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事実を知ることへの弾圧は強化中
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2019年4月 7日 マスコミに載らない海外記事
2019年4月5日
Paul Craig Roberts
Information Clearing Houseからのニュース
私はトム・フィーリーからメールをもらったばかりだ。
「何通も電子メールを送り、何度も電話やファクスをしても回答が得られず、我々のウェブサイトが停止している理由がわからない。
「実にいらだたしいのは、私がCパネルから締め出されていて、別の会社のサーバーに移転するのに必要なファイルにアクセスできないことだ。
「18年もの顧客に警告もせずに、会社がそういう扱いをするのはいらだたしく腹立たしい。
「感謝すべきことに、技術力のあるICH支持者が私を支援してくれており、月曜日までにすべてが通常に戻ると期待している。」
Information Clearing Houseのホスティング会社が、トム・フィーリーに対応しなかったのは不思議だ。法律的には、ホスティング会社は、ウェブサイト所有者に、ウェブサイト運営をやめることに決めたと言えたはずだと思える。ホスティング会社は、彼のウェブサイト・コンテンツへのトム・フィーリーのアクセスを阻止し、実質的に、ICHコンテンツを盗むことが可能であってはならない。
さらに、倫理的に、ホスト企業はICHが新ホストに移行の時間的余裕を与えるべきだ。
もしこれがホスティング会社による行動であるなら、皆がその会社に抗議し、ボイコットできるよう、どの企業かをトムは我々に語るべきだ。実際、ホスティング会社は訴訟されるかもしれない。
ホスティング会社には責任がなく、説明できないことはあり得る。ICHが消えたのは未熟な他人に問題を起こすのを楽しむ自己陶酔的ハッカーのしわざかも知れない。CIA、NSA、イスラエルロビー、あるいはアイデンティティ政治怪物、いずれかのしわざかも知れない。デジタル世界の不具合かもしれない。自動運転車の登場を待とう。CNNやMSNBC、NPR、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストやワシントンやロンドンを信頼できないのと同様、デジタル世界は信頼できないのだ。
支配者連中が使う、本当の狙いを隠すための管理された言説に異論をさしはさむ、真実を語るあらゆる人々に対する断固とした攻撃があるのは当然の事に思える。つい最近も、私のサイトのインタビューが全て消えた。幸い、それらを回復し、追加バックアップすることが可能だった。
制御されている言説に対する別言説を提供するための個人的負担も、経費も上昇している。難題を引き受けて、真実を主張し告げる危険を引き受けるのをいとわないサイトを、読者が支持しなければ、真実は消えるだろう。
いずれにせよ、真実は消えるかもしれない。真実を語っているウィキリークスを断固破壊すると決意しているワシントンにはめられて、ジュリアン・アサンジが実質的に何年も、ロンドンのエクアドル大使館に拘束されているのをお考え願いたい。売女マスコミは、憲法上の権利と、政府の責任を問うジャーナリストの任務を弁護するのではなく、圧制者と協力して、ジュリアン・アサンジを破滅させようとしている。それでもまだ、売女マスコミの情報に頼る多くの無頓着なばか者がいる。
検閲強化のほかに、若い世代の間で、まさしく客観的事実という概念が消えていることに私は気が付いた。彼らは真実を、単に特定アイデンティティーの関心の表現と見ているのだ。人種的真実、性的真実、性的志向の真実や、どうやら、年齢的な真実がある。より若い世代、あるいは彼らの多くは、説明と正当化の違いがわからないのだ。もしあなたが彼らに何かを説明すると、彼らは、あなたがそれを擁護しているか、それを支持しているか、あなたの信念だと思うのだ。言い換えれば、事実と論理的な説明を基盤とするやりとりが不可能になっているのだ。
欧米世界の多くがこういう考え方に陥っていると私は思うが、世界の他の国々でも事実なのかもしれない。
考え、その理由を述べる能力の劣化は、科学そのものでさえ起こっている。例えば、経済学で、新自由主義経済とグローバリズムを批判する人々は無視される、彼らの主張には反論されないままおかれる。知性の研究では、遺伝的な根拠には言及しない。科学の外部から、科学そのものが、男性が作り出した白人至上主義に奉仕するものだとされる。
実際、教育は、欧米文明や科学のような「白人の創造物」をくつがえすことに精力を傾ける洗脳作戦になった。異性愛の白人男性が憎悪対象になっている。彼らは、大学の入試や雇用、企業の雇用や昇進、軍でさえ、決まったように差別され、報道によれば、人種と男女比の均衡が実現するまで、白人男性の昇進は多かれ少なかれ保留される。
「白人」擁護は許されない。擁護すれば、その人が「白人至上主義」だという証明になる。非論理的な二重基準は至るところで明白だ。白人だけが「ヘイト・スピーチ」と「ヘイトクライム」で有罪なのだ。白人は、ありとあらゆる言葉で罵られ、世界中のあらゆる悪に責任があると非難される。白いDNAは「忌まわしい」と宣言された。テキサスの学生新聞が言ったように、白人が死に絶えれば、世界は自由になるだろう。実際、白人は「存在してはいけないのだ」。
「優先少数派」に、同じことを言ってみて頂きたい。
非難が、理性的な議論や事実を基礎とする議論にとって代わった、というのが結論だ。そういう状態で、どうして真実が現れることができようか? 年寄り世代が死んだ後、客観的事実という概念が生き残るとは到底思えない。
Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼 の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。
記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2019/04/05/the-growing-opposition-to-factual-knowledge/
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