年5月16日 5時11分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190516/k10011917491000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001
EU=ヨーロッパ連合の加盟国で作るヨーロッパ議会の選挙が来週23日に始まります。選挙の結果はEUの統合の行方や移民問題など今後の政策を左右するだけに、支持を伸ばしているEUに懐疑的な勢力がどこまで議席を増やすかが焦点です。
ヨーロッパ議会選挙の投票は、来週23日にイギリスとオランダで始まり、26日まで加盟国ごとに行われます。
選挙は5年に1度行われ、離脱を決めているイギリスを含む28か国から、合わせて751人の議員が選ばれます。イギリスは、本来、選挙までに離脱しているはずでしたが、離脱の手続きを終えることができなかったため、選挙に参加することになりました。
ヨーロッパ議会は現在、EUの統合を支持する中道の2つの会派で401議席と過半数を大きく上回っていて、EUは安定した政策を推進してきました。しかし最新の世論調査によりますと、今回は316議席と過半数には届かない見通しです。
一方、国の主権の回復など自国第一主義を掲げるイタリアやハンガリーの与党、それにフランスやスペインの極右政党などEUに懐疑的な勢力が支持を伸ばしていて、合わせて255議席と全議席の3分の1を獲得する勢いです。
こうした勢力が支持を拡大すればEUの統合にブレーキがかかる可能性があるほか、移民をめぐる問題など重要な政策にも影響するとみられ、どこまで議席を増やすかが焦点です。
EU議会選挙とは
ヨーロッパ議会選挙は5年に1度、加盟国ごとに投票が行われます。有権者はおよそ4億人で、751の議席は人口に応じて、国ごとに割り当てられています。
最も多いのはドイツの96議席、最も少ないのはルクセンブルクやキプロスなどの6議席です。
ヨーロッパ議会では、政治信条を同じくする各国の議員が、国家を横断する形で会派を作り、活動を行います。
投票は来週23日、イギリスとオランダで始まり、最終日の26日には、ドイツやフランス、イタリアなど21か国で行われます。
開票結果は、最終日の26日にまとめて発表されることになっています。
拡大するEUに懐疑的な勢力
今回の選挙ではEUの統合に反対し、国境管理の強化など国家の主権を強く主張するEUに懐疑的な勢力が全体の3分の1を上回る議席を獲得する勢いです。
これは内戦が続くシリアやアフリカなどからヨーロッパに押し寄せた難民や移民の受け入れをめぐり、EUの移民政策への不満が高まっている現状を反映したものとみられています。
EUが去年11月、すべての加盟国で行った世論調査では「EUが抱える最大の課題は何か」という質問に対し、「移民問題」と答えた人が最も多く、40%に上りました。
前回5年前の選挙でも移民の排斥を掲げる極右政党など、EUに懐疑的な勢力が支持を集めましたが、今回、大きく異なっているのがその主張です。
離脱が争点となっているイギリスを別にすれば、EUやユーロ圏からの離脱を主張する政党はありません。背景にはイギリスのEUからの離脱の交渉が難航していることがあるとみられています。
イギリスでは、離脱交渉の過程で国内が長期にわたって混乱し、将来的に、ばく大な経済的損失が出ることが予想されるなど、離脱のデメリットが次々と明らかになりました。
このため、EUに懐疑的な勢力はEUにとどまったうえで、内部から統合を阻止する戦略に変更したのではないかとみられています。
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