http://www.asyura2.com/19/kokusai25/msg/617.html
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汚職まん延に高まるロシア国民の不満
ロシアのプーチン大統領への国民の支持が、就任以来、最低水準で低迷している。世論調査では、プーチン大統領の信頼度は、この1年あまりで半減。その背景にあるのが、長引く経済制裁による景気悪化に加え一層ひどくなる汚職問題だ。さらに、起業家など社会に台頭する新たな中間層を中心に高まる反発が影響しているものとみられる。市民の不満はプーチン政権の今後に影響するのか、汚職の実態を通して徹底分析する。
http://www6.nhk.or.jp/kokusaihoudou/bs22/index.html
「悪夢だった」 拘束されたロシア反汚職デモ参加者、経験語る
2017年03月30日
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ロシア各地で今月26日に行われた反汚職デモでは数百人が拘束されたが、デモの様子を伝える報道各社の写真の中でも、整った身なりの若い女性が警察に手足をつかまれ連行される状況をとらえた一枚がひときわ関心を集めた。
BBC取材班は、写真に写っていた女性、オルガ・ロジナさんに警察に連行された時の話を聞くことができた。
https://www.bbc.com/japanese/video-39427180
2019年03月07日 07時00分 メモ
ロシアを中心にしたマネーロンダリングシステムで数千億円の資金洗浄が行われていたことが判明
by Pavel Kunitsky
資金洗浄(マネーロンダリング)とは、犯罪組織や汚職を行った政治家、ビジネスマンが違法に着服した資金を偽装した方法で処理し、税金を回避したり安全な場所へ資金を移したりすることを指します。そんなマネーロンダリングのシステムをロシアの投資銀行トロイカ・ディアローグが計画・実行したと報じられました。「Troika Laundromat(トロイカ・コインランドリー)」と呼ばれるこのシステムを用いたマネーロンダリングは、実に数十億ドル(数千億円)規模に上るとみられています。
The Troika Laundromat - OCCRP
https://www.occrp.org/en/troikalaundromat/
The Troika Laundromat: Five Quick Takeaways
https://www.rferl.org/a/the-troika-laundromat-five-quick-takeaways/29803199.html
Q&A: what is the 'Troika Laundromat' and how did it work? | World news | The Guardian
https://www.theguardian.com/world/2019/mar/04/qa-what-is-the-troika-laundromat-and-how-did-it-work
マネーロンダリングでは、合法的なお金と違法なお金を混ぜ合わせ、区別が付かないようにして「洗浄」します。「トロイカ・コインランドリー」には70を超えるペーパーカンパニーが含まれており、複数のソースから集めた洗浄したい資金を、システムに組み込まれた複数の企業間や、時には同一企業内の複数口座内で移動させて洗浄していました。主にロシアの資産家が、西側諸国へ資金を移動させるのに使っていたそうです。
資金移動の大部分はリトアニアの市中銀行であるŪkio bankasを通じて行われていましたが、Ūkio bankasの従業員が金の流れを不審に思うことはありませんでした。Ūkio bankasは資金難に陥ったことが原因で、2013年に当局管理下に置かれています。
「トロイカ・コインランドリー」を運営していたのはトロイカ・ディアローグの独立部門。マネーロンダリングが行われていた2013年までトロイカ・ディアローグのCEOを務めていたのは、アルメニア人実業家で、慈善事業などで西側諸国にも知られているRuben Vardanyan氏でした。
by Olichel
トロイカ・コインランドリーにはおよそ46億ドル(約5000億円)もの資金が投じられており、ほぼ同額が合法的な資金と混ぜ合わされた後で西側の口座へと送金されたとみられています。送金は主に商品の売買契約にもとづいて実行され、Ūkio bankasに記録された取引内容によれば、食料品やテレビ、自動車部品といったものが売買されたことになっていたそうです。しかし、トロイカ・コインランドリーに関わる会社はペーパーカンパニーであり、実際の商品売買は行われなかったと考えられます。
たとえば2004年の3月、Ūkio bankasは20万4000ドル(約2200万円)をラトビアの口座に支払っており、取引の名目は「自動車部品の購入」となっていました。この送金はパナマにあるIndustrial Trade Corpという企業からのものでしたが、Industrial Trade Corpは自動車業界とのつながりがあったわけではなく、その後6年にわたって食品・コンピューター・建材といったものについての取引を行っていたそうです。
トロイカ・コインランドリーに含まれるペーパーカンパニーは、多くがアルメニア人の所有ということになっていました。ただし、多くはモスクワで働く建設作業員やクリーニング業者、理髪店の店主といった、会社とは関わりのない人々でした。
名前を使われていた中の1人がArmen Ustyan氏。トロイカ・コインランドリーの捜査において発見された、パナマの不動産会社に対する4000万ドル(約44億円)の融資に関する書類に、Ustyan氏の署名が見つかっています。Ustyan氏は妻や両親と共にアルメニアのアパートに住んでおり、生計を立てるために季節労働者としてモスクワへ出稼ぎに行き、アパート改装などの建設作業員として働いているとのこと。しかし、組織犯罪・腐敗報道プロジェクト(OCCRP)の取材に対して、Ustyan氏は巨額の取引について全く心当たりがないと述べています。
リトアニアの検察を含む複数の捜査機関はトロイカ・コインランドリーについての捜査を進めていますが、マネーロンダリングの流れは非常に入り組んでいるため、洗浄された資金が最終的にどこへ送金されたのかを突き止めるのは困難だとのこと。すでに複数のロシア人政治家やその親族がマネーロンダリングを行ったと判明していますが、どこの国のどのような法律に違反しているのかを明らかにし、刑事訴追するには気が遠くなるほどの時間がかかる可能性もあるとみられています。
by Maklay62
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https://gigazine.net/news/20190307-troika-laundromat/
- 中国がロシア紙に異例の圧力 経済記事削除を要求し、脅しも うまき 2019/3/07 22:21:10
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