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米 5年後にサウジに次ぐ世界2位の石油輸出国に IEA見通し/nhk
2019年3月16日 4時40分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190316/k10011850431000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_006
シェールオイルの採掘が盛んなアメリカは今後、石油の生産量をさらに伸ばし、5年後にはサウジアラビアに次ぐ、世界2位の石油輸出国になる見通しです。
IEA=国際エネルギー機関は2024年までの石油市場の見通しをまとめました。
世界の主な産油国はそろって生産量を伸ばしますが、最も油田の開発が進むのはアメリカです。1日当たりの生産量は400万バレル増えて、世界全体の増産量の7割をアメリカが占める見通しです。
この結果、アメリカは2021年には石油の純輸出国となり、5年後の2024年までにはロシアを抜いてサウジアラビアに次ぐ、世界2位の石油輸出国になる見通しです。
これに対して、サウジアラビアを中心にしたOPEC=石油輸出国機構は制裁を受けるイランや政治的な混乱が続くベネズエラの生産量が伸び悩むことから、市場に及ぼす影響力は弱くなっていくということです。
IEAは「国際的な石油市場は大きな変革の時代を迎えている」と指摘しています。
今後の石油の需要は、電動化が進む自動車産業で減る一方で、化学の分野で拡大が続き、中国をはじめアジアで需要が伸びると予測されています。
原油価格は安定化か
IEAの将来見通しは、原油生産量がアメリカなど、主にOPEC以外の国で増えると予測しています。専門家は石油を多様なルートで調達できるようになるため、原油価格の安定につながると予想しています。
原油価格は国際的な原油取り引きの指標となるWTIの先物価格で見ますと、ことしに入って徐々に値上がりし、現在は1バレル=50ドル台後半で取り引きされています。
今後の世界の原油生産について、アメリカの投資銀行「スタイフェル・フィナンシャル」のステファン・ジェンガロ氏は「アメリカの生産量は順調に伸びていくと見ている。これに対して、OPECは原油価格を1バレル=60ドルから65ドル程度に維持したいので、減産を続けるのではないか」と述べました。
そのうえで原油価格の見通しについて、ジェンガロ氏は「中期的には1バレル=50ドル台の半ば、長期的には60ドル前後と見ている」と述べ、原油価格が大幅に上昇することはないと予想しています。
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