政治小人のお粗末な行為 朝鮮中央通信社論評 【平壌4月18日発朝鮮中央通信】政治小人である日本が、大勢に逆らいながら日を追って馬鹿のように振る舞っている。 昨年、われわれのいわゆる海上での瀬取りの可能性について喉がかれるほどけん伝してきた日本が、今年も「海上取り引き疑惑」に卑劣に執着しながら世界の非難を自ら請っている 日本の外相は先日、フランスで行われたG7外相会議でまたもや対朝鮮「制裁決議」の徹底した履行と船舶間瀬取りを通じた北朝鮮の原油購入試みの遮断のために緊密に協力することを諸国に哀願した。 一方、内閣官房長官は5月に予定されている国連会議で誰それによる「日本人拉致問題」の解決のための国際的支持を誘導すると言い立てている。 今、国際的な対朝鮮圧迫共助システムを維持、強化するために無分別に奔走する日本の振る舞いは、朝鮮半島情勢の流れから完全に押し出された連中のお粗末な行為として、国際社会の嘲笑(ちょうしょう)だけを買っている。 世界が注目するように、歴史的な最高人民会議第14期第1回会議では朝鮮革命の特殊な環境とこんにちの複雑な世界情勢の中で朝鮮が自主権と尊厳をしっかり守り、真の繁栄を成し遂げるために確固たる自主的立場に立って自力を強化し、自力で社会主義を建設していくという変わらない国家建設の根本原則が再度確認された。 敵対勢力の制裁の突風を自立、自力の熱風で一掃しながら、社会主義強国の建設を力強く推し進めているわが国家をそんなたわいない行為であえて驚かすことができると思うこと自体が極めて愚かである。 今、広範な国際社会は敵対勢力の制裁・圧迫の中でも自主の旗印を高く掲げて国の安全と人民の幸福を頼もしく保証し、朝鮮半島と地域の情勢を緊張緩和と平和、発展へと力強く促すわが朝鮮に固い支持と連帯を送っている。 ところが、大勢を見きわめられない狭量な日本の反動層だけは意地悪くも古びた対決策動に執着し続けて、なんとしても形勢をひっくり返そうとやっきになっている。 日本政府は、「国際的共助による既存の対朝鮮圧迫政策を変わることなく推進」することを政策化し、対朝鮮制裁策動を日々強化している。 問題は、これによって日本が得るものが何かというところにある。 こんにち、安倍一味が対朝鮮敵視的妄動によって得たものは自ら招いた国際政治舞台での孤立という結果しかない。 その原因は、日本が世界の志向に背ちして今まで朝鮮半島の情勢悪化を自分らの軍事大国化策動を合理化する口実に利用してきたからである。 20世紀に人類に反対する侵略戦争を起こして特大型の反人倫犯罪を働いた戦犯国である日本は、朝鮮半島の情勢悪化を口実にして国際社会の面前で公然と軍事大国化に拍車をかけてきた。 日本の反動層が執ように起こしている海上監視騒動も、朝鮮半島の情勢をなんとしても悪化へと誘導して軍国化策動の名分を立て、国際社会から疎外された自分らの境遇を免れようとすることである。 愚鈍で愚かな日本が引き続き無分別に振る舞うなら、願うことが何であれ、永遠に国際的独りぼっちの境遇を免れないであろう。−−− 朝鮮外務省米担当局長が朝鮮に対するあらゆる妄言と詭弁を連日並べ立てている米国務長官を糾弾 【平壌4月18日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省のクォン・ジョングン米担当局長は、最近、米国務長官ポンペオがわれわれに対するあらゆる妄言と詭弁を連日並べ立てていることで18日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。 朝鮮民主主義人民共和国国務委員会の金正恩委員長は最高人民会議第14期第1回会議で行った歴史的な施政演説を通じて、朝米関係と核問題の解決に関する原則的立場を明らかにし、今年の末までは忍耐強く米国の勇断を待つつもりであると述べた。 これについて、米国が今年の末前に計算法を変えて応答措置を講じるべきであることと万人が明白に理解している時に、米国務長官ポンペオだけが年末まで米朝間の実務協商を終えることを意味すると寝言のような言葉を述べて人々の嘲笑(ちょうしょう)を買っている。 ポンペオがこのような言行をこととしているのが本当に言葉をまともに聞き取れなかったためか、さもなければ意図的に聞き取れないふりをするのかその底意は分からないが、彼が本当に聞き取れなかったなら、これはたいへん危険極まりないことである。 彼の行動が意図的なものなら、小説作家のように虚構をよくつくり上げる特技を生かして、まるでわれわれが求めるのが年末まで実務協商だけを終えることであるかのようにその意味を訛伝(かでん)させ、米国が年末まで行動すべきだという拘束感から脱しようとする愚かな計算にすぎないと思う。 わが国務委員会委員長が言明したように、米国は今の工夫ではわれわれを少しも動かせないであろう。 ポンペオはこれまで、平壌を訪れてわが国務委員会委員長の接見を数回にわたって受けて非核化を哀願しておいて、振り返っては先週に行われた議会公聴会でわれわれの最高の尊厳を冒とくする妄言を吐くことで自分の低質の人となりを自らさらけ出し、理性をもった人々を驚愕させている。 この機会に、わが国務委員会委員長が施政演説で言明した対米立場に盛り込まれている意味を今一度ポンペオに明白にしておく。 その意味は、米国はわれわれを核保有国になるようにした根源、非核化を阻む障害物を自分の手で今年の末まで取り除くべきだということであり、そのようにならない場合、朝鮮半島の情勢がどのように広がるかは誰も予測できないということである。 ポンペオが勝手に言葉をつくり上げ、朝米関係の全般を意のままに揺すぶって自分の人気を上げてみようと画策している中でも幸いなことは、わが国務委員会委員長とトランプ大統領の個人的な関係が依然として良好なことであり、国務委員会委員長がトランプ大統領と親しく付き合うことについてうれしく思っていることである。 ハノイ首脳会談の教訓に鑑みても、事がうまく運ばれていてもポンペオだけが介入すれば事がもつれて結果物が駄目になったりするが、今後も私が懸念するのはポンペオが会談に関与すればまた形勢が乱れ、事がもつれかねないという点である。 したがって、今後も米国との対話が再開される場合にも、私はポンペオではなくわれわれとの意思疎通がより円滑で、円熟した人物がわれわれの対話の相手に出ることを願うだけである。−−− http://www.kcna.kp/kcna.user.home.retrieveHomeInfoList.kcmsf
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