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ワールド2019年3月20日 / 05:59 / 6時間前更新
英首相、EUに離脱期日の延期要請へ 協定案の議会再採決は困難
Reuters Staff
2 分で読む
[ロンドン 19日 ロイター] - 英下院議長が議会で否決された欧州連合(EU)離脱協定案の再採決はできないとの見解を示し、同案の再採決の実現が難しくなったことを受け、メイ首相はEUに対し29日に迫っている離脱期日を少なくとも3カ月延期するよう要請する公算が高まった。
バーコウ下院議長は18日、議会で否決された離脱案と同じ案を再び採決することはできないとの見解を表明。これを受けメイ首相が目指していた離脱協定案の再採決の実現が難しくなっており、21─22日のEU首脳会議で英国の離脱延期を巡る最終決定が見送られる可能性が高くなっている。
賛成52%、反対48%で離脱方針が決まった2016年の国民投票から約3年。離脱期日が10日後に迫り、先行き不透明感が一段と高まる中、メイ首相がトゥスクEU大統領に対し、離脱期日の延期を要請する書簡を19日か20日に送付することが首相報道官の話で明らかになった。報道官はどの程度の期間の延期を要請するのかについては明らかにしなかったが、できるだけ短期間にとどめるとしている。
一方、英BBC放送の政治担当エディター、ローラ・クエンスバーグ氏はこの日の閣議を受け、「メイ首相はEUに対し離脱期限の延期を要請する書簡をきょう送付する。離脱期日の6月30日までの延期を要請し、離脱を最大2年先送りする可能性についても要請する」とツイッターに投稿した。
EU首脳会議が21─22日に迫る中、加盟国は離脱期限の2─3カ月の延期、もしくはより長期的な延期の2つの選択肢を検討。
英離脱を巡るEUのバルニエ首席交渉官は、メイ首相の離脱協提案が議会で批准される確率が高まる場合のみ、延期は理にかなうとの見解を表明。長期にわたる延期はEUにとって経済的、政治的な重しとなるとの見方を示したほか、メイ首相は短期的な延期と長期的な延期の双方を同時に要請することはできないとの立場も示した。
ドイツのメルケル首相は、残された時間は残り少なくなっているとしながらも、英国がEUと条件などで合意した上で離脱できるよう、29日の期日まで努力を続けていく姿勢を表明。このほかこの日は、仏大統領府の当局者がいかなる離脱延期の要請も明確で堅固な理由が必要との考えを示した。
EU加盟各国は英国の対応が二転三転することに疲労感を覚えながらも、期日の29日に条件などで合意しないまま英国を離脱に追いやることはしないとみられている。
https://jp.reuters.com/article/brexit-may-seek-delay-idJPKCN1R02MO
英首相に3週間猶予−延期3カ月か来年までか決断迫るとEU高官
Ian Wishart
2019年3月20日 5:02 JST 更新日時 2019年3月20日 9:16 JST
• 長期延期か3カ月後に「合意なき離脱」の危険冒すか判断する必要
• 首相が賭けに出て失敗してもEUが再延期を認めないのはほぼ確実
メイ首相
Photographer: TOLGA AKMEN/AFP
メイ英首相は欧州連合(EU)離脱について、2020年になるまで延期するか、3カ月後に「合意なき離脱」の危険を冒すか、4月半ばまでに決断するようEUから迫られる可能性が高い。EUの高官の1人が明らかにした。
EUが21、22日にブリュッセルで開く首脳会議では、現在の離脱合意案を7月までに議会で通す可能性に賭けるかどうか、3週間以内に決めるようメイ首相に最後通告が突き付けられることになりそうだ。
EU高官によれば、メイ首相ができると判断し賭けに出れば、裏目となった場合でも、離脱延期を求めるさらなる要請をEUが拒否するのはほぼ確実であり、7月に合意なき離脱のリスクが生じる。3カ月で議会の承認を得ることは無理だと首相が判断すれば、EUは来年以降への延期を認める方向とされるが、英国内で政治的に有害な影響が予想される。
バーコウ英下院議長が、大幅な修正がない限りメイ首相の離脱案の3度目の採決を許可しないと今週発表したことで、首相の離脱戦略は機能不全に陥った。しかしEU当局者らは、離脱案の英議会通過を目指す首相を助ける努力を続けており、これを「プランA」と位置付けている。離脱延期長期化の可能性が離脱推進派の政治家を恐れさせ、離脱案への支持を促すとEU当局もある程度期待しているという。
EU高官によると、英議会の離脱推進派に延期を受け入れ難くするため、何カ月も離脱が延期されても、現在の離脱協定案の再交渉は受け入れられないとEU首脳らはあらためて主張する公算が大きい。
複数のEU当局者によれば、メイ首相が今の議会の行き詰まりをどのように打開するか明確な説明を行う場合に限り、EU首脳は長期の離脱延期を認める見通し。英国との離脱交渉を担当するEUのバルニエ首席交渉官は、19日にブリュッセルで開かれたEU各国政府の会合で、「新たな国民投票か選挙の予定」という形もあり得ると語った。
What’s Next for Brexit?
原題:EU Said to See Mid-April Date for U.K. to Decide Brexit Fate (1)(抜粋)
(バルニエ首席交渉官の発言などを追加して更新します.)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-19/POMM8W6VDKHS01
英EU離脱、次の展開は−サミットや離脱期限など重要日程めじろ押し
Emma Ross-Thomas
2019年3月20日 3:53 JST
英国の欧州連合(EU)離脱予定日が迫る中で、メイ首相はいまだに自らの離脱案を議会で成立させることに奮闘している。首相は3月29日の離脱期限を乗り切ったとしても、3カ月後に再び正念場を迎えそうだ。
今後の主要日程は以下の通り。
3月21−22日
EU首脳会議。EU首脳は英国の離脱延期を認めるとみられるが最終決定は下さず、メイ首相にもう一度、議会採決を実施する機会を与える見通し。ただ、英下院のバーコウ議長が採決を許可することが条件になる
3月25日
メイ首相はこの日、EU離脱の選択肢について議論することを議会に約束している
3月25−29日
この週、メイ首相は自らの離脱案を再び議会採決にかける可能性がある。議会に問う内容は、自らの案を支持するか、EU離脱を長期延期するかの二者択一になるとみられる。首相案が否決されれば、EUは離脱延期を正式決定する
3月29日
英国の離脱予定日。ただ、偶発的な合意なき離脱が起こらない限り、何も変わらないという結果になる公算が最も大きい
What’s Next for Brexit?
4月12日
英国は欧州議会選挙を公示しなければならず、それまでに法整備を終えておく必要がある。公示がなされず、EU離脱合意への進展が見られていない場合は再び危機モードに入る。市場の変動が拡大する恐れがある
4月18日
欧州議会が解散し、7月2日までEUと英国の離脱合意を批准することができなくなる
5月23−26日
欧州議会選挙
7月1日
英国が欧州議会選挙に参加せず離脱合意も成立していない場合は、EU加盟国としての資格を失い、法的に曖昧な状態に置かれる
7月2日
欧州議会が開会、新たな任期入り
原題:What Next in Brexit? Two Cliff-Edges and a Summit: The Timeline(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-19/POMJYL6VDKHS01?srnd=cojp-v2
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