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ビジネス2019年3月15日 / 11:52 / 14時間前更新
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ボーイング、米中協議絡みの大量受注期待に暗雲
Reuters Staff
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[シアトル/パリ/上海 14日 ロイター] - 米政府関係者らは、米中貿易協議に関連して中国が間もなく米航空機大手ボーイング(BA.N)の旅客機を近く大量受注すると期待していたが、エチオピアで墜落事故を起こした737MAXを中国が運航停止としたことで、期待に冷や水が浴びせられた。複数の業界筋が明らかにした。
米中協議が一定の進展を見せたここ数週間で、中国がボーイング機を100機以上、100億ドル超相当を定価で発注する可能性が浮上していた。
関係筋らによると、両国が貿易戦争を繰り広げてきた間、中国の公的部門が購入を抑えてペントアップ需要(繰り越し需要)が積み上がっていた兆しがあるのに加え、中国民間部門も2018年にボーイング機を1機も発注していないことから、大量発注の期待が高まった。
しかし中国が737MAXの運航停止を決めたことで、発注がいつになるか不透明になったと関係筋らは言う。
ティール・グループの航空アナリスト、リチャード・アブラフィア氏は「中国はボーイングにとって最大の輸出市場なので、今回の問題が(米国側の)懸念材料リストに載ったのは間違いない」と語る。
中国は10年以内に米国を抜いて世界最大の航空市場となると見られている。同国はボーイングに加えて欧州エアバス社の航空機を大量に購入するとともに、国内でも航空機事業の育成に投資してきた。
現在、ボーイング機の4分の1は中国が購入している。同社は中国が今後20年間で自社製ジェット機7700機、1兆2000億ドル相当を発注すると予想している。
中国はこれまで、重要な外交イベントに合わせて定期的に大量の旅客機を発注してきた。例えばトランプ米大統領による2017年の訪中時には、ボーイングのジェット機を300機購入する取り決めを結んだ。
ただアナリストによると、これは新規受注だけでなく過去の発注との重複分や、将来的な購入契約を合わせた数字なので、貿易摩擦による影響は把握しにくい。
航空業界で過去に交渉に当たった人物によると、今後新たに大量発注が発表されるとしても、同様の状況が当てはまるかもしれない。
中国は、ペントアップ需要を満たすためにエアバス機の発注を増やす可能性もある。中国の航空会社は、貿易戦争への干渉を避けたいとの考えや景気減速を背景に、エアバス機の発注も抑えてきた。
フランスのマクロン大統領の側近は14日、エアバスが中国と長期間にわたって交渉してきたナローボディー機(通路が1本の航空機)の購入について、契約締結に近づいているとの見方を示した。
米中が防衛戦争を繰り広げる中、ボーイングは中国で事業の足場を広げる一方で、公な商談の場ではトランプ大統領と衝突しないよう、慎重な言動に徹してきた。
(Eric M. Johnson記者 Tim Hepher記者 Brenda Goh記者)
https://jp.reuters.com/article/boeing-us-china-idJPKCN1QW09V
ボーイング、737MAXソフト修正で多額の費用発生も−アナリスト
Alan Levin、Richard Clough、Mary Schlangenstein
2019年3月16日 17:15 JST
エチオピア航空機墜落事故を受けて世界中で運航停止となっている旅客機737MAXのコンピューター飛行制御システムの修正に伴い、米ボーイングは何十億ドルもの費用を負担する可能性がある。
カナコード・ジェニュイティーのアナリスト、ケン・ハーバート氏によれば、解決に6−8週間かかった場合、ソフトウエア修正だけで費用は5億ドル(約560億円)前後に上る場合がある。
当局の運航停止措置が続けば、納機の遅れや航空各社への補償で1カ月ごとに費用はさらに20億ドル上積みされる可能性があると、ハーバート氏は語った。納機が速やかに再開されれば、ボーイングは費用の多くを回収することができる。
だが同氏によると、これは最善のシナリオであり、エチオピア航空機事故の調査で新たな問題などが見つかれば、ソフト修正費用は「大幅に膨らむ恐れがある」という。
原題:Boeing Software Fix to Max Will Be Costly Following Twin Crashes(抜粋)
737MAX墜落現場、原因究明の手がかりとなる部品を発見
Alan Levin
2019年3月15日 22:55 JST
部品は急降下するよう設定されていた可能性を示唆−関係者
事故機のブラックボックス、パリで解析作業始まる
エチオピアで墜落したボーイング737MAXの残骸から見つかったスクリューのような部品が、墜落直前の状況を究明する手がかりとなっている。一方、現場から回収された事故機のブラックボックスは、パリで解析作業が始まった。
調査状況に詳しい関係者によると、発見されたのは機首の角度を調整するトリムと呼ばれる装置に使用される「ジャックスクリュー」と呼ばれる部品。この部品の状態から、機体が急降下するよう設定されていた可能性が初期段階の調査結果で示唆されたという。
衛星データの分析結果にこの部品の発見が加わり、米連邦航空局(FAA)は昨年10月に同機種が起こした事故と今回の事故との類似性を認め、運航停止に踏み切った。関係者は事故調査の内容に関する話だとして、匿名を条件に語った。
Emergency Services Work At The Crash Site Near Bishoftu Of Ethiopian Airlines ET302 To Nairobi
エチオピア航空ET302便の墜落現場で作業する調査員ら写真家:Jemal Countess / Getty Images
原題:Crash Wreckage Yields Clue as Work Begins on 737’s Black Boxes(抜粋)
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ドイツ銀:人材確保の手当て、プログラム見直しに応じず−関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-15/POESLJSYF01S01
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