＜ベネズエラ報告＞飢えたる民は革命に立ち上がれるのか　米国介入は第２のシリア化（田中龍作ジャーナル）赤かぶ

＜ベネズエラ報告＞飢えたる民は革命に立ち上がれるのか　米国介入は第２のシリア化（田中龍作ジャーナル）
http://www.asyura2.com/19/kokusai25/msg/647.html
投稿者赤かぶ日時 2019 年 3 月 11 日 18:20:30: igsppGRN/E9PQ　kNSCqYLU

【ベネズエラ報告】飢えたる民は革命に立ち上がれるのか　米国介入は第２のシリア化
http://tanakaryusaku.jp/2019/03/00019767

2019年3月11日 17:21　田中龍作ジャーナル

マドゥロ退陣を求める市民は、ベネズエラ空軍最大のラカロタ基地にデモをかけた。星条旗が翻る。米国の影がちらついた。＝2月、カラカス市　撮影：田中龍作＝

　ファン・グァイド国会議長が国民に反マドゥロ政権デモへの参加を呼びかけたようだ。

　停電と食料難で疲弊した人々が果たして立ち上がれるのだろうか。

　田中はベネズエラ滞在中からそれが大きな疑問だった。ベネズエラ情勢とは対称的なエジプト市民革命（2011年）を思い出す―

　30数年に及ぶムバラク独裁政権を倒したエジプト市民革命では、約10万人が18 日間にわたってタハリール広場を埋め尽くした。

　人々は戦車の下に体を入れて、軍が動けないようにした。エジプトの民はそれほど飢えていなかったのである。イスラム世界最大の互助組織であるムスリム同胞団が面倒を見ていたからだ。

　話をベネズエラに戻そう。民衆の蜂起がなければ革命ではなくなる。仮にマドゥロ大統領を追放できたとしても、米国の介入によるクーデターに過ぎない。

広大なタハリール広場は人々で埋め尽くされた。座り込みは独裁政権が倒れるまで続いた。＝2011年、カイロ　撮影：田中龍作＝

　エジプトとベネズエラの最大の違いは親米政権であるか否かだ。エジプトは親米政権だ。軍の兵器もフランス製とアメリカ製だ。

　アメリカがムバラク政権を見限ればいつでも革命が起きる状態だった。

　ベネズエラは親ロ・親中で反米政権ときている。米国がベネズエラで簡単にクーデターを起こせない理由がここにある。

　ベネズエラ軍の兵器はロシア製と中国製だ。ロシアはカリブ海に浮かぶベネズエラ領の島にミサイル基地を設ける予定である。

　ロシアと中国は自らの権益にかけて、米国介入によるクーデターを阻止するだろう。プーチン大統領がマドゥロ政権を見限れば、話は違ってくるが。

　気になるのは中南米最大の武装組織FARC（コロンビア革命軍）の動きだ。

　犯罪組織専門サイト「InSight Crime」によると、ベネズエラ24州のうち13州ですでにFARCの存在が確認されている。隣国コロンビアから越境してきたのだ。

　FARCはマドゥロ政権とコカイン取引を通じた“提携関係” にあるため、ベネズエラでの活動は容易だ。

　FARCはベネズエラのあちこちでいつでも戦闘に入れる。

　米国がヘタに軍事介入すれば、ベネズエラは第２のシリアとなる。

　　　　～終わり～

気になるのは中南米最大の武装組織FARC（コロンビア革命軍）の動きだ。犯罪組織専門サイト「InSight Crime」によると、ベネズエラ24州のうち13州でFARCの存在が確認されている…

新記事『【ベネズエラ報告】飢えたる民は革命に立ち上がれるのか　米国介入は第２のシリア化』https://t.co/pOIoAiSCCp
— 田中龍作 (@tanakaryusaku) 2019年3月11日

コロンビアがWFPに支援要請してるみたいですけど、ベネズエラ国内の人々も緊急支援するべきだと思う。
日本政府は東日本大震災の支援の返しをしなきゃ。
①https://t.co/VjdCrOl8n1

②https://t.co/YQh2XxKnpO

③https://t.co/Jykga04ESW

④https://t.co/Dfu5DGe8ki

⑤ https://t.co/QRHm7nbO6N
— ボギーテコンドー (@unitesapiens) 2019年3月11日

【ベネズエラ報告】飢えたる民は革命に立ち上がれるのか　米国介入は第２のシリア化https://t.co/ysbiUGACcq民衆の蜂起がなければ革命ではなくなる。仮にマドゥロ大統領を追放できたとしても、米国の介入によるクーデターに過ぎない。米国がヘタに軍事介入すれば、ベネズエラは第２のシリアとなる。 pic.twitter.com/xcWkSq7Tuu
— oohira ataru (@ttammakko) 2019年3月11日